百田尚樹の『日本国紀』の如き本に対して逐一精確な反論を行い、かつ自著『応仁の乱』が大ヒットを飛ばした歴史学者こそ、オープンレターによって「差別」を告発されて一度キャンセルされてしまった呉座勇一であったことは、人文系ダウンサイジングを考えると、非常に象徴的な巡り合わせだと思う。
「院生が残された市場だった人文書は壊滅する」
これはその通りで、学者が書いた本より「南京大虐殺は無かった!」という本の方が(本の中ではまだ)売れるし、その手の動画はもっと伸びるので、これから本格的に歴史修正主義の時代がやってくると私が繰り返し述べている最大の理由がここにあります。