<浪速風>旧三洋が建設した「ソーラーアーク」解体へ 急がれる日の丸技術の巻き返し

岐阜県安八町の太陽光発電施設「ソーラーアーク」。手前は東海道新幹線=2022年

東京出張の帰途、東海道新幹線の岐阜羽島駅付近で、巨大な太陽光発電施設「ソーラーアーク」(岐阜県安八町)が見えてくると、何げなく「もうすぐ関西」と思う。そんな施設が9月にも解体を始めるというニュースに接した。

▶ソーラーアークは旧三洋電機が平成13年に建設した全長315メートル、最高部37メートルの建造物だ。南側が太陽電池パネル約5千枚で覆われる。三洋のパナソニックグループ化に伴い23年に「SANYO」のロゴが「Panasonic」になった。

▶かつて三洋やシャープ、京セラなどがシリコン太陽電池の開発にしのぎを削り、日本勢が世界の生産シェアの5割を握った。それが今、中国勢が政府の巨額の補助金で製品価格を低く抑え、世界市場を牛耳る。日の丸技術の象徴がまた一つ消える。日本の製造業が巻き返し、次世代の象徴が登場するのを期待したい。

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