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イオンモール熊本 爆発前に店舗に戻った従業員が証言

イオンモール熊本の店舗に勤務し、爆発の前に1度店舗に戻ったという従業員の女性が、当時の緊迫した避難の様子を証言しました。

女性は、地震が発生した時、イオンモール熊本の中にある店舗で勤務していました。

揺れは立っていられないほどで、商品や物が倒れたほか、店舗前にいた複数の客も座り込むなど、動揺した様子だったということです。

地震が発生したことを知らせる館内アナウンスがあり、イオンモールの社員とみられる人たちが、店舗の近くまで来て「荷物を持たないで避難してください」などと声をかけて回っていたということです。

その後、女性は、店舗前にいた客を誘導して避難させ、自身は、午後5時ごろ、従業員用の出入り口から外の駐車場に出たということです。

このころ、女性が撮影した動画には、建物の階段で水漏れが起きている様子が写っています。

避難に際しては、多くの人が従業員用の出口の前につめかけていて、一部では混乱する様子も見られたということです。

女性は「外の駐車場に出てもふだんの避難訓練とは異なり、どうしたらいいか何もわからない状況で、途方にくれました。駐車場では、けがをした人の手当をする人や不安そうな表情で日陰で待機する人たちもいました」と話していました。

その後、しばらく駐車場で待機した後、女性は帰宅することにしましたが、車の鍵などを持たずに避難してきたため、再度、店舗まで戻れるか尋ねたといいます。

このときのやりとりについて、女性は「車の鍵などの荷物を取りに行きたいと施設側の関係者に伝えると、『少し待っていてください』と言われた後に、『大丈夫だと思います』と言われ、館内に戻りました」と話しています。

館内は水漏れが起きていたほか、従業員用のロッカーなどがあるスペースでは、ふだん感じたことのない異臭がしたといいます。

女性は「駐車場に集まっていた人の中で、貴重品を持って避難した人たちはそのまま帰宅することができましたが、中に鍵などを置いて避難した人たちは『荷物を取りに戻らないと』と話していたので、私と同じように館内に戻った人もいたかもしれません。私が館内に戻ったときには、店舗の被害を確認しているとみられる人も数人いました。館内に戻る戻らないの判断は、各自おのおので行うというかたちだったように思います」と話していました。

女性は荷物を取った後、午後5時半すぎにイオンモールを出て、帰宅途中に、爆発が起きたということです。

女性は「私が外に出てしばらくして爆発が起きたので、あと少し避難が遅れていたら爆発に巻き込まれてしまっていたと思うととても怖いです。亡くなった人もいると報道で見て、いまだに現実がうまく飲み込めない状況です」と話していました。

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