オリックス・片山楽生が雪辱の今季初白星 先発で1死も奪えずKOから中1日「逆に申し訳ないぐらい」
◇パ・リーグ オリックス3―2ロッテ(2026年7月24日 京セラドーム大阪) オリックス・片山楽生投手(23)にとっては、決死のマウンドだった。1死も奪えずわずか14球で先発マウンドを降りた22日ソフトバンク戦から中1日、1点劣勢の9回に登板。燃えたぎる思いが胸にはあった。 「やり返しじゃないですけど、絶対やってやるって気持ちで(マウンドに)上がりました。(22日ソフトバンク戦は)探って入ってしまって、未練というか、もっとやれたという心残りがすごく多かったので。きょうは探らず、当たって砕けるぐらいの気持ちで、もうぶつかってやってやろうと思って」 ソト、上田、山本をわずか8球で3者凡退。劇的勝利を呼び込み、今季初白星が舞い込んだ。「僕は僕の仕事を全うしただけ。この間は試合を作れずに、きょう勝ちが付いたことは逆に申し訳ないぐらいです」。2年目右腕は謙虚に勝ちをかみしめた。 ソフトバンク戦の翌日、みずほペイペイドームでの試合前練習中に岸田監督と長時間にわたって話し込んだ。指揮官からは「エクササイズ、準備の段階で見つめる部分があるんじゃないか」。主に中継ぎで、先発はキャリア通算でまだ3試合。試合前の調整段階で感じていたズレを修正できないまま、滅多打ちにあった。「ブルペンに入る前の段階で、良い状態をもっと作らないといけない。合うものと合わないもの、こうしたらこうなるってところをもっと突き詰めていかないと」。教訓を胸に刻みつつ、再び与えられた中継ぎの役割に集中していた。岸田監督も「しっかりリベンジを果たしてくれて、勝ちまでついてよかった」と称えた。 指揮官のみならず、多くのチームメートの支えに助けられた。「比嘉投手コーチも厚沢投手コーチだったり、タジ(田嶋)さんだったり山岡さんだったり、キャリアのある人たちがたくさん教えてくれて。(自分のせいで)大敗したのに、次に向かいやすいような雰囲気づくりをしてくださったので。中継ぎに入っても馴染みやすく、今までの中継ぎの感覚と似たような感じで試合にいい入りかたができた」。失意の登板から一つやり返し、「自分のやるべきことをしっかりやって、きょうのようにチームに貢献していくだけです」と改めて決意を込めた。(阪井 日向)