4.暗い感覚(How Do You Think It Feels)
1
「架空」の君が僕に電話を掛けてきた、
「私が今、誰と何してると思う?」
「わからないよ、ドライブか何か?」
「ええ、今度は私が彼に乗る番なの」ーー
こんな惨めな感覚に陥るとは。
あらゆる状況を妄想したりして、
こんな暗い感覚に陥るとは思わなかったよーー
君を好きになることによって。
2
それで、「本物」の君が家にいるか気になって、
「架空」の僕は君の部屋に、盗聴器を仕掛けた。
物音がするたび、僕の耳はダンボになり、
男の声が聞こえたら、そのまま空を飛ぶだろう。
こんな惨めな感覚に陥るとは。
下らない会話の隅々まで気にしたりして、
こんな暗い感覚に陥るとは思わなかったよーー
そしてまた「架空」の君からの電話が鳴る、
「チリリン、チリリリリン」てね。
3
「架空」の君が僕の机にまで現れーー
「あなたの暗い詩、それって終わりがあるわけ?」
「もちろんあるさ、……君次第だけど」
「ああ、あなたのユーモアって本当に最悪!」
こんな惨めな感覚に陥るとは。
君の魅力に負けたばっかりに、
こんな暗い感覚に陥るとは思わなかったよーー
君を好きになることによって。
「チリリン、チリリリリン、
チリリン、チリリリリン、
チリリン、チリリリリン、
チリリ……」
「スキ❤️も押してね〜」



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