大阪_1泊1000円の宿を試してみた話

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追い求めれば国内にも未知の場所がまだまだ残っている。

そういうわけで今回は大阪の小ネタ。

憂鬱な出張に未知との遭遇のエッセンスを差し込んでみた。

 

テーマは「一泊1100円の宿に泊まったらどうなるか」

 

 

■2023年12月6日

 

仕事上の用事で7日に大阪へ行くことが決まる。

実は他人からの印象に反して出張(外泊は特に)が嫌いな自分。

 

業務内容とも相まって半月ほど前から心の中に澱のように

”萎えイベント”として存在していた。

 

当日入りとすると自宅を若干朝早く出発することとなる。

早起きが苦手な自分としては前乗りするか否かを考えあぐねていたものの、

嫌なことなので準備もついつい後回しにしてしまい結局そのまま前日に。

 

さらに悪いことに、この日の夕刻に酒好きの同僚に同行しての

打ち合わせが入ってしまった。

むしろ断りづらい飲みに誘われて時間を浪費するくらいなら

前乗りにして体よく断ろう、と決心し、打ち合わせ後に

品川駅から新大阪行きの新幹線に乗り込んだ。

 

付き合いが長い方ならご存じだろうが、

自分はしばしば新今宮近辺にこれまでも宿を取っている。

大抵は新今宮近辺のサンプラザか少し歩くみかど

 

決め手はネット予約ができること、一泊2~3000円程度で洋室(!?)であり、

風呂とトイレは共同なものの価格と快適さのバランスがよいから。

 

今回は気まぐれでじゃらんではなく

直近メキシコを訪れた際に使ったBooking.comを使ったところ...。

訪れたことのない宿に一泊「1,100円」の表示が...。

 

多分?絶対?快適ではない。一体どんな宿なんだ...。

もはややばい。多分絶対やばい。

安眠出来ないのは翌日の仕事に障るが、

だがしかし安さに全振りした結末をこの目で見届けたい。

好奇心に負けてしまった。

 

20時台に府内着。いつものルートで新今宮へ。

 

慣れた足取りで夜のあいりんを行く。

あいりん程度でどうこうなるわけがない。

修羅の国からだって五体満足で帰ってきたのだから(ガバガバ理論)

 

 

到着。ホテルダイヤモンド

 

 

 

普通の人の感覚というのはよく分からんが、門構えは正直肩透かし。

この辺の簡易宿所系ホテルによくある感じで取り立てて珍しいものもない。

 

ネット予約が使えるこれ系の宿にありがちで

ロビーには中東系の旅行者(希望的観測)がたむろしていた。

外には白人のお姉さんが缶チューハイ飲みながら2人でだべっている。

アフターコロナですなあ。

 

フロントでひとしきり説明を受ける。風呂の時間その他。

宿泊費先払い。

 

マ、マジで1,100円だーッ!!

 

泊まろうと思う人はなかなかいるまいが念のため。

鍵だかなんだかの保証金として1,000円をフロントに預ける必要があり。

保証金が宿泊費と同額とはこれいかに...?

チェックアウト時にちゃんと返して貰える。

 

 

案内された経路にしたがってエレベータで部屋に向かう。

(治安やっべー)

 

 

館内

 

 

あー、、、ですね。天井めちゃ低い。地震とか火事に遭ったら余裕で死ねそうな建物。

カラー合板みたいな材質のドアからはおっさんの咳払いや電話の声が丸聞こえ。

廊下には地下足袋も出ていたりして、本来の顧客も少なからず居るようだ。

 

それでは感動のお部屋とご対面。

独房かな?

 

立って半畳寝て一畳の具現化。

 

壁が薄いとか狭いとかもうそういう次元ではない。

カプセルホテル(泊まったことない)よりはかろうじて上位なのか...?

まあ、1,100円で泊まれるカプセルホテル無いけどな。

 

壁によりかかると、突き出たネジにブスっとやられる。

積もった塵芥が最低すぎて寄りかかる気にもならないが。

 

南京虫を探してみたが気配はなかった。

しかし念のため荷物類は吊るしておく。

 

もうなんというか、この配線が色々とダメな気がする。

大丈夫なのかねこれ。電気火災とかその辺のアレが。

 

靴が廊下に出ていたのは、靴を置くスペースが室内にないからであった。

イタズラとかで盗まれたらヤなのでこの後ゴミ箱の上にのせて室内に入れておいた。

 

布団は(実際どうかは別にして)不潔な感じはせず、マットレスがあるので

床の硬さや冷えは感じず、寝るに苦労しなかった。

念のため枕にはカバーの上からさらに持ってきた肌着巻いて寝たけどね。

 

風呂はシャワーブースが無く大浴場のみ。

仕方なくシャワーを使いに入ったが、昔懐かしいタイル貼りの浴場だった。マット踏んだら病気貰いそう。

 

もういい時間なので近隣で飯を済ませて就寝。

 

 

まさに「寝るだけ」ならとりあえず何とかなった。

雨に濡れないし夜風にさらされることもない。

汗も流せる。

 

募ってはいたが募集はしてない。。

亀裂は入ってるが割れてはいない。。。

 

ちなみにこの手の宿はよく「カラーテレビ・エアコン完備」などと

看板に掲げているがここはまさかのエアコンレス。

夏場どうするんだろう。死ぬなぁ。

 

なんならカラーじゃないテレビがある部屋は泊まってみたいなぁ。

 

出ていくときに部屋のゴミを廊下の大きなゴミ箱に捨てに行った。

そのとき、廊下のゴミ箱の中からビョコーン!!とネズミが飛び出して走り去った。

足音だけならまだしも建物内でネズミと対面したのは初めてだ。朝から心臓に悪い。

 

鍵と引き換えに預けていた保証金を受け取り、動物園前駅から路面電車へ乗る。

並行する普通の電車のほうが本数も多く圧倒的に速いのだが、あえてゆっくりと時間をかけ、

嫌な仕事へ向かう心の支度をするのが自分のルーティーンなのだ。

 

 

 

 

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