疲れが取れないと思ったら。鉄分がとれる最強の味噌汁の組み合わせ|管理栄養士が解説
皆さんは、疲れやすさの原因として何を思い浮かべますか?「しっかり寝ているのに疲れが取れない」「なんとなくだるさが続く」と感じている方は、貧血が隠れているかもしれません。そこで今回は、疲れやすさと貧血の関係について解説しながら、毎日の食事で手軽に鉄分を補える「最強の味噌汁の組み合わせ」をご紹介していきます。 〈画像〉疲れが取れないと思ったら。鉄分がとれる最強の味噌汁の組み合わせ ■疲れやすさと貧血の関係 貧血とは、血液中のヘモグロビンの量が不足している状態を指します。ヘモグロビンには、肺で取り込んだ酸素を全身の細胞へ運ぶ重要な役割があります。 このヘモグロビンが不足すると体内に十分な酸素が行き渡らなくなり、細胞の酸欠状態が続き、だるさや疲れやすさを感じてしまいます。 また休息や睡眠をとっても酸素不足の状態が改善されにくいため「しっかり休んでいるのに疲れが取れない」と感じることも少なくありません。疲れやすさの背景には、貧血が隠れている可能性があります。 ■なぜヘモグロビンが不足する? ヘモグロビンが不足する原因はいくつかありますが、特に多いのが鉄分不足。ヘモグロビンは鉄を材料にして作られるため、体内の鉄分が不足すると十分な量のヘモグロビンを作ることができなくなります。 鉄分不足は、食事からの摂取量が足りないことで起こる場合があります。また、女性の場合は月経によって定期的に血液が失われるため、男性よりも鉄分が不足しやすいのです。 貧血を予防するためには、毎日の食事で意識的に鉄分を補うことが大切です。特に疲れやすさやだるさを感じることが多い方は、鉄分をしっかり摂れているか一度見直してみることをおすすめします。 ■味噌汁×鉄分の最強味噌汁 おすすめする鉄分補給にぴったりな味噌汁の具材は、小松菜とアサリ水煮缶です。 小松菜には植物性の鉄分である非ヘム鉄が豊富に含まれており、手軽に鉄分を補給できる野菜として知られています。 一方、アサリ水煮缶には動物性のヘム鉄が多く含まれており、体に吸収されやすい特徴があります。 この2つを組み合わせることで、効率よく鉄分を摂取することが可能です。また、アサリの旨味が味噌汁に加わることで満足感のある一杯として楽しむことができます。 ■まとめ 疲れやすさやだるさが続く原因のひとつに、鉄分不足による貧血が隠れていることがあります。ヘモグロビンの材料となる鉄分が不足すると、全身に十分な酸素を運べなくなり、疲れやすさにつながってしまいます。 鉄分は毎日の食事から継続的に補うことが大切です。今回ご紹介した小松菜とアサリ水煮缶を使った味噌汁は手軽に鉄分を摂取できるだけでなく、栄養と旨味を同時に取り入れることができます。 最近疲れやすいと感じている方は、ぜひ普段の味噌汁にこの組み合わせを取り入れてみてください。 参考文献 食品成分データベース 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報「鉄」 ライター/さいとうさやか(管理栄養士)
さいとうさやか