3DO Real FZ-10(初期型)のXGecuT48+ADP_S44_EX-1を使ったBIOS抽出(長文注意)
流れはドリームキャストのBIOSと同じです
DCBIOSをROMライターでダンプする方法
経緯はこちら
事前情報を仕入れて確認したところ
FZ-1は2つROMがあって漢字ROMとBIOSになっていた
しかし後半からSOP44の統合版BIOSも出回っていてガチャらしい
統合されたSOP44バージョンのBIOSなら
29LV160xxとしてそのまま読み込める
FZ-10は回路図や写真でSOP44がほぼ確定
漢字ROM+BIOS構造で分割する必要があるかも?
つまりドリームキャストのBIOSと同じ手順+αというところまでは判明
なお先駆者である
はむさんのFZ-1 BIOS32ピン版の記事は
とても参考になりました、改めてお礼申し上げます。
退路を断つ
放置して埃かぶせそうだったので退路を断ちました…
必要な物
・ヒートガン
ハンディの安物でOKですが
リワークステーションならより安全です
大きくて高出力品は扱いが難しいので注意
・XGecuT48
ROMプログラマーです
公式サイト
ALIEXPRESS (こちらで自分は買いました、今回利用してます)
Amazonの出品物 (割高品に注意)もあります。
・T48にADP_S44_EX-1が必要
アダプターは公式より他で買う方が安いです
ALIEXPRESS (自分が今回利用しています、送料無料)
国内でも本体同様にAmazonで販売されているので
海外通販がダメな人はそちらでどうぞ、ただしやや高めのようです
注意)
偽造品では純正のXgproソフトウエアで警告が出たり
起動不可な事があるそうです、そういう事例になったら即返品しましょう。
・3DO FZ-10
ジャンク品でもOK、できれば通電可が無難
今の相場だと5000~10000円位になるかと思います
もともと玉数が少ない上に海外需要と修理需要だとか
自分は通電OK、ディスク読み込まずのジャンクを買いました
分解
分解手順は上記を確認してください
3DOはかなり個性的な作りです
FZ-10のドライブは樹脂?ピン2個で固定されていました
これをへし折る人が多いようなので(ネジ止めとかしてた)
ドライブを指で押し込んでから、スキマにペンチの先入れて
テコつかいつつ、ピンを引き抜いてください
電源部分のカバーとかコンビニご飯のフタみたいなプラでした…(衝撃的
IC引っぺがし
これがBIOSですね
2MBで前半が漢字ROM、後半がBIOSとなっていました
このチップをヒートガンで剥がしてから
ROMライターで認識させて読み込ませるのが流れになります
両方の足を炙りながら、先のとがったものでつんつんすればOKです
というわけでサクッと外せました
FZ-10 SYSの刻印があるのでわかりやすくていいですね!
カプトンテープ貼ってるのは、細かいチップICが飛ばないためにやってます
外した後でピン足に残ったはんだを
フラックス塗ってから、はんだ吸い取り線で吸い
IPA(又は無水アルコール)で洗浄し
ピンの状態をよく見て曲がりの確認・修正しておきます
ピン足飛ばすと終わるので、くれぐれも丁寧に優しくフェザータッチで
BIOSの吸出しと分割
後はICをADP_S44_EX-1にハメて認識させるのですが…
これがエラー頻発しまくります、一番の難所と言っていいです
ICハメて→押してアダプタ浮かせて
ICの足を少し弄って位置の微調整を
10回以上繰り返して何とかいけました
目視だと問題なくてもエラーでるんで
トライアンドエラーあるのみです
気の短い人は良く深呼吸して気長にやりましょう
壊したらすべてパーですので、クールに行こうぜ!
DCの時にも書きましたが、そのままつけてもハマり切ってないので
片方をハメて、反対側の方を押し込んでからハメるも基本です
エラー吹いてますが、マスクROMなので
書き込めませんからこれは仕様、あとcheck IDは外しましょう
AM29LV160DBにしてますが、29LV160系なら何でもいけます
吸い出すと2MBでCRCはA8964FD5でした
3DOは漢字ROMとBIOSで1MBずつなので分割します
ScrapAさんのbcutをつかいコマンドプロンプトから
前後1MBずつ切り出していきます、分割時にフルネームが長いので
ダンプしたファイルはfz10.binにリネームしてます。
切り出したファイルのCRCを確認し
ファイル名もエミュレーター界隈の名称にあわせました
前半1MBが漢字ROMになります
中身は旧FZ-1と全く同じものが収録されているそうです
後半1MBはBIOSになります
米国版と共通だそうです。
このことからAnvilチップ搭載した後期版ではなく
FZ-10最初期に生産されたモデルと言うのが確定しました
(Anvilはチップ統合させたASICなので根本の変更はないです)
(おまけ)homebrew対応のBIOS改造
情報源
バイナリエディタでBIOSを開いて
000313A0000111A0→000313A0000011A0に2か所を変更
こんな感じ
panafz10-norsa.bin CRC:230e6febとして保存すればOK
アーケード物も動作するそうですが
インターフェイスが再現されてないので無意味です(M2はそもそも無理)
非署名の自家製ゲームや改造した事で
署名が壊れたゲームの起動が可能になると思ってください
何ならエミュレーター側はチェックしてないので、改造不要だとか?
〆
戦隊ものみたいになった・・・
というわけで3DOFZ-10(初期型)のBIOSの抽出はこれで完了です
次回は動作確認とかやってみたいと思ってます
2026年の現在でも3DOはソフトダンプ不可なので
実チップを引っぺがして吸い出すしか手段がありません
MisterFPGAとかエミュレーターで遊ぶ人は、がんばりましょうね!
このガイドが少しでもお役に立てば幸いです
SOP44ならはむさんが試された
ピンショートさせて2回読み込む必要がある
32ピン版よりは楽だと思います(アダプターの機嫌次第ですが…)
自分の記事は別バージョンの吸出しという面目もたちましたね!





























ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません