土曜の共同保育を導入へ 福島・郡山の4保育園、別法人が協力

土曜日の共同保育について説明する「郡山市保育園協会」の国井隆介会長(中央)ら=福島県郡山市役所で2026年7月21日、根本太一撮影 拡大
土曜日の共同保育について説明する「郡山市保育園協会」の国井隆介会長(中央)ら=福島県郡山市役所で2026年7月21日、根本太一撮影

 福島県郡山市の民間保育施設でつくる「郡山市保育園協会」が、利用者の少ない土曜日の共同保育制度を導入する。保育士の負担軽減などを目的に、まずは9月中に市内の4園で計3回試行し、改善点を整理した上で来年4月から本格実施する計画だ。

 4園は、協会の国井隆介会長が代表のエムポリアム並木保育園(並木)と、それぞれ別の法人が運営するスギナ保育園(富田町)▽のびのび学園(富田東)▽つばさ保育園(桑野)。

 協会によると、9月5、12、19日の各土曜日にエムポリアム並木保育園に園児を集め、4園の保育士計11人で対応する。子どものアレルギーや健康状態、生活リズムなどの情報を確実に引き継ぐことで、事故防止に努めるという。

 この4園では普段は合わせて約250人を預かっているが、土曜日の利用者数は計60~70人と少なくなる。保育士の配置数は、共同保育なら各園で2、3人ずつ減らすことができ、保育士らの負担軽減や休暇取得の促進などにつながるという。

 新制度は、郡山市が4月に保育施設の運営ガイドラインを改定したことで可能となった。県内で初めて、保護者の同意や、子どもが通っている園の保育士を必ず参加させることなどを条件に、共同保育を認めた。異なる法人が共同保育をするのは全国でも珍しいという。

 ただ、各法人には、保育についてそれぞれの方針がある。21日に市役所で記者会見した国井会長は、これを「保育の文化」と表現し「文化が異なり最初は保育士も戸惑うかもしれない。半面、互いを見て学ぶことで保育の質の向上につながる」と期待した。

 協会加盟の保育施設は61ある。来年4月の本格実施時には、特に保育士の少ない小規模施設を中心に、全体の2割ほどの参加を見込むという。いずれは、お盆や年末年始時期の実施も視野に入れている。【根本太一】

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