千葉市花見川区を走り乗降客数1日千人以上のバス路線「花島公園線」が9月末に廃止する方針を巡り、運行する千葉シーサイドバス(同区)は22日、10月以降、運行ルートを一部廃止、変更することで朝晩便を確保して、来年3月末まで継続する方針を示した。
市役所で開かれた地域公共交通部会で、同社の木嶋正孝社長が答えた。同社はこれまで運行を日中に限る減便で廃止を延期する案を示していたが、市は通勤・通学に影響するとして朝晩便の確保を要請していた。
変更後のルートは大型バスで運行。長作町~花島公園区間は廃止し、集落内の長作入口~長作小学校区間は迂回(うかい)して外周道路を走る。平日と土曜の朝晩便を確保し、輸送体制を維持する。運転士不足を解消するため、日曜祝日、年末年始の運行を全路線で取りやめる。
従来の運行は中型バスだったが人員確保のため輸送量の多い大型バスへ変更する。大型バスは起終点の花島公園で方向転換できず、集落内の狭い道路を通行できない問題があったが、ルート変更で対応する形だ。
新たに必要になった大型バスは親会社の東洋バスと調整する。外周道路は渋滞が激しく、ルートを変更しても利用者が離れないかなどの課題が残る。来年4月以降は未定で、変更後のルートの様子を踏まえて決定する。木嶋社長は「できるだけ早くダイヤをお示ししたい」と話した。
朝晩便の運行方針を受け、神谷俊一市長は「要請に答えていただき、心から御礼申し上げます。さまざまな支援を通じて、地域の生活路線の運行が持続可能となるよう取り組んでまいります」とコメントを出した。(大村慧)