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YouTubeに偉人・有名人名言フェイク動画があふれ、Xでインプレゾンビが消えない理由と対処法は #エキスパートトピ

成蹊大学特別客員教授/ITジャーナリスト
提供:イメージマート

美輪明宏さんや松下幸之助氏、所ジョージさんなどの名言動画がYouTubeにあふれています。しかし、ほとんどがフェイクなのだとか。

本人が実際には発言していない内容を本人のことばであるかのように紹介していたり、生成AIを利用して本人の声や映像を再現していたりしています。

また能登半島地震でインプレゾンビが増加し問題となったXは、プレミアムユーザーのリアクションなどを対象にするなどの対策が行われました。ところがまだインプレゾンビがいるようです。

なぜこのような事態となっているのでしょうか。

ココがポイント

動画が1000回再生されるごとに、ベトナムでは、0.5ドルかそれ以下しか稼げないが、日本だと6、7ドルほど稼ぐことができ
出典:NHKニュース 2026/7/18(土)

インプレゾンビ対策として、X(旧Twitter)がAPI経由でのリプライに大幅な制限を加えたことが明らかになった
出典:INTERNET Watch 2026/2/25(水)

エキスパートの補足・見解

どちらも収益目的で行われています。

「偉人・有名人の名言」がYouTubeで人気コンテンツであり、インプレッションが期待できること。Xは日本で人気で多く見られることから投稿。リプライされているのです。

背景にあるのは、生成AIで簡単に投稿・リプライができるためです。

これらの日本語のフェイク動画、日本語の投稿やリプライは、ベトナムなどの海外から行われています。生成AIのおかげで、日本語の壁も突破できてしまっています。

どちらも得られる金額は、我々にとってそれほど多くありません。

しかし、生成AIによって自動生成できれば、手軽な不労所得になり得ます。

動画再生単価も、日本語の方がベトナム語などより10倍以上になります。

米国の方が単価が高いものの、日本の方が競争率が高くないこと、まだまだ再生数なども伸びる余地があることから、選ばれているようです。

このような動画は、肖像権侵害、パブリシティ権侵害の上、間違った情報で名誉を毀損するリスクもあります。

Xなどのプラットフォーム側でも対策は行っていますが、十分ではありません。

信頼できない動画は再生しない、信頼できないアカウントはフォローせずブロック・通報するなどの対処が大切です。

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ありがとうございます。
成蹊大学特別客員教授/ITジャーナリスト

ITジャーナリスト、成蹊大学特別客員教授。SNSなどのウェブサービスや、情報リテラシー教育などについて詳しい。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、企業などのコンサルタント、講演、セミナーなどを手がける。テレビ・ラジオ・雑誌等での解説等も行っている。元小学校教員。『若者はLINEに「。」をつけない 大人のためのSNS講義』(講談社+α新書)、『スマホで受験に失敗する子どもたち』(星海社新書)等著作と監修は合わせて30冊以上。教育出版中学校国語の教科書にコラム掲載中。光村図書道徳小中学校の教科書で情報モラルに関する校閲監修を担当。元小学校教員。子どもは高校生。

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