極夜が明ける
☀️先生がメディカルトレーナー探していた頃の🧺家のお話です。
口調や時期などいろいろと違ったり矛盾しているかもしれません。
🧺家と☀先生の関係性が好きで書きました!!
誤字は気づき次第、読み返してあまりにも矛盾していたら内容も修正予定ですのでご容赦くださいませ。
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アニメ二期の放映時期の発表ありましたね。
今からとても楽しみです!!
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過去作品をいいねやブックマークいただきありがとうございます!
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🌊🎁
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「お父さん!司くんからポストカード届いてるよ」
羊が弾んだ声で報告してきた。毎日郵便受けを確認しては心待ちにしていた司くんからのポストカードである。
「司くん今福岡にいるんだって。メディカルトレーナーさんようやく決まりそうだからそろそろこっちに戻ってこれるみたい!やっとだね!長かったよね?もう七月だよ。せっかく中学生になったから制服姿ちゃんと見てもらいたかったのに。もう夏服の時期になっちゃったよ」
羊は頬を膨らませている。
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司くんがメディカルトレーナーとやらを探す旅に出てから早数ヶ月。しばらく家を空けると言われた僕らは背中を押したい気持ちと寂しさとで散々駄々を捏ねた。
僕も羊も寂しいから着いていく!と冗談混じりで言ったが会社や学校があるでしょう!と突っぱねられてしまった。当たり前の反応ではあるが寂しいものは寂しい。なんていったって司くんは実質的に加護家の長男だし僕にとっても癒しの存在だからだ。司くんがなんと言おうと僕も羊もそう思っている。
さすがに全国津々浦々いつ終わるかわからない旅に着いていけない。わかっていはいる。そんななか妥協案として、旅先からポストカードを出してもらうことで落ち着いた。
忙しいのに申し訳ない気持ちもあるけど、司くんの生存報告と仕事だけでなく少しでも旅先で思い出を作ってほしい気持ちがあったからだ。
司くんはこうやって無理にでも約束しておかないと目的以外のことをせずに根を詰めすぎてしまうタイプだ。仕事も大事かもしれないけど、少しでも旅先でリフレッシュしてほしい気持ちがあった。
僕らに押されてなんだかんだ司くんは渋々了承してくれたのだった。
マメな司くんはわりと高い頻度でポストカードを送ってくれた。どのポストカードも司くんらしい丁寧な文字が連なっている。最新のポストカードは食卓に飾って、食事中に羊と司くんの話をしては、まだ帰ってこないのかな寂しいねと話していた。
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今回のポストカードは夏に行われる祭りの写真が印刷されたものだった。
司くんと一緒に三人で祭りに行きたいなと思っていたら羊も同じ事を思ったようだった。
「司くんと一緒にお祭りに行きたい。今年は一緒にお花見も出来なかったし。お仕事だから仕方ないけど加護家の一員なんだから家族サービスをおろそかにしちゃ駄目だよね」
「そうそう。うちの長男として自覚してほしいよね」
「お父さんまたそんなこと言って…。でも私もちょっとそう思う」
人前で司くんの父と名乗ると羊にお父さん恥ずかしいからやめてと怒られてしまうけど、僕は司くんのことを本当の息子のように思っている。
司くんは謙遜するかもしれないけれど、僕たちは司くんに頭が上がらないくらい世話になってきたし、僕らにとってずっと癒しの存在でいてくれているからだ。
芽衣子の妊娠中に親切に助けてくれたあの瞬間の出会いから今日に至るまでずっと。あの出会いがなければ芽衣子も羊もどうなっていたかどうかわからない。芽衣子が闘病生活をがんばれたのは司くんのスケートへのがんばりを見ていたからだし、芽衣子が亡くなったあとの羊が元気を取り戻せたのも司くんのおかげだ。羊が少し病弱だけどここまで大きくなれて、今笑っていられるのは司くんがいたからこそだ。
ずっと司くんの存在に支えられてきたから、少しでも氷の上の世界で報われてほしいと思っているしそのためにだったら出資も厭わないと思っている。そう思っているのに本人は頑なに首を縦に振ってくれない。昔こっそり国民保険料の滞納を支払ったときみたいに、本人に気づかれないように何かしてあげられれば、何かしら応援できればと思っている。
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「帰ってきてからも司くん忙しいかもしれないけど、一緒にやりたいことをたくさんやろう。全部出来るかはわからないけど、お父さんは室内で流しそうめんできる機械ポチっちゃった。後で『何無駄遣いしてるんですか』って怒られちゃうかもだけど」
「じゃあ私はふわふわのかき氷をみんなで食べたい!!」
「どうせ1回しか使わないのにって怒られそうだけど、かき氷機も買っちゃおう!!」
「お花見出来なかったぶんもたくさん思い出作らなきゃ!来年は絶対お花見もしようね。もう夏になっちゃったし海にも行きたいしスイカ割りもしたいかも。あとは花火もしたい!」
「良いね。司くんが驚くくらいたくさんサプライズを用意しておこう。これでもかってくらいたくさん思い出を作ろう」
司くんに怒られるであろう未来を予感しながら、どんなことをしようかと僕らは笑いあった。
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僕は司くんの実の家族についてほとんど知らない。普段から司くんは自分のことを積極的に話すタイプではないからわからないけど、聞こうとするとやんわり話を反らされてしまう。想像するにあまり関係が良くないのだと思う。
血が繋がってなくたって僕らは家族だ。司くんがどう思おうが僕と羊はそう思っている。加護家の一員としてこれからも僕らなりに大切にしていくつもりだ。
司くんはふらっとどこかに行ってそのまま帰ってこなくなるのではと思えるときがある。でもここが司くんの帰る場所だって忘れないでほしい。この家が少しでも司くんにとってのとまり木であれればと思う。
「早く司くんに会いたいね」
今日も僕と羊は太陽の帰りを待つのだった。
コメント
- fujisaki2025年12月1日