<第71回 羽田盃(JpnI)>
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ダート三冠の初戦・羽田盃が行われました。上位人気はJRA勢が占め、単勝1番人気は京浜盃の勝ち馬ロックターミガン(1.6倍)、2番人気は雲取賞の覇者リアライズグリント(3.6倍)、3番人気はブルーバードCの勝ち馬フィンガー(4.2倍)と続きました。
その混戦を制したのは戸崎圭太騎手がエスコートしたフィンガー(JRA・田中博康厩舎)。京浜盃2着の雪辱を果たし、一冠目を手にしました。
レースは2コーナー付近からフィンガー、ロックターミガン、リアライズグリントの3頭が並ぶ展開。戸崎騎手は「先生ともプランは立てていて、前々で競馬をしようと考えていました。スタートも上手に出てくれて一度はハナに立てましたが、ペースを落としすぎた感じもあったので、みんなのポジションも落ち着かなかったかなと思います」と振り返ります。
そのまま直線を向いてからも3頭の激しい攻防は続きましたが、残り200m付近からフィンガーが抜け出し、後続に3馬身差でゴール。勝ちタイムは1800m1分52秒7(やや重)でした。「馬のリズムを考えながら乗りましたが、すごくいい気分で走っていたと思います。フィンガーの強さも見せられたし、今後の活躍も楽しみです」。
2着は粘り込んだロックターミガン、3着は脚を伸ばした大井のロウリュでした。リアライズグリントは4着。
フィンガーが所属する田中厩舎の先輩には、レモンポップ(現在は種牡馬)やミッキーファイトらダートの実力馬がいます。
田中調教師は「この子たちは3歳ではGⅠを取っていません。(フィンガーは)現段階でまだまだ未熟と思いながらも、こういうパフォーマンスが出せているのは、この子の能力だと思います。今日も苦しい展開で逃げ切れたのは大きな経験になりました」とコメント。
地方最先着は3着のロウリュでした。道中は8番手を追走し、最後はメンバー最速の上がり3ハロン38秒3の脚を使いました。2着のロックターミガンとはクビ差に吉原寛人騎手は、「際どかったですね。あそこまで行ったら2着は欲しかったです」と、とても悔しそう。
さらに「1週前追い切りに乗せてもらって、馬も成長して良くなっているのを感じたので、今日は自信を持って挑みました。厳しい流れの中、しっかり中団で脚をためられたので馬の成長もあるのかなと。ダービーの距離(2000m)のほうが、さらに期待を感じさせます」と話していました。
東京ダービーは6月10日に大井競馬場で行われます。二冠目はどんな戦いが見られるのか、今から気持ちが高まります。
<他陣営のコメント>
2着 ロックターミガン 西村淳也騎手
「ちょっと厳しい競馬になりました……」
3着 ロウリュ
上記参照
4着 リアライズグリント 坂井瑠星騎手
「馬の状はすごく良かったと思いますが、ゲートの駐立がうまくいかなくて、その後の組み立てが難しくなりました。上位馬と能力差はないと思うので、巻き返せるように頑張ります」
5着 サンラザール 矢野貴之騎手
「展開的には離れた4番手でいい感じでしたが、前半800mで噛みすぎちゃっているので、伸び切れませんでした。同じ手前で走っているとか、まだ余裕もないし、初ナイターでハロン棒の影を跳んでいるところもあるので粗削りです。ポテンシャルはあるので、前半うまく運べれば爆発してもいいと思います」
6着 エンドレスソロウ 石川倭騎手
「最後まで走り切ってくれて馬体の成長も感じたし、いいレースでした」
7着 デンテブリランテ 藤田凌騎手
「距離かなと。馬はだいぶしっかりしてきたし、僕は短いところなら重賞を勝てる力はあると思います」
8着 ディアシンバ 和田譲治騎手
「初めて乗りましたが、真面目な馬ですね。スタートは出て自分のペースで行きました。3コーナーから仕掛け出して、しまいは脚を使ってくれたので、感じは良かったです」
9着 アヤサンジョウタロ 野畑凌騎手
「馬の状態は上がっていました。1コーナーで不利もありましたが、馬は頑張っています」
10着 サイカンサンユウ 安藤洋一騎手
「出たとこ勝負かなと思っていましたが、このメンバーでよく走っていると思います」
11着 モコパンチ 秋元耕成騎手
「前回はメンコを外して行きたがったので、今回は耳覆いをつけて走らせました。折り合いはついて、もう少し伸びるかなと思いましたが、伸び切れませんでした」
12着 アイリーズ 見越彬央騎手
「いつも逃げている馬なので、引っ掛かり気味でした。もっと後ろで競馬をしたかったです」
13着 デーレーシトロン 本橋孝太騎手
「道中はリラックスして走れていました。相手は強かったですが、(馬は)頑張っています」
出走取消 トリグラフヒル 疾病(左後肢跛