熊本 氷川町の唯一の病院に患者集中 手術できないなどの影響
震度7の揺れを観測した氷川町にある唯一の病院には患者が集中し、手術ができなくなるといった影響が出ています。
八代北部地域医療センターは氷川町内にある唯一の病院で、建物や設備に大きな被害はありませんでしたが、今も断水が続いています。
町や周辺自治体で多くの医療機関が被災したため、この病院に患者が集中していて、通常の倍以上の人たちが訪れています。
病院によりますと、地震直後はけがをした患者が多かった一方、30日からは断水が続く高齢者施設に入所する人など、熱中症の症状を訴えて病院を訪れるケースが相次いでいるということです。
人手が回らないため、院内で手術を行うことはできず、必要な場合は別の医療機関に搬送しています。
また、地震の影響で薬の入荷が不安定になっているため、一度に処方する薬の量を減らしているということです。
八代北部地域医療センターの吉田光宏院長は「10年前の熊本地震のときと比べて、医師の高齢化などにより周辺の医療機関が減っていることも相まって患者が集中している。入院や手術を要する患者を受け入れられる周辺の病院も被災していて、搬送先を選ぶのが難しい状況だ」と話していました。