「戦力というのは首脳陣がつくるもの」落合博満・森繁和SP対談前編 常勝ドラゴンズを作り上げた二人だからこそ言える古巣への叱咤激励
【ドラゴンズを愛して半世紀!竹内茂喜の『野球のドテ煮』】CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送) 【動画】サノーが圧倒的なパワーで2打席連続ホームラン!お茶目?なパフォーマンスがこちら【2分41秒~】
名将と名参謀のスペシャル対談
球団創設90周年のメモリアルイヤー、そして2011年以来15年ぶりとなるリーグ優勝を目指し挑んだドラゴンズ2026年シーズン。しかし開幕から9年ぶりとなる悪夢の5連敗を喫し、スタートダッシュに失敗。その後もなかなか投打ともに戦力が揃わない中、成績は一進一退が続き、7月19日現在でチームは最下位に甘んじる状況。あの強いドラゴンズはどこに行ったのか?低迷が続く要因は何なのか?多くのドラゴンズファンはチームに対してかなりのフラストレーションが溜まっているに違いない。そこでサンドラは後半戦、竜の逆襲を期待する意味で、長年ドラゴンズを常勝チームに作り上げた落合博満元監督と名参謀森繁和元監督とのスペシャル対談を2週にわたり放送。今週はその前編。気心知れた森元監督の問いに、落合元監督は冷静沈着かつ論理的に現状分析、そして今、ドラゴンズに必要なモノは何かを語る。
野球は投手だよ
<テーマ1 今のドラゴンズについて> 開幕前、今年のドラゴンズはひと味違うと前評判は良かったものの、気づけば最下位に沈む現状。森元監督は固定されない"チームの主砲"でもある4番に問題を挙げる。(個人名は放送通りの敬称略で記す) 森元監督「開幕から4番を任されていた細川(成也)をちょっと打てなくなった時期に外したことがあった。4番を任せたら、故障ケガ以外は4番を打たせ続けた方がいいんじゃないかと感じるんですよね」 落合元監督「4番を打たせるなら、細川か(ミゲル・)サノーしかいないんだろうなと思う」 また他の起用についてもポジションによって、ずっと使い続けることができない苦言を森元監督は口にした。 森元監督「石川(昂弥)を使えば、福永(裕基)が使えない。ポジションによってずっと使い続けることができない、特に日本人選手が多い。田中(幹也)、石川昂、福永あたりは使い続けて欲しい。キャッチャーはある程度固定できたのは大きいですけど」 前半戦を見ていても、あと一本がでれば勝てた試合が多かっただけに、スタメンの固定化そして底上げが必要ではないかと持論を語る森元監督。そこに落合元監督が言葉をはさむ。 落合元監督「でもやっぱり野球は投手だよ」 そして森元監督へ逆質問。 落合元監督「お前、涌井(秀章)の使い方どう思う?二軍で投げられるんだったら、一軍で投げさせる投手じゃない?」 開幕当初、中西(聖輝)、櫻井(頼之介)両ルーキーをローテに組み入れ、高橋(宏斗)(*高ははしご高)、金丸(夢斗)も合わせフレッシュな先発ローテ陣を形成していたドラゴンズ。ただその考え方に警鐘を鳴らす。 落合元監督「涌井と競争させて力があるのであれば投げさせてもいい。将来的な事を考えて、若いから投げさせるというのは、どうも俺の中では分からない」 育成を含め早くチームの戦力にしたい、あわよくば試合をモノにしたい首脳陣の考え。一方しっかり競争させ、チームの勝利のためにはどちらを投げさせた方がベストなのかという勝利至上主義の落合元監督らしい考えが垣間見える。 森元監督「大野(雄大)、柳(裕也)が頑張っている。その間に若手を伸ばすことは必要だと思います。その合間、合間に起用するならば分かりますがね」 落合元監督「涌井をあと何年使うかだよ。二軍でしっかりローテ通りに投げているのであれば、二軍で投げさせる投手じゃない。一軍で駄目なら"お疲れさまでした"となり、そのタイミングで新しい投手が出てくるのはいいけども。まあ、井上(一樹)監督の使い方次第ではあるけど、オレだったら涌井使うよ。お前もそうだと思うよ(笑)」