ぼくがこのマンガを素晴らしいと思うのはまさに同じ点。ふつうの物語はうそをつく。主人公の熱い思いにみいちゃんはきっと救われるという起こりっこないハッピーエンドを書く。
このマンガが描いているのは現実。見たくないものから目を背けている”一般人”、”良識がある人間”の典型的な行動と考え方を白日の下にさらしている点。
常識と良識ある世間一般の人間の欺瞞をちゃんと描いている点だよ。
このマンガの価値は、それを読者に考えさせることにある。
読者の結論として現状をしょうがないよねと自己肯定するもよし、これじゃだめだ、変えていかなきゃと思うもよし。どうなるにせよ、いまの日本人の民度が問われるだけの話で、その結果を含めて、ぼくらは現実として受け入れるべきだと思います。
私が、この漫画ヤベエなーって思うのは、
「健常者の私がこんなにフォローしても、結局みいちゃんはハメツの道に突き進んでしんじゃう。
かわいそうだけど、しょうがないよね。でもイイ思い出もあったよね」
って自己憐憫の言い訳を『承認』する作りになってるとこ。
これ健常者慰撫話でしかない。