準決勝まで全6試合コールド勝ちと盤石の強さを誇っていた浦和学院は、投打にどこかちぐはぐで3年ぶりの聖地には届かなかった。積年のライバルの花咲徳栄に終盤競り負け、森監督は「中盤で追加点を取れなかったこと、終盤に投手陣が粘り切れなかったことがポイントだった」と敗因を探った。
1―1の八回にスコアは激しく動いたが、その前の七回が一つの鍵となった。
表の守り。1死一、二塁で2番手佐々木からエースナンバーを背負う日高にスイッチした。1点も与えたくない場面。花咲徳栄の1番岩井の快音を残した当たりはライナーで右翼線を襲う。右翼手西村が猛然と突っ込み、ダイビングキャッチ。二塁へ送球し、併殺を完成させた。
ベンチ、スタンドの盛り上がりは最高潮に達した、その裏。先頭の伊藤が中前打で出塁すると果敢に仕掛ける。続く法量の打席で二盗を試みたが失敗。2死後、中前打で出塁した西村が再び二盗を狙ったが、またしてもアウトになった。準決勝まで記録した盗塁は27。夏を勝ち抜くために磨いてきた「打てない時の攻撃」(主将の蜂巣)が機能せず、蜂巣は「隙を狙う走塁が防がれた」と肩を落とした。
続く八回、勢いに乗った花咲徳栄打線に日高がつかまり2点を失い、救援した伊藤も1点を失った。1点差とした九回にもナインからの信頼が厚い伊藤が3点を献上した。伊藤は「後悔のないボールを選択したが相手の集中力がすごかった」と涙をこらえた。
圧倒的な投手力と攻撃力で大会を席巻したが、最後に待っていたセンバツ8強の好敵手の壁は厚かった。八回の先頭で三塁打を放った2年生大宮は「泥くささ、一生懸命さを学んだ。これを生かし、甲子園に行く姿を見せたい」。先輩たちと共に味わった悔しさを胸に秘め、新たな挑戦が始まる。
1―1の八回にスコアは激しく動いたが、その前の七回が一つの鍵となった。
表の守り。1死一、二塁で2番手佐々木からエースナンバーを背負う日高にスイッチした。1点も与えたくない場面。花咲徳栄の1番岩井の快音を残した当たりはライナーで右翼線を襲う。右翼手西村が猛然と突っ込み、ダイビングキャッチ。二塁へ送球し、併殺を完成させた。
ベンチ、スタンドの盛り上がりは最高潮に達した、その裏。先頭の伊藤が中前打で出塁すると果敢に仕掛ける。続く法量の打席で二盗を試みたが失敗。2死後、中前打で出塁した西村が再び二盗を狙ったが、またしてもアウトになった。準決勝まで記録した盗塁は27。夏を勝ち抜くために磨いてきた「打てない時の攻撃」(主将の蜂巣)が機能せず、蜂巣は「隙を狙う走塁が防がれた」と肩を落とした。
続く八回、勢いに乗った花咲徳栄打線に日高がつかまり2点を失い、救援した伊藤も1点を失った。1点差とした九回にもナインからの信頼が厚い伊藤が3点を献上した。伊藤は「後悔のないボールを選択したが相手の集中力がすごかった」と涙をこらえた。
圧倒的な投手力と攻撃力で大会を席巻したが、最後に待っていたセンバツ8強の好敵手の壁は厚かった。八回の先頭で三塁打を放った2年生大宮は「泥くささ、一生懸命さを学んだ。これを生かし、甲子園に行く姿を見せたい」。先輩たちと共に味わった悔しさを胸に秘め、新たな挑戦が始まる。