【巨人】「何かを持っていると思わせる選手」福本豊氏、甲子園の首位攻防戦でプロ1号がV弾の小浜佑斗を称賛
◆JERAセ・リーグ 阪神2―4巨人=延長10回=(24日・甲子園) 野球は最後まで何が起きるか分からない。改めて痛感するゲームだった。9回2死三塁、ダルベックが才木から逆転2ランを放った。カウント2―2、あと1球に追い込まれてから甘いフォークを捉えた。ボール球になるフォークなら空振り三振だった可能性が高い。完全な失投だが、あの場面で打った打者を褒めるべきだ。 【動画】試合を決めたルーキーの一発 小浜が10回に放ったプロ初本塁打が決勝に2ラン 10回1死二塁の小浜の決勝2ランには驚かされた。1ボールから2球目のスライダーは全くタイミングの合わない空振りだった。正直、打てるとは思わなかった。阪神バッテリーもデータの少ない伏兵をなめたわけではないだろうが、力で抑え込みを狙ったストレートを見事に振り抜いた。甲子園の首位攻防戦でのプロ1号が決勝弾。何かを持っていると思わせる選手だ。 8回2死では石塚も光るものを見せた。5回の打席では3―1からストレート一本のタイミングで完全に力負けの一邪飛。だが、次の打席では真っすぐに対応していた。右翼ポール際の惜しいファウルを挟み、フルカウントから9球目の真っすぐを詰まりながら右前にはじき返した。 九分九厘の負け試合を引っ繰り返し、9回裏の1死満塁のサヨナラのピンチも同点で踏みとどまった。巨人にとってはシーズンのキーポイントになる試合かもしれない。(スポーツ報知評論家・福本 豊)
報知新聞社