6.タフガール
彼女がまだ小さかった頃、
世の中を十分理解できない女の子だった頃、
ママは彼女に言った、「いいこと、
女の子はタフでなければ駄目よ。
世界中が恋焦がれる、
大女優になれなくったって、
落ち込む必要なんてないの、
だってあなたはタフガールなんだから」
タフガールはくよくよしない、
タフガールは男にすがったりしない。
出て行くのを止めたりしないで、
こっちから手を振ってやるんだ。
彼女は必要としない、
涙をぬぐうハンカチなんて、だって、
タフガールはけして泣いたりしないから。
彼女の心は乱れないし、
憂鬱に負けたりもしない。
ひとりぼっちになったって、
他の子のように逃げたりなんかしない。
彼女と取引きしようと、悲しみが
ダイヤやゴールドやパールをちらつかせても、
見向きもしない彼女をこう思うだろう、
「なんてタフな女の子だ」って。
タフガールは真っ直ぐに歩き、
タフガールは振り返らない。
中途半端なんて大嫌いで、
白黒はっきりと決めるんだ。
愛が急に冷めて、ある日、
さよならと言ってきたって気にしない、だって、
タフガールはけして泣いたりしないから。
そうだ、
タフガールはけして泣いたりしないんだ。
「リロリロだぜ!!」



コメント