READ
2026.07.01
15 min read
かつて地球上の陸地の約25%を征服したといわれるモンゴル帝国。そんな中世のモンゴルを舞台にした漫画『天幕のジャードゥーガル』が話題だ。壮大な世界史のひと幕とはいえ、漫画にするには少々ニッチ? しかも主人公はチンギス・ハーンじゃなくて奴隷の女の子!? かわいいキャラクターたちが血湧き肉躍る中世モンゴルを駆け巡る!いったいどうやってこの作品が生まれたのか、作者のトマトスープ先生にインタビューしました!
Interviewee:Tomato Soup Text:Maki Tsuga(TRANSIT) Special Thanks:Akita Shoten
Index
15 min read
© トマトスープ(秋田書店)2022、以下同
T
こんにちは!本日はTRANSITのモンゴル特集の発売に合わせて、漫画家のトマトスープ先生を編集部にお招きしました。TRANSIT.jpの本記事に加えて、編集部Podcastではロングインタビューver.をお届けするので、合わせてお楽しみください。
さっそくですが、漫画『天幕のジャードゥーガル』についてお伺いさせてください。なんといっても主人公の奴隷の女の子ファーティマのしたたかさが光っていて、さらに皇帝をとりまくお后たちの思惑や陰謀が生き生きと描かれた大変魅力的な作品なんです! タイトルにある「天幕」は“テント”、「ジャードゥーガル」はペルシア語で“魔女”を意味していますが……簡単に作品の設定について教えていただけますか?
スープ
こんにちは、作者のトマトスープです。『天幕のジャードゥーガル』は、13世紀初頭のモンゴルが舞台になっています。主人公は現在のイランにあたる地域で生まれた女の子。奴隷となって学者の家庭に住み込みで働いていたところ、さらにその町がモンゴル帝国に襲われてモンゴルの皇宮に仕えることになります。いろんなものに出会いながらも、故郷を奪われた憎しみを忘れずに、歴史上の出来事に巻き込まれていくというお話です。