light
この作品「憧れの人に出会ったらセクハラされました」は「よだつか」「夜明」等のタグがつけられた作品です。
憧れの人に出会ったらセクハラされました/ユウの小説

憧れの人に出会ったらセクハラされました

5,383文字10分

よだつか芸能界パロ
モデル夜鷹×体操の司おにいさん

2人の出会いの話

⚠ご注意⚠
キャラ崩壊しまくり
カッコいい夜鷹純はいません
司おにいさんの事を初めから性的な目で見ています
司おにいさんにセクハラするのが趣味です
何でも許せる方向け

1
white
horizontal


「みんな元気?司おにいさんだよ! 今日も楽しく体操しよう!」
『はーーーい!!!!』
 スタジオに元気な声が響く。俺の動きを真似て一生懸命に体操する子供達、みんなとっても可愛い!

 俺の名前は明浦路司、26歳。
 14歳の時にテレビで見たモデルに憧れ、自分もこんな風になりたいと強く思った。
 しかしモデルとしての才能がなかった為、フィジカルの強さを生かしてダンサーを目指すことに。
 こちらはオーディションで惜しい所までは行けたのだが、残念ながら仕事に繋げることは出来なかった。
 それでも諦めきれず、家出同然で上京。
 住み込みで雇ってもらえる場所を見つけ、プロのダンサーを目指しながら働いた。
 そしてある日、偶然テレビ局の社長さんと知り合う機会があり『体操のおにいさんにならない?』と声をかけられ、現在幼児向け番組に体操のおにいさんとして出演している。
 子供の頃に目指していた形とは違うが、俺は今の仕事をとても気に入っていた。
「まったねー!」
 子供達と一緒にカメラに向かって笑顔で手を振る。
 『カット!』と声がかかり、今日の収録も無事に終了。ふぅ、とひと息ついて伸びをしていると、じっとこちらを見つめる女の子に気が付いた。
 身を屈ませ「どうしたの?」と聞いてみると、両手を上げてキラキラと瞳を輝かせる。
「つかさおにいさん、たかいたかいしてー!」
「うん、いいよ!」
 それーっ!と大袈裟な掛け声と共にひょいと持ち上げてやると、女の子は満面の笑みできゃー!と喜んでくれる。それを見た他の子供達が「ぼくも!わたしも!」と集まってきた。
「順番だよーたかいたかいしてもらった子から、お母さんお父さんのところに行こうね」
「はーい!」
 ワクワクした顔の子は思い切り、不安そうな子は少し控え目にして、保護者の元へ送り出す。
 全員終わったかな?と周りを見渡すと、すみっこでもじもじしている男の子がいた。
 俺と目が合うとぱっとそらすが、チラチラとこちらをうかがっている。素直に僕もって言えないんだろうなぁ。
 そんな微笑ましい様子に思わずふにゃっと口元が緩む。
 やりたくないならもちろん無理強いはしないが、言い出せなくて後からやっぱりしてもらえばよかったと、嫌な思い出になってしまうのは悲しい。
 俺はしゃがんで男の子に手招きをする。戸惑いながらもトコトコとそばに来てくれた男の子に、優しく問いかけた。
「たかいたかい、してもいい?」
「…………こわくない?」
「他のお友達は怖そうに見えた?」
「……ううん」
「じゃあゆっくりやってみようか?」
 こくんと頷く男の子の両脇にしゃがんだまま手を入れ、ゆっくりと立ち上がる。
 地面が遠くなり顔が強ばる男の子に大丈夫だよと声をかけながら、腕を真っ直ぐ真上に伸ばす。
「たかいたかーい!」
「わぁっ!」
 笑顔ではしゃいでいる男の子の顔を見ると、こちらも胸が暖かくなる。この仕事は俺にとって天職かも知れない。
 ばいばいと手を振りながらお母さんと連れ立って帰る男の子を見送っていると、後ろからパチパチと拍手が聞こえた。
 振り返ると口元にひげをたくわえた、中年の男性が立っている。
「社長!いつからいらしたんですか?」
「撮影が終わってすぐだよ」
「えっ、声をかけて下さればよかったのに」
「いいんだよ、子供達を優先してもらいたかったから、やっぱり君は子供の相手が上手だね」
 僕の目に狂いはなかった、事あるごとに社長はそう言って俺を褒めてくれる。
 少し前まではお世辞でも嬉しいなと思っていたが、最近は素直に褒め言葉を受け取れるようになってきた。
 正直、最初はこの仕事を続けられるかとても不安だった。身長が186㎝もあるせいで、初対面の子供には大抵怯えられていたからだ。
 案の定、最初の収録では1人の女の子が俺を怖がって泣いてしまったのをきっかけに、ほぼ全員が泣き出して大変だった。
 撮影中以外はなるべくしゃがんだり座ったりして目線を子供達に合わせたり、空き時間に一緒に手遊びをしたりしてなんとか収録を終えていた。
 子供達とは一期一会。毎回初対面だから、俺が怖い存在じゃない事を伝えることから始めなければいけないので、はっきり言って収録の度に胃が痛んでいた。
 でも、俺の初登場回がテレビで放送されると、そんな悩みは吹き飛んだ。子供達が俺の顔を見るなり『つかさおにいさんだ!』と喜んでくれるようになったからだ。
 普段テレビで見て俺のことを知ってくれているから、背が高いことに少しびっくりされることはあっても泣かれることはなくなった。折れそうになっていた俺の心は救われたのだ。本当に良かった……。
 俺が1人で感慨に耽っていると、社長がわざわざスタジオにまでやって来た理由を話し始める。
「ちょっと変わった仕事の話が来てね」
「変わった仕事、ですか?」
「ranranって雑誌知ってる?」
「知ってますよ、女性向けのファッション雑誌ですよね」
 買ったことはないが名前は知っている。確か様々なジャンルを取り扱っていることで有名な雑誌だ。
 表紙を飾るのがファッションモデルだけでなく、アニメやゲームのキャラだったりする時もあって、最近も話題になっていた気がする。
「その雑誌で司おにいさんの特集を組みたいと言われてね」
「俺のですか!?それ需要あります!?」
「あるから話が出てるんだよ、相変わらず自分の人気を分かってないなぁ君は」
 さすがに表紙ではないけど、かなりページを割いてくれるらしいよと言われ、俺は舞い上がった。
「OKしてもいいかな?」
「もちろんです!ぜひやらせて下さい!」
 ずっと夢だったファッション雑誌に載れるなんて……14歳の時の自分に教えてあげたい!
 もしかしたら憧れのあの人に会えたりして……俺は期待に胸を膨らませた。

作品一覧を見る

コメント

  • 夜猫
    2025年5月21日
  • rururi
    2025年2月24日
センシティブな内容が含まれている可能性のある作品は一覧に表示されません
人気のイラストタグ
人気の小説タグ