出産や介護、配偶者の転勤などを理由にやむを得ず退職せざるを得ない警察官を対象に、32都府県警が別の警察本部へ移籍する「永久出向制度」を活用し、県境をまたいだ「転勤」を認めていることが27日、共同通信の調査で分かった。採用難でなり手確保に苦慮する中、人材をつなぎ留めるのが狙い。多様な働き方や他の警察のノウハウ吸収にもつながり、担当者は「組織力を強化できる」としている。
32都府県警で50人以上
警察庁によると、永久出向は出向元の警察本部に帰任せず、受け入れ先の警察本部で永続的に勤務する制度。育児などでやむを得ず所属を離れなければならない警察官について、出向の可否を判断した上で、各自治体の人事委員会規則などにのっとり調整している。