2人目デザイナーが初めてのスタートアップ組織に溶け込むまで
はじめに
こんにちは!RightTouchでデザイナーをしているさあさんこと中村さやかです。
私は今年の3月にRightTouchの2人目のデザイナーとしてJoinしました。あっという間で気づけば入社してもう半年です。
ありがたいことに立ち上がり方や組織への馴染み方を褒めていただく事もちらほらあり、忘れないうちにこのnoteではどうキャッチアップして走り出し始めたかを振り返っておこうと思います。
当たり前な事も多々あるかと思いますが、転職時の走り出しに不安を感じている方や、RightTouchの入社時のリアルを知りたい人達の一助となれればと思います。
📝 経歴
新卒でWeb制作会社で5年間Webデザインを中心としたコミュニケーショデザインに従事し、その後2社目のSES会社でパートナーとして教育系ICTシステムのプロダクトデザインに4年間携わりました。2社目でプロダクトの立ち上げからグロースま関わった事でより事業に近いところ、かつ同じ組織の中でデザイナーとして働きたいという気持ちが高まり事業会社への転職を決意しRightTouchに入社しました。
では、入社前から順に振り返っていきたいと思います。
入社前準備編
入社前にできるインプットは済ませる
正直わたし自身はキャパシティの大きいタイプではありません。
特に入社してすぐは実業務でしかキャッチアップできない内容でいっぱいいっぱいになるだろうことが目に見えていました。
なので入社前の一定余裕がある時期にドメイン知識やSaasのビジネス関連の知識、RightTouchメンバーの発信内容をさらっておくようにしていました。
組織や業界が変わると使っている用語が様変わりし、混乱するのがよくある困りごとのパターンだと思います。なので、発信内容で聞いたことがない用語や自分の過去の業務と違う使われ方をしている用語などは改めて調べなおして「この人たちと会話して仕事をしていくんだぞ」という準備兼イメトレをしていました 💭
👉 やっていたこと
- SaaS関連/カスタマーサポート領域書籍を読む
- THE MODEL(SaaSの基礎知識)
- 図解でわかるコンタクトセンターの作り方・運用の仕方(ドメイン知識)
- RightTouchの発信チェック
- 運営メディア(サービスサイト/コーポレートサイトなど)
- 個人発信(X / note / blogなど)
思い切り走り出せるようにしっかり休む
事前準備はしつつも、入社までにヘトヘトになってしまっていては意味がありません。
なので入社前1ヶ月はしっかり空けて旅行をしたり、人と会ったり、身辺整理をしたりリフレッシュ/整理期間を入れていました。
この時期に前職の同僚や先輩たちと改めてご飯に行った事は大切だったなと思います。前職での自分の働きぶりはどうだったか?など辞めたからこそ話せることも多く、自身を棚卸する良いタイミングになりました。
一つ前でも書いていたのですが、キャパシティがそんなに大きいタイプではないので、並行して行っていた副業を一旦全てストップして新しい環境に集中できるよう整えていました🧘
👉 やっていたこと
- 先輩/同僚たちとご飯に行く
- 1週間海外に旅行(タイに行ってました。冬に夏を感じられて新鮮)
- 副業を全て辞め、後片付け(クライアント先に連絡と調整/確定申告)
入社後編
すぐに結果を出そうとせず、知るに振り切る
入社1ヶ月目は結果を出すことにこだわらず、まず組織/事業/プロダクトを知ることに集中するようにしました。
とはいえ、実業務を進めていくことが一番プロダクトや組織を知っていく上で効率が良いと思うので、既存プロダクトの改善など既存事業をキャッチアップしやすいようなプロジェクトにまずアサインしてもらうよう調整をお願いしました🙏
すぐに結果や成果を得ようとすると、どうしても過去の自分のプロセスにこだわりすぎてしまい、最悪の場合がんばりが上滑りしてしまうので、この期間はアンラー二ングする期間なのだと考えるようにしていました。
👉 やっていたこと
- 毎日出社していろんなメンバーとの接点を増やす
- 出られるMTGはなんでも積極的に顔を出す
- プロダクトをとりあえず触りまくって仕様や構造を理解する
- 既存プロダクトの改善施策に早めからアサインしてもらう
期待値を調整する
入社したての時は特に、自分のことを深く知っているのは自分だけです。
どんな業務ならどの範囲まで問題なくパフォーマンスできるかの期待値を調整することはプロジェクトをスムーズに進行するにあたって重要だと思っています。
その上で期待値の調整には「他者(仕事仲間)」と「自分自身」への2つの側面で考えていたのでその内容について書いていきます。
仕事仲間と調整する
まず一般的な期待値調整として、仕事仲間と調整していくというのがあると思います。
私の場合は最初は毎回以下をやるように心がけていました。
まず相手の期待値を知る
自分でできる現実的な達成ラインまで調整をする
自分だけで達成できない場合支援を得る
最終的に調整をした期待値より上のアウトプットを目指す
2-3は入社したてで達成ラインを下げていいのか不安になりやすいと思うのですが、実際は「入社したてでわからない免罪符」や「教えてください切符」を使いやすいタイミングだと思うので実は一番調整しやすい時期なんじゃないかと思っています。
期待値を調整せずに後でうまくいかず「入社したてでわからなかったよね免罪符」を使うよりは、最初にまず調整して4を目指すことで「思っていたよりいけたし良いアウトプットだった」となる方が自分もモチベーションを保ちやすいので、入社したての時期は意識していくのがよいと思っていました。
ついでに、他のメンバーを頼ることはコミュニケーションのきっかけにもなるので、「教えてください切符」はいっぱい使うのがいいと考えていました。
自分自身と調整する
ここは心理的な部分が大きいのですが、転職したては「この人は優秀だ」「いい人を採用した」と思われたい。という気持ちが先行してがんばりすぎてしまいがちです(違う人もいるかもですが私はそうです)
RightTouchには「コンフォートゾーンを超え続ける」という行動指針があるのですが、転職したばかりの環境は何をやっていても「コンフォートゾーンを超えてラーニングゾーンにいる」状況だと思います。
このタイミングで無理をしすぎるとラーニングゾーンの先のパニックゾーンに入ってしまうので、自分自身としっかりと話し合い現実的に達成できるラインを自分に対して目標設定していました。例えば、「他の人が唸るようなUIアイデアを出す」ではなく、まずは「目先の施策に関して他メンバーと対等に会話できるレベルまでAのプロダクトの仕様理解を叩き込む」などスコープと状況を具体的に絞っていました。
この時期に高すぎたり曖昧な期待値を設定しやすい要因としては「他者はこういうことを期待しているのでは?」と想像で考えてしまいやすいので、自分に設定する期待値ほど具体的かつ行動しやすいものにすることが、変に頑張りすぎず自暴自棄にならない要素になるかなと思っています。
自分の機嫌を自分でとってご機嫌な人でいることは「仕事を任せても大丈夫」と思ってもらう一つの要素になるのではないかなと思っています。
👉 やっていたこと
- プロジェクトの目的や要望をしっかりとヒアリングする
- タスク遂行に時間がかかってしまう可能性は率直に伝える
- やったことない業務などサポートしてほしい時は伝える・頼る
- 自分で自分に抽象的で高すぎる目標(期待値)を設定しない
サポートしてもらいやすい環境を作る
私がRightTouchに入社した3月は実は1人目デザイナーのkimさんが育休明け直後でした。
ご家庭の都合と目先の業務もありkimさんは私のオンボーディングに時間が割けない状況でした。
当時はデザイナー向けの社内ドキュメントもあまりなく、正直キャッチアップが容易な状況ではなかったのですが、主に以下3つのことを意識してなんとかオンボーディング期をやり過ごしていた記憶があります。
サポートしてもらえる時間を最低限確保する
入社初月は悩む瞬間がどうしても多いです。その状況でオンラインとオフラインで別れるとどうしても声をかけるハードルが生まれたり、急な声掛けで各自の作業のリズムが崩れてしまいやすいので週次の1on1で悩みをまとめて解消するようにしていました。
決まった時間を作ることでお互いの仕事のリズムを崩しすぎず、込み入った相談/悩みを解消できるようにしていました。
デザイナー以外のメンバーからも少しずつ支援してもらう
つい同職種の人間を頼ってしまいがちですが、デザインの専門的な内容以外は他の職種の人の方が詳しいことも多々あります。なので早めにメンバーの職務内容や得意領域をキャッチアップして質問しにいくようにしていました。1人から10のことを教えてもらう場合、その1人に大きい負担がかかると思いますが、10人の人に1ずつ教えて貰えば1人の負担は少なく済むと思うのでこの時期にしか使えない「教えてください切符」をいろんな人にばら撒いて使うよう意識していました。特に30名規模のRightTouchでは各職種を見渡しやすいフェーズだったためこの動きをしやすかった覚えがあります。
※正直この動き方は組織規模やフェーズによって良し悪しがあると思います。
分報チャンネルで積極的に自身の動きを開示する
当時のRightTouchはtimesのような分報チャンネルの文化はなかったのですが、非同期でkimさんに私の動きや悩みをウォッチしてもらえるように個人チャンネルを開設してタスク状況や悩みをみえる場所にストックしていました。
空き時間にkimさんや他のメンバーに業務のお悩みに答えてもらっていました。
不満/不安は提案に、つまづきはナレッジに変換する
RightTouch自体は事業として立ち上がって2-3年のスタートアップです。
整備されていない部分も多く、どうしてこうなっているんだろう?と不安に思ったり不満に感じたりする部分はないわけではありません。
不満と不安は提案に変える
ただ、そういった部分を見つけたら、それは改善アクションが取れる良いお題だと思って提案に変えて伝えるようにしていました。提案への返還は以下のムラキさんの「夫婦けんか解消シート」をよく参考にしています。
「サポートしてもらいやすい環境を作る」で行ったアクションはまさに「もっとサポートして欲しい」という不安感をアクションに変換したものになっています。
つまづきはナレッジとしてストックする
デザイン業務の中でももちろん「もっと早く知れたらな」と思うことは多くあります。これもウォークスルーをやってるんだなという感覚で、「自分がつまずくものは他の人もつまずくやろ」とTipsとしてドキュメント化するなどして自分がつまずいた分は次の人に還元するようにしていました。
同時期に入社したデザイナーのhiropyと当時質問したことや決まりごとをnotionページを作成し日々ストックしています。
おわりに
大切だと思っていること
ここまで読んでいただきありがとうございました。
前職踏まえてさまざまな業務形態でプロジェクトに関わってきた中で、自身がパフォーマンスを出していく上で大切だと思っていることがあります。
それは、「自分自身」と「組織/チーム」を適切に擦り合わせる事です。
自分も組織もどちらも完璧な存在ではあり得ないので、欠点と利点を理解し合えていた時に1番心地よくパフォーマンスできるのではないかと思います。
なので、入社したての立ち上がり時期は「組織」も「自分自身」もまだお互い知りあったばかりの大切なすり合わせ期間だととらえていました。
この期間でどれだけ自分が組織の理解を深められるか?組織に自分自身を知ってもらえるか?がとても大事だと思うので焦らず自分自身を開示しながら、その組織を自分にとって居心地のいいものとして変えつつ、自分も変わっていけると良いのかなと思っています。
性善説で組織や人を信じる
とはいえ、今回はあくまでRightTouchの組織文化と私のスタンスが運良くマッチした結果だったようにも思います。
RightTouchにはRightTouch Mindという行動指針があり、その中に「とにかく知る」や「99%オープン」「隣の芝生に飛び込む」など私自身がもともと大切だと思っていた考えを称賛する文化がありました。
この文化自体は各メンバーがそれぞれを性善説で信じて、自立した個人として受け止めているからこそ成り立っているものだと思っています。
私自身も「困っていたらきっと助けてくれる」という性善説で組織や人を信じて動いてみた結果、予想より早く立ち上がることができ、RightTouchという組織に馴染めたように思います。
最後に、RightTouchはもっと遠くへ行くために新しい仲間を積極的に募集しています!
ぜひ気になる方は以下の採用サイト/求人をご確認ください。
RightTouch採用サイト
https://righttouch.co.jp/recruitment



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