【資料】島田洋一・飯山陽 「日本の国際報道はウソだらけ」(かや書房) より抜粋
この資料は、Awiの検証記事のためのエビデンスとして作成しました。
当記事は、2024年2月に発行された、島田洋一・飯山陽 共著「日本の国際報道はウソだらけ」(かや書房)より、池内先生・篠田先生についての言及箇所を抜粋したものです。
第1章 日本の中東報道と政府対応は、あまりにも頓珍漢
【日本のメディアも学者もおそらく、世界で一番偏向している】
P41-42
島田 日本のマスコミが国際問題専門家としてもてはやす人々の情報源は、国務省とか、リベラルメディアとかに相当偏っている。そこで「中東専門家」ですが、池内恵という人の、特に飯山さんに対する上記を逸したヘイト、セクハラ言動が問題になっています。ついでに時々、私の批判もしているようです。
飯山 私の研究室の先輩ですね。
島田 どの程度の人ですか?
飯山 池内氏は東大の先端科学技術研究センターの教授で、そのセンター内にROLESというシンクタンクを立ち上げ、外務省の補助金を億単位でもらっている人です。池内氏は岸田政権の中東制作を擁護する発言をしています。
島田 それだけで方向感覚も知的誠実もないと分かります。
飯山 池内氏は「イスラエルという国は『正当性の窓(Window of Legitimacy)』という概念によってパレスチナ人大量虐殺を正当化する、そういうグロテスクな国なのだ」と言っていました。ハマスの残虐でグロテスクなテロからは目を背け、いや、グロテスクなのはイスラエルなのだと言って非難の矛先をイスラエルに向ける。そのために、「正当性の窓」という全く一般的でない概念を持ち出し、イスラエルではそれがさも常識としてまかり通っているかのように主張している。
島田 グロテスクな主張ですね。
飯山 英語の記事でこの言葉が使われているのは見ましたが、だからといって「正当性の窓」という概念によって、イスラエルでパレスチナ人虐殺が正当化されている、だからイスラエルというのはグロテスクなんだという論を展開するのは無理があります。
第3章 LGBT法があるのは日本だけ
【しっかりとした保守的な議論をする学者は生き残れない】
P79ー84
島田 ハマスによるテロの直後、東京外国語大学の篠田英朗という自称国際政治学者が、
「たぶん、世界の圧倒的大多数の人々は、イスラエルの攻撃こそが快楽殺人とみなしている。数多くのイスラエル人が狂気してガザへの入植の準備をしているわけだから」とXでポストしました。イスラエルの人々が、危険に満ちたガザへの移住を熱望しているといった事実はあるでしょうか。
飯山 ありません。イスラエルの中にも原理主義的な人はいるので、中にはガザへの入植を心待ちにしている人もいないとは言い切れません。しかし篠田氏は、多数のイスラエル人がガザ入植を狂気して待っているというような主張をしていました。あれだけ惨たらしく自国民が大量に殺されたイスラエルが、それをやったテロ組織ハマスへの掃討作戦に挑まざるをえないという現実を、「快楽殺人」と呼ぶとは、「平和構築」を専門とする「国際政治学者」の発言とはにわかに信じがたいものがある。しかし彼は、自身のXアカウントで「I love Gaza.」というポストを固定しているくらいですから、ガザを愛しイスラエルを憎むという、それを「正しい」と信じてやっているのでしょう。
島田 彼はいくつか新鮮味のない自衛隊合憲論を書き、なぜか一部の保守系メディアに評価されて、虚名を博しましたが、残念ながら常識を欠き、人格に難があります。
飯山 彼は「平和構築」が専門なのだそうです。しかし中東をやっている私から言わせれば、「平和構築の意味がわからない」。篠田氏の平和と、イスラム教の規定する平和は、意味内容がまったく異なります。世界には人の数だけ平和のかたちがあるといっても過言ではない。自分の考える平和を世界中の人が受け入れれば世界は平和になるという、そういった驕り高ぶりを彼からは感じます。
島田 ハマスは1988年の「ハマス憲章」でイスラエル殲滅を掲げていましたね。
飯山 そのハマス憲章に、自分たちの目標はイスラエル殲滅で、イスラエルという国をなくして、そこを全部イスラム国家に置き換えることが目標だと書かれている。しかもこれは彼らの目標の第一歩に過ぎず、彼らは全世界のイスラム化を目指しています。彼らは全世界がイスラム化すれば平和になると信じている。重要なのは、平和といってもいろいろあるということです。文化が違えば平和も違う。そういうことを全く理解していない人間が、平和構築を学問として専門としてやっていて、頓珍漢なことを言い、「I iove Gaza.」と掲げて、しかもイスラエルを悪魔化するポストを、ひたすら続けている。
島田 百田尚樹氏と有本香氏に、飯山さんを抑え込んでもらおうと思ったのか、「日本保守党は、いずれ飯山陽氏らSNSインフルエンサーとの関係を明確にする必要があるのではないか」という謎のポストもしました。
飯山 脈絡もなく急にこんなことを主張し始めたので驚きました。何が何だかわかりません。
島田 彼は平和構築の前に、まず自分の脳内を構築すべきです。平和といえばヒトラーもチェコに侵攻する際、「私は平和を望んでいる。チェコが抵抗しなければ平和は保たれる」と宣言している。戦争になるのは相手が理不尽にも抵抗するから。その意味でヒトラーもプーチンも、自己規定では平和主義者です。理念なき「平和構築学」は侵略の正当化にもなり得る。
飯山 イスラム過激派はヒトラーが大好きです。ハマスのアジトからもヒトラーの『我が闘争』のアラビア語版が発見されている。パレスチナ自治政府のアッバース議長はホロコーストを矮小化する論文をロシアの研究機関に出し博士号を取っています。彼は最近も、「ヒトラーが『ユダヤ人だからユダヤ人を殺した』というのは真実ではない」「(ヨーロッパが)ユダヤ人と戦ったのは、宗教ではなくその社会的な役割が理由」「彼らが高利貸しだったからだ」というった反ユダヤ主義発言を連発し、顰蹙を買いました。
島田 篠田某は、戦前戦中の日本は「東アジアにおいて空前の侵略行為を繰り返した『ならずもの国家』であった」とも書いている。当時の国際情勢がまったく視野に入っていない、単純極まりない自虐史観です。イスラエルも同じだと言いたいんでしょうが、この程度の歴史認識や健保論で複雑な国際社会の「平和構築」を語れるはずがありません。
飯山 私も篠田氏の憲法についての本を読みましたが、彼は、もともと自衛権というのは国際法で規定されている、日本国憲法は国際法の下に位置付けられる、だから憲法改正しなくても自衛権は保証されている、と主張しているわけで、これがなぜ保守的な憲法論ということになっているのか、理解できません。
島田 歴代日本政府の辻妻合わせ的憲法解釈と同じです。何の新鮮味も切れ味もない。まあ日本の大学教員は共産党、社会党支持の左翼が多いので、その中では若干マシに見えたのでしょうが。
彼の憲法論は、凡庸な自虐史観と凡庸な自衛隊合憲論の接ぎ合わせですが、その全体が外務省主流派のスタンスと一致します。だから、外務省が共産党より保守的という意味では、彼も保守的でしょう。飯山さんの先輩の池内某とは仲良しみたいで、「外務省のペット」同士、お互い褒め合っているようですね。
飯山 引用ポストし合って賞賛し合う現象は、朝日新聞の記者たちの間でも確認できます。
島田 「専門バカ転じてバカ専門」という現象も大学ではよく見られます。あの二人は衆人環視のもと「飯山陽錯乱症候群」を加速度的に悪化させ、心ある人々の怒りと憫笑を買いました。篠田某は「飯山陽氏は日本保守党の評判を落としていてヒドイです。日本保守党員の皆さん、飯山陽氏にクソリプを大量に送ってください!‼︎」とまで書き込み(2023年11月23日)、さすがに囂々たる非難を浴びるや、「面白い冗談だと思って自分でも気に入りましたが、さすがに冗談が通じない人が多くて、万が一に本気にする人が続出するとマズいので消しました」と退散。あまりに見苦しい独り相撲に呆れた人も多いと思います。
外務省は彼に、税金から多額の補助金を付けて「平和構築・開発におけるグローバル人材育成事業」を委ねていますが、こんな文章を他人に向けて恥じない人物に、まともな人材育成などできるはずはない。直ちに関係を断ち、資金を引き揚げるべきです。
池内某も、飯山さんと対談する男性はみな「色ボケ」だと叫ぶところまで症状を悪化させました。過去に言い寄って振られたトラウマでもあるんですかね。
飯山 それは私からは申し上げられませんが、池内氏は河野太郎氏のブレーンだと得意げに述べていたのは覚えています。
島田 狭量で常識がない者同士、気が合うんでしょう。
飯山 自慢していたのは5年前くらい。私は池内さんにそう自慢されたので、「そうですか」とだけ申し上げました。河野さんが総理になった暁には、池内さんが外交のブレーンとして出てくるのかもしれないですね。
島田 河野太郎について言えば、彼はアメリカの共和党なら絶対にリーダーになれない人です。例えば再エネ信仰、反原発が持論ですが、これは民主党でも左派に属する立場です、「河野さんは反原発を封印したから大丈夫」と周りの議員は言うが、封印とは、権力の座につけば封を解くということでしょう。論外と言う他ない。
外相時代に、中国共産党の女性報道官に顔を寄せ鼻の下を伸ばした写真を2回も自撮りして、SNSで国際発信したこともあります。同じことをアメリカの国務長官がやれば即日クビです。まあ池内某とは、いいコンビではあるでしょう。
【アメリカ民主党のいいなりになって転んだのは悪手】
P87-88
島田 アメリカの保守派は「イスラエルのハマス殲滅作戦を揺るぎなく支持すべき」が基本スタンスです。 安易な停戦はハマスに体制立て直しを許すことに他ならない。イスラエルの自衛戦をしっかりサポートすべきという考え方です。
ガザの病院で燃料が足りなくなった等の報道に対しても、テッド・クルーズ上院議員(共和党)が典型ですが、「ハマスにため込んでいる燃料を吐き出させればよい、国連期間などを通じて現地に供与すれば、ハマスが横取りしてテロに使うだけ」とはっきり言っています。
飯山 日本の研究者でも、そういうハマスの悪辣なやり方、人間の盾作戦について、はっきりと非難している人はいない。私以外、本当に知りません。先ほど名前が挙がった篠田氏や池内氏は、一貫してイスラエルを非難し、実質的にハマスを擁護している。ガザの地下にハマスの司令部があるというイスラエル軍の見立てを、「そんなものどこにもないじゃないか」と鼻で笑ったりしていました。しかし実際にガザの地下では、エアコンまで完備された絵大規模なトンネルや司令部が発見されています。欧米に目を向けても、日本ほど論調が一辺倒に偏っている国はない。例えば、保守派の政治評論家のベン・シャビーロは、完全にハマスが悪だと言っているし、ハマスを糾弾しなければいけないと発信している。日本でも翻訳出版された『西洋の自死』という著作で知られるイギリスの作家ダグラス・マレー氏は、自らイスラエルに行き、自らの目でハマスの犯罪を確認し、ハマスを擁護する世界の論調は圧倒的に間違っていると発信し続けています。
島田 アメリカの議員も少なからず現地を訪れ、ハマスのテロ現場を実見しています。飯山さんに対して、自民党の外交部会やさまざまな議連から、話を聴かせて欲しいとの依頼は来ませんか。
飯山 まったくありません。
島田 これだけ飯山さんの本がベストセラーになり、民間の保守派が評価しているときに、意識が低いとしか言いようがない。
飯山 池内さんは自民党で「レクチャー」をしたことがあるとXにもポストしていました。河野太郎氏と仲良しだそうですから。
島田 河野と仲良しというだけで、話を聞く価値がないと分かります。
第5章 国民の意識が変わってきた今こそ「核抑止力」の議論と準備を
【度重なる日本船へのテロによりバランス外交の間違いは実証されている】
P144-145
島田 バランス外交などというと聞こえがいいが、四方八方から殴られ、蹴られ、倒されながら、そのつど起き上がってはカネを払う「ATM付き起き上がりこぼし」です。フーシ派の背後にイランがいるというのは、日本以外では常識ですね。
飯山 アメリカはイランの責任だと、はっきり言っていますね。
島田 例の「狂乱」大学教員、池内某グループなどは、どう説明しているんでしょうか。私は、彼らからXでブロックされているので、よく知りませんが。
飯山 私もブロックされているのでわかりません、彼は私をブロックしてなお、私の悪口を言い続けているようで、本当に気持ちが悪い。
島田 その執着心、粘着力の一部でも、研究に向けるべきです。
飯山 池内氏は3年で6億円以上という多額の補助金を外務省から得ているのですが、その「補助事業の実施体制」には、「外務省等の関係部教区とのコミュニケーションを構築し、政策立案上のニーズを把握し、それを踏まえて効果的にアウトプット・政策提言を行ったか」云々と記されています。彼は外務省と緊密に連携し外務省のニーズに応じた働きをすることを条件に外務省から補助金を得ている、という客観的事実があります。
島田 いわゆる「外務省のペット」というやつです。公金を用いた、官庁と御用学者の典型的な癒着です。
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