那覇地検は28日、琉球大に在職中、研究に関する謝金名目で大学から計約68万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で県警が書類送検した元教授の男性を不起訴処分とした。「諸般の事情を考慮した」としている。

 元教授は2020年12月~23年2月、学外関係者の知人から専門的な指導や助言を受けたかのように装い、虚偽の書類を提出して謝金の名目で大学に約68万円を支払わせ、詐取した疑いで、今年3月に書類送検された。

 元教授の代理人弁護士によると、琉大が不正支出と公表した約1265万円は全額返済した。代理人は「本人は心から反省している。大学側と今後も誠意を持って話し合っていきたい」とコメントした。