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【めたなぎ】ZINEフェス沖縄(2026年6月)に参加した

ひとり同人サークルめたなぎとしての活動の記録。

2026年6月21日開催のZINEフェス沖縄に出展者として参加してきた。

即売会イベントで初めて有料の本を売った。小説を書き始めて30年以上だが、実際に自分の小説がお金になったのは今回が初めてである。

今回のレポートでは、この初めてお金になった小説『ダグラス・ジェネルベフトと7人の暗殺者』の成立の背景などについても書く。ネタバレはない。

この記事は5万字超えなので注意。字書きの目線であることにも注意。

 

はじめに

 

2026年6月21日、ZINEフェス沖縄に参加してきた。沖縄県で開催されるZINEフェスはこれで2回目である。

わたくしの活動名としては「めたなぎ」。

わたくしが即売会系のイベントに出展側で参加するのは2回目だ。

1回目は2026年5月のおでライ沖縄。この時は無料配布のみだった。しかも試験的に10部だけを頒布。この時のことについては以下でレポートを書いた。

今回のレポートで「前回のおでライ沖縄」という言い方をしていたら、それはつまり上記の記事でレポートした「おでかけライブin沖縄スペシャル68 GW新刊2026」のことだ。

前回のおでライ沖縄は宜野湾ぎのわん市だが、今回のZINEフェスは那覇市。わたくしは那覇市在住なので、場所に新鮮さはない。ものすごい近所というわけではないけど、ああ、あそこね、という感じ。

めたなぎとしてのお品書きは以下。

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サークルめたなぎのお品書き、2026年6月21日開催ZINEフェス沖縄

この画像における「再録」というのは、基本的には、いったんWeb上で公開したものを初めて紙の本にしたという意味での再録である。エッセイについては過去のアンソロ寄稿の再録もある。

このお品書き画像は6月19日に以下でポストしていた。
https://x.com/metanagi/status/2067862591880495566

リトリンなどにもこのお品書き画像を掲載していた。こちらは7月21日になってから削除。
https://lit.link/cleemy

有料(1,500円)の小説は新刊。前述のように、有料本を扱うのは初体験。この有料本、持っていったのは7部。売れたのは6部。

そして 前回のおでライ沖縄 でも無料配布したZINE。ZINEについては前回の余りではなく、増刷した「第2刷発行」のものを頒布した。30部を持っていき、すべてを頒布。

今回増刷した『めたなぎZINE』Vol.1 の奥付のページは以下。

『めたなぎZINE』Vol.1 第1版第2刷 の奥付
『めたなぎZINE』Vol.1 第1版第2刷 の奥付

第3刷の時は「第1版第3刷発行」と記載しようかと思っている。誤字脱字修正などがあった時に第2版にし、奥付のみの変更なら第1版のまま、という。

無料配布の『めたなぎZINE』Vol.1 については、表紙装画は依頼したものである。その依頼先であるエスオーさんが今回のZINEフェスで一般来場者として来られたので、保管しておいた「初版発行」のもの、つまり第1版第1刷のものを一部差し上げた。

ようやく今回のZINEフェスで、実物をお渡しすることができた。最初から紙の本の表紙にすることを前提に依頼していたわけだし、会わずに依頼を完了させるのが当たり前のSkebのようなサービスを通じての依頼ではない。実際に刷られた紙の本をお渡ししてようやく完了という感じがする。

表紙装画の依頼のことについては [cdwsumup-2026-1q] を参照。

物理的に会ったことのあるお方が即売会イベントに一般来場者として来られるという、こういうのも今回が初体験である。

なお、前回の「10部」や今回の「30部」というのは、こちらから能動的に差し上げるという性質のものについては入れていない数字である。「10部」「30部」というのはすべて、興味を持たれたお方が実際にブースの前まで来られて、こちらからお渡しすることなくご自身で手にとって入手された、そういう数だ。

わたくしの側が知らない(顔を見ても誰か分からない)人にすでに合計40部を頒布したということになる。いずれは100部を超えることになると思う。

 

サークルリスト&配置図

 

サークルリスト……のようなものは、おそらく公開はされていない。

出展者向けの共有のスプレッドシートには、一覧はある。

配置図も公開はされておらず、出展者向けスプレッドシートのスクショを撮ってそこから切り出したものを「本当に使っていいのかな?」とおそるおそる使う、という出展者さんが多そうだ。

わたくしが用意した加工済みの配置図は以下。

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2026年6月21日開催ZINEフェス沖縄の配置図、めたなぎのスペースは「F-4」

単にピンク色の線で書き加えただけでなく、少し縦長に加工している。

この加工後の配置図の初公開は6月15日の以下のポスト。
https://x.com/metanagi/status/2066338040545714626

この配置図もリトリンで公開していた。

この配置図なんだが、どちらが通路なのかが分かりにくい気がする。このことは「会場のこととか」のセクションにて後述。

ちなみに、おでライはサークルカットも含めてサークルリストが公開情報。わたくしが参加した 前回のおでライ沖縄68 のサークルリストは以下。
https://www.youyou.co.jp/circlelist/index.php?date=2026-05-03&place=okinawa_Convention&sort=place

上記リストのD28のところにサークル名「めたなぎ」でペンネームが「cleemy desu wayo」の情報が確認できるはずだ。ただし、7月時点ではサークルカットは表示できなくなっている。

そして配置図は以下だったのだが、こちらも7月時点ではアクセス不可。
https://www.youyou.co.jp/circlelist/pdf/20260503_okinawa_Convention_map.pdf

文フリについては、来年(2027年)開催のものに申し込んだだけでまだ実際にサークル参加をしていないのだが、Webカタログにおける「めたなぎ」のページはすでにある。
https://c.bunfree.net/o/23339

 

他の出展者さんの設営の様子が分かるポスト

 

おでライと比べて、リアルタイムでの設営完了ポストは少ないかもしれない。

というわけで、設営完了ポストというよりも設営の様子が分かるポスト全般を拾っていくことにする。

まずこちらが、当日のわたくしから見て左隣(通路側から見て右隣)の出展者さん。
https://x.com/inutoikitemitai/status/2068688654109905369

当日のわたくしから見て右隣の出展者さんは、おそらくXアカウントをお持ちではない。見逃しているだけかもしれないが。

以下、だいたい時系列で設営の様子が分かるポスト。

https://x.com/shimabook_akane/status/2068499379137507486
https://x.com/shimabook_akane/status/2068503988316799137
https://x.com/shimabook_akane/status/2068669745382281631
https://x.com/shimabook_akane/status/2068504402206630103
https://x.com/shimabook_akane/status/2068542858651697324
https://x.com/shimabook_akane/status/2068550905503613220
https://x.com/masaki_desuyo_/status/2068504165853413504
https://x.com/masaki_desuyo_/status/2068513030925881692
https://x.com/nichitayasan022/status/2068503874005274714
https://x.com/kokisteins1/status/2068504142541381993
https://x.com/kokisteins1/status/2068694558888837550
https://x.com/gokigensun4649/status/2068505727711535244
https://x.com/tamakilog_ouo/status/2068509669132529774
https://x.com/asahirubankoo/status/2068510246000288224
https://x.com/a_medium_/status/2068510934679847071
https://x.com/a_medium_/status/2068618718868041785
https://x.com/LUSHUI_works/status/2068517365139349601
https://x.com/MAA_TC/status/2068514961824129339
https://x.com/mozuuuu10/status/2068515266531869014
https://x.com/CURIOSITIES_OKI/status/2068516074497491389
https://x.com/ryukyu_nation/status/2068527083991728423
https://x.com/ryukyu_nation/status/2068661049696629172
https://x.com/chai_0608wt/status/2068517592403472474
https://x.com/chai_0608wt/status/2068690163191132397
https://x.com/defjp/status/2068518758826803427
https://x.com/oumugainomesha/status/2068519817754341808
https://x.com/boosaashi/status/2068520975453569443
https://x.com/PNCovuc5yT53729/status/2068524496613687400
https://x.com/PNCovuc5yT53729/status/2068631172008358175
https://x.com/yamabooks_/status/2068524676708716993
https://x.com/nawachou/status/2068547510138966227
https://x.com/mozu_tokiwazaka/status/2068562351356551198
https://x.com/_KINO_COSMO_/status/2068625133850525858
https://x.com/mts__1203/status/2068678445538955384
https://x.com/designvivianu/status/2068687581659947210
https://x.com/nakayoshipotato/status/2068688471322247559
https://x.com/mocoriinya/status/2068691601812316494
https://x.com/saeyapop/status/2068698727683088814
https://x.com/yu_uji3/status/2068904354288206066
https://x.com/mongx2l/status/2069014971263156452

もしかしたら、ZINEフェス沖縄でないものも混じってしまっているかもしれない。イベント終了後しばらくすると共有スプレッドシートにアクセスできなくなって、出展者一覧は分からなくなってしまった。一覧があれば、もうちょっとまともなリストになったかもしれない。

上記は出展者さんご自身によるポストだが、一般来場者さんによる以下のようなポストもある。
https://x.com/gisu_michi/status/2068694865597305015
https://x.com/santesaga/status/2068530201601159237
https://x.com/hachi99999/status/2068606274972066045

以下もそうだ。
https://x.com/1x6/status/2068601986866692448
ちなみにこの写真、わたくしのブースもちょっとだけ見える。「0円」のポップが見える。わたくしの顔は見えない。

おでライとは違い、一般来場者さんも設営の様子を撮影して普通にアップしている。

ちなみにZINEフェスでは顔が写ったものがアップされるかもしれないというのが前提である。ZINEフェス公式も顔が写った写真・動画をガンガンアップしている。コミケやおでライの即売会エリアではありえない感覚である。

わたくしはリトリンやnote記事の中でアップする写真については一部を塗りつぶしたりしているが、ZINEフェスでも配慮すべきだと暗に主張したいわけではない。

ZINEフェス公式の動画では、わたくしの後ろ姿が写っていたりもした。これについては「会場のこととか」のセクションにて後述。

今回、note内で「ZINEフェス沖縄」などで検索すると、想像以上に記事が多かった。だからすべてはチェックしていないが、例えば以下はXにアカウントがないかもしくはXではZINEフェスの詳細を発信していない出展者さんによる、設営の様子が分かるnote記事。

ちなみにインスタはほとんど見ていないので分からない。

 

同人サークルめたなぎの設営

 

わたくしの設営について。

ZINEフェスにはサークルチケットなどはない。当日の自己申告・自称こそが重要。自分のブースに到着直後の写真は以下。

ZINEフェス沖縄でのめたなぎのブース到着直後の写真、2026年6月21日撮影
ZINEフェス沖縄でのめたなぎのブース到着直後の写真、2026年6月21日撮影

机や椅子を運ぶことになると覚悟していたのだが、それはしなくていいという運営からのアナウンスがあった。

他の出展者さんによる以下のポストに、人が入ってくる前の全体像が分かる写真がある。
https://x.com/kokisteins1/status/2068501841122590804

わたくしが中に入った時点で、すでにこのように机と椅子が並べられていたわけだ。

わたくしは一人で黙々と作業しているとバレにくいのだが、他人との共同作業においてはいろいろと問題が表面化しやすい。でも当日の共同作業は何もなかったため、実務能力の低さによって周囲を圧倒する機会は失われてしまった。

拍子抜けした状態で設営の準備を始めていると、お隣ではない近くの出展者さんが「よかったら、予備のサークル布を使います?」みたいな感じで話しかけてきた。

さ、さ、サークル布を、借りる……???

そんなことがありうるのかと思って頭がフリーズしてしまった。一度も話したことのない出展者さんだったというのもある。でもそういうのもアリなのかもしれない、と思った。実際に布を借りてやる様子というのを頭の中でシミュレーションした。

そういえば今回、机はキレイだった。前回のおでライ沖縄 は机が古ぼけていて、机の表面を隠すためにも布を使うべきかもしれないと思った。今回の場合は、机を傷つけてしまわないか心配になってくる。

でも結局、サークル布は借りないことにした。

いろいろ考えて断ったのだが、他の出展者さんとこういう関わりがありうるのだということが非常に新鮮ではあった。

ちょっとしたことが新鮮なのは、やはりまだわたくしが同人赤ちゃんだということなのだろう。

ちなみにわたくしの両隣のブースはそれぞれ2人参加であり、09:30 集合ではなく 10:00 集合だった。上記のやり取りはおそらく、10:00 になる前のことである。

本来、1人参加は30分早く到着して机と椅子を運ぶことになっていた。2人参加の場合は運ぶのは手伝わなくていいが、一般入場が可能になってから片方が受付を時々手伝うことになっているらしい。

今回、わたくしは値札を現場で作成してみた。時間的に余裕があったのでかなりチンタラチンタラ作業をしていた。以下は作業中の机の上。

ZINEフェス沖縄でのサークルめたなぎの設営作業中の写真、2026年6月21日撮影
ZINEフェス沖縄でのサークルめたなぎの設営作業中の写真、2026年6月21日撮影

通路側からではなく、座っているわたくしの側からの目線。

小さい2つの段ボール箱は、印刷会社のちょ製本工房さんから印刷・製本が完了した本が自宅に送られてきた時のものである。

以下が午前11時の設営完了直後の様子。通路側から。角度を変えて3枚。

ZINEフェス沖縄でのサークルめたなぎの設営完了直後の写真、2026年6月21日撮影
ZINEフェス沖縄でのサークルめたなぎの設営完了直後の写真、2026年6月21日撮影
ZINEフェス沖縄でのサークルめたなぎの設営完了直後の写真、2026年6月21日撮影
ZINEフェス沖縄でのサークルめたなぎの設営完了直後の写真、2026年6月21日撮影
ZINEフェス沖縄でのサークルめたなぎの設営完了直後の写真、2026年6月21日撮影
ZINEフェス沖縄でのサークルめたなぎの設営完了直後の写真、2026年6月21日撮影

以下が午前11時ジャストの設営完了ポスト。
https://x.com/metanagi/status/2068514296582357400

デカいポップは 前回のおでライ沖縄 の時の使いまわし。今回、設営には凝らずになるべく使いまわすと決めていた。

遠景でわたくしの設営がよく分かるポストは、他の出展者さんによる以下のポスト。
https://x.com/yamabooks_/status/2068524676708716993
わたくしの顔は「0円」のポップに隠れて見えない。

午前11時時点では、『めたなぎZINE』については30部のすべてを机に出したわけではない。前回のおでライ沖縄の時は、10部だけだったから開始と同時にすべてを台の上に置いた。今回はまず20部ぐらいを置いた。

つまり今回、途中で補充をするということをやったわけだ。これは初体験。

値札については、積み上がった状態では特に問題ないのだが、残りが減ってくると手が引っかかる場合があり、少し失敗だったかもしれない。

小説のほうについては、最初は「1500円」の値札だけで何の説明もなかった。でも開始後30分ぐらい経って「こちらは小説です.」と書いたものを提示した。

以下はZINEがなくなった直後の 14:10 前後の写真。角度を変えて2枚。

『めたなぎZINE』完売後の写真、2026年6月21日撮影
『めたなぎZINE』完売後の写真、2026年6月21日撮影
『めたなぎZINE』完売後の写真、2026年6月21日撮影
『めたなぎZINE』完売後の写真、2026年6月21日撮影

この2枚目については当日 14:23 の以下のポストと同じ。
https://x.com/metanagi/status/2068565466176729095

 

パンフレットはないけど配布物はあった

 

ZINEフェスはパンフレット的なものがない。

でも今回、配布物があった。紙切れ1枚だけど。しかも、午後になってから。何時ごろだったかは忘れた。毎回あるのかどうかは知らない。

わたくしから見て右隣のブースの出展者さん(のうちの一人)から紙の束が渡されて、「一人一枚ずつ取ってまわすみたいです」みたいなことを言われた。

これは……懐かしい。学校みたい。

ちなみに配布されたものは以下。

ZINEフェス沖縄の当日に配布されたもの
ZINEフェス沖縄の当日に配布されたもの

イベント開催から時間が経ち、配布されたものは本当にこれだったっけ?どこかに薄いグリーンの要素がなかったっけ?などとちょっと混乱している。でも該当するものがこれしかないから、たぶんこれだろう。

一番知りたいのは次回のZINEフェス沖縄がいつなのかということなわけだが、それは書かれていなかった。ギリギリで未確定だったのかもしれない。
1月31日のZINEフェス沖縄では、次の予定について手書きで「6/21」と書かれたものが会場に複数貼られていた。当日すでに次の予定が確定していた。

次回が2027年2月20日であることを知ったのは、イベントの翌日にnoteの以下の記事が公開された時である。

 

名刺を忘れた

 

今回のイベントで明確に失敗だったところは名刺。

名刺は 前回のおでライ沖縄 のために用意したものが大量に余っていたから、それを持っていく予定だった。

でもその大部分を忘れてしまったのである。

イベント等とは無関係におみやげとしてもらったお菓子「バターのいとこ」の羽田空港限定バージョンの箱に名刺を入れて、忘れないように目立つところに置いていた。でも見事に、この箱ごと忘れた。

羽田空港限定バージョン「バターのいとこ」の箱、2026年7月20日撮影
羽田空港限定バージョン「バターのいとこ」の箱、2026年7月20日撮影
羽田空港限定バージョン「バターのいとこ」の箱とわたくしの名刺、2026年7月20日撮影
羽田空港限定バージョン「バターのいとこ」の箱とわたくしの名刺、2026年7月20日撮影

サイズ的にピッタリなのはご覧の通り。

狙ったのかどうかは分からないが、規格品とは何かについて考えさせられるねえ。わたくしのような人間が書いているものに多少なりとも関心がある人であれば、規格品という存在についてよく考えるよね?そこは当然だよね?知らんけど。

2枚目の写真の右下には、クリスタルパック的なものに入れた名刺も写っている。これは「バターのいとこ」の箱の中には入れていない。この10枚くらいは常にカバンの中に入れて、すぐに渡せるように持ち歩いているわけだ。このクリアパックに入れて持ち歩いている分については配布できた。

実際のところ、前回(5月3日)のおでライ沖縄 の終了後から6月21日のZINEフェス沖縄までの間、名刺を渡すような機会はほぼ皆無だった。わたくしにはふだん、新しい人間との出会いなどないのだ。

今回も名刺をもらっていく人はそれほど多くないので、クリアパックに入れていた分だけで大丈夫なのかと思ったけど甘かった。

以下はすでに提示した写真と同じ。14:10 前後。

『めたなぎZINE』完売後の写真、2026年6月21日撮影
『めたなぎZINE』完売後の写真、2026年6月21日撮影

この写真を見て「おや?」と思った人は鋭い。この写真には、右端に黒い針金のようなものが写っている。これは実際にはSeriaのカードスタンドである。商品名としては「ディスプレイスタンド ミニ」。設営直後はここに名刺があった。でもいつの間にかなくなってしまい、補充もできなくなった。

まあこの名刺というのは色合いが微妙に失敗したものなので、積極的に配りたいものとはいえないのだが。

ところで、ZINEフェスとは直接的には何の関係もないことなのだが、ZINEフェス終了後しばらく経った7月14日あたりからVRChatに関連して「勝手に名刺交換するな」という主張がXで議論を呼んだ。

この件でいろんなポストを眺めていて、「名刺を切らしている」という言い方がJTC的世界観では定番の「設定」であるらしいことを知った。実際には事情があって名刺を交換できない立場であることを暗に示す場合があるというのだ。

わたくしはこういうことにうといので、それなりに衝撃的だった。

わたくしの「名刺を忘れた」は本当に単純に忘れただけということは強調しておきたい。

2026年7月現在、わたくしは完全に無職だし、所属組織のようなものはないし、即売会系のイベント参加においていかなるしがらみも背負ってはいない。

「勝手に名刺交換するな」の記事は以下。

  • 【VRChat】クリエイターがビジネス界隈でやってはいけない、たった一つのこと|岩田 光洋(ミツエモン)│地方創生×メタバース(2026-07-14)
    https://note.com/mirai_sousei/n/nccca48d9aab9

わたくしはこれに関連して、7月17日に以下の5つのポストを「いいね」&リポストした。
https://x.com/TANAKA_U/status/2077626987125129621
https://x.com/TANAKA_U/status/2077852769625768238
https://x.com/sekiguchiaimi/status/2077372357493260449
https://x.com/nemchan_nel/status/2077678356880114042
https://x.com/nemchan_nel/status/2077680699591758288

その後7月18日になって以下の3つをポストした。
https://x.com/metanagi/status/2078144506105643379
https://x.com/metanagi/status/2078147333251047852
https://x.com/metanagi/status/2078150069765939303

 

人の流れとか

 

今回のZINEフェス沖縄、開催時間は 11:00〜16:00。

当日のわたくし、設営完了ポスト以降に何かを発信したのは 14:23 の以下のポストのみだった。
https://x.com/metanagi/status/2068565466176729095

30部用意した無料配布のZINEは 14:02 になくなりました。
7部用意した1,500円の小説単行本は 14:22 時点で残り2部です
#ZINEフェス沖縄

https://x.com/metanagi/status/2068565466176729095

以下は埋め込みによる表示。

14:02 にZINEがなくなったということは、約3時間で30部。ということは約1時間で10部。

でも実際のところ、午前11時台に一気に21部が出ていった。

手書きでメモを残していたので、詳細な動きを書いておく。

まず無料配布のZINEから。

ZINEの1冊目がなくなったのは、11:14。一般入場開始後約15分経ってからというのは、前回のおでライ沖縄 と同じ。

そして正午の時点で残り9部。だから約45分間で一気に21部がなくなったことになる。約2分に1冊!

13:00 時点では、残り5部。

ということは、11時台で21部、12時台で4部、13:00〜14:02で5部、ということになる。

有料本(小説)については以下。

  • 1冊目 …… 11:48

  • 2冊目 …… 12:16

  • 3冊目 …… 13:06

  • 4冊目 …… 13:23

  • 5冊目 …… 14:10

  • 6冊目 …… 15:28

無料配布は11時台に集中していたわけだが、有料本はまったくそういう感じではない。

誰もコイントレーを使ってくれないので、最後の6冊目の時はトレーを台の下に引っ込めておいて、「買います」的表明があってからひょこっとトレーを出してみた。ここで初めてコイントレーが活用されることに。

まあ、即売会は手渡しがメインということでいいのかもしれない。

人の多さということについては、確かに夕方まで人はいる。ここは 前回のおでライ沖縄 とは違う。

でもわたくしの主観では、夕方までずっと人が途切れないというよりは、いったん人が減り、終了の間際になって人がまた増えそうな、でもあんまり増えないような、「もしかしてもうちょっと遅くまでやるなら夕方から来たいという人がそれなりに来るのでは?」という考えが浮かんだころに終わる、という感じ。

なんとなく、「夕方から行こう」という層が潜在的にそれなりにいるような気がするのである。場所柄のこともある。

14時台などは明らかに人は少ない。そして15時台は「ちょっと遅くなったけどまあいいか」という感じではなく、15時台だからこそ来れたのだという人がそれなりにいるのではないかと思う。

「18時くらいまでやらせて欲しい」という出展者さんも。
https://x.com/_KINO_COSMO_/status/2068887750397542826

16時で終了と聞いて「だったら行かない」な人もいたのかもしれない。

ちなみに15時台は、少し人の動きが不思議だった。だいぶ人が減ったなと思うと、10人か15人ぐらいが一気に入ってくる。あっ大人数のグループが来た、と思ったら違うのである。単一のグループではないのだ。でもF列のブースに座っていると、一斉に入場してきたように見える。

こういうカタマリが複数回あって、それが謎なのである。

このカタマリというのも、あくまでも主観である。他の出展者さんがどう感じていたかは分からない。

「同人サークルめたなぎの設営」のセクションでも紹介したポストと同じだが、他の出展者さんによる以下のポストに人が入ってくる前の写真がある。
https://x.com/kokisteins1/status/2068501841122590804

わたくしのいたF列は、上記のポストの1枚目のスペースである。もし一般入場者がわたくしのブース付近に最短で行こうとするなら、上記のポストの2枚目の「市町村特産品コーナー」があるスペースにまず一瞬だけ入り、一番手前にある入り口から1枚目のほうのスペースに入っていくことになる。

一つの可能性として、15時台はゆいレールで来たという人が多かったのだろうか、というのがある。同じ車両に乗っていた人がそのままZINEフェス目当てで歩いてきたため、単一のグループではないのに一斉に入場することになった、とか。

実は受付で何かが滞っていた、という可能性もあるのだろうか。混雑しているわけではないけど、しばらく待たされるという状況が発生していたために一気に入場する流れがあった、という。でもそんなことが複数回発生するものなのだろうか、という疑問もある。

ちなみに ZINE FARM TOKYO(BOOK CULTURE CLUB)によるZINEフェスは、ほとんどが 11:00〜16:00 のようだ。

でもZINEフェス東京では 12:00〜17:00。
https://note.com/bookcultureclub/n/n428fe38eef97
https://note.com/bookcultureclub/n/nb42b348d931f
https://note.com/bookcultureclub/n/na5029f005cad
https://note.com/bookcultureclub/n/n053a24287fc2
https://note.com/bookcultureclub/n/na022cade2895

吉祥寺ZINEフェスティバルも 12:00〜17:00。
https://note.com/bookcultureclub/n/nff606eb3820f
https://note.com/bookcultureclub/n/n2aabbbe5011d
https://note.com/bookcultureclub/n/n6ead299d5947

また、ZINEフェス埼玉ではなぜか 10:00〜18:00 という長時間の開催。
https://note.com/bookcultureclub/n/ncbe8dac96216
https://note.com/bookcultureclub/n/n9d9f0392febb
https://note.com/bookcultureclub/n/n1190489eb1fb
https://note.com/bookcultureclub/n/n0fd3860be228
https://note.com/bookcultureclub/n/nfdd1a4ab0c05

ZINEフェス埼玉については「8時間勤務、頑張ります!」とXに書いておられる出展者さんを見かけた。
https://x.com/IrohaLabo110813/status/2015340019737841922

文フリだと、文フリ東京31(2020年11月開催)から東京開催はずっと12:00〜17:00 のようだ。
https://bunfree.net/event/tokyo31/

文フリで11時台をバッサリ切ってしまうというのはそれなりに大きな決断だったのかどうか、気になる。

ちなみに次の文フリ京都11(2027年1月開催)はわたくしも出店予定。これも12:00〜17:00 である。
https://bunfree.net/event/kyoto11/

文フリ京都10(2026年1月開催)も 12:00〜17:00。
https://bunfree.net/event/kyoto10/

文フリ京都9(2025年1月開催)はまだ 11:00〜16:00 だったころ。
https://bunfree.net/event/kyoto09/

都市部での開催では後ろにズレやすいといった傾向があるのかどうか、気になるところである。

 

会場のこととか

 

人が入る前の様子がよく分かるのは以下。
https://x.com/kokisteins1/status/2068501841122590804

わたくしがいた「第一会場」に人が入ったあとの様子がよく分かるのは以下。
https://x.com/yamabooks_/status/2068524676708716993

以下もよく分かる。
https://x.com/gisu_michi/status/2068622907576869034
https://x.com/hachi99999/status/2068606274972066045
https://x.com/1x6/status/2068601986866692448

以下は公式による3秒だけの動画。
https://x.com/zinefarmtokyo/status/2068525171208847832

以下も公式の動画だが、インスタ。
https://www.instagram.com/reel/DZ2EppmJSwO/

以下は埋め込みによる表示。

上記のインスタの動画には、0:00:28 あたりにわたくしの後ろ姿が写っている。

このことについて6月23日にポストした。


https://x.com/metanagi/status/2069250132768657639

公式のインスタにある動画で、わたくしの後ろ姿が写ってる。
たぶん 0:00:28 あたり。
襟が変なのは、冷房が効き始めた正午あたりからTシャツを重ね着してたからだな。
次は重ね着じゃなくて内側を裏起毛腹巻きとかにしようかな

https://x.com/metanagi/status/2069250132768657639
https://x.com/metanagi/status/2069250132768657639  の画像 1of1
https://x.com/metanagi/status/2069250132768657639 の画像 1of1

ところで配置図をあらためて提示しておく。

画像

これはわたくしの加工後だ。

縦長にする前の画像がよく分かるのは例えば以下。
https://x.com/mocoriinya/status/2066477573216034837

この「第一会場」の左端なのだが、つまりD列というのは、壁を背にしているのか???それとも壁のほうを向いてるのか???これは当日まで謎だった。

正解は、D列は壁のほうを向いていた。そしてE列とF列が向かい合う。F列のわたくしは、上記の画像では左側を向いて座っていたことになる。

D-1 の出展者さんによるポストが以下。
https://x.com/chai_0608wt/status/2068690163191132397

「第二会場」のほうについては、A列が壁を背にしていたようだ。
https://x.com/PNCovuc5yT53729/status/2068524496613687400
壁の「市町村特産品コーナー」が写っている。

ちなみにこの「市町村特産品コーナー」、道路側から建物を見た場合、ローソンのすぐ真上あたりである。

ちなみに今回のZINEフェス沖縄、建物としては自治会館。その2階ホール。だから「市町村特産品コーナー」があるのだろう。

通路のことについては、配置図に「通路」と文字で書いてあることもあるのかもしれない。以下の2つはZINEフェス旅と食。
https://x.com/ko_saka/status/2068536419786936696
https://x.com/0622shud/status/2068500748535767162

当日の朝の建物の周辺の写真。

ZINEフェス沖縄の会場の自治会館、2026年6月21日朝撮影
ZINEフェス沖縄の会場の自治会館、2026年6月21日朝撮影
ZINEフェス沖縄の会場の自治会館周辺、2026年6月21日朝撮影
ZINEフェス沖縄の会場の自治会館周辺、2026年6月21日朝撮影

上記の2枚は午前9時前後の撮影。1枚目は1階にローソンがあるのが分かりにくい写真になってしまった。

ここはゆいレールだと旭橋あさひばし駅の近くだが、那覇バスターミナルのすぐ近くでもある。那覇市に頻繁に来ない人にとっては、那覇バスターミナルの近くというほうが通じやすいかもしれない。

そして那覇バスターミナルのすぐ上にはダイソーがあり沖縄県立図書館もある。つまりこの会場、ローソンもダイソーも図書館もすぐ近くである。

ダイソー内のコピー機はローソンより安いかもしれない。ただしネットワークプリント系のサービスは利用できない。

建物内で会場にたどり着くまでの写真は以下。

ZINEフェス沖縄の会場の自治会館の建物内、2026年6月21日撮影
ZINEフェス沖縄の会場の自治会館の建物内、2026年6月21日撮影
ZINEフェス沖縄の会場の自治会館の建物内、2026年6月21日撮影
ZINEフェス沖縄の会場の自治会館の建物内、2026年6月21日撮影

上記の2枚は実際にはイベント終了後に撮ったものだ。

ところで、会場は想像以上に寒かった。特に正午以降。

前述のわたくしのXのポストにあるように、途中からはTシャツを2枚にした。

単にTシャツの上から新たにTシャツを着たわけではなく、無地のTシャツをあとからインナーにするという方法で2枚に。

最初から着ていたTシャツは脱がずに、自分のブースでモゴモゴ動きながらこれを実現した。理屈のうえでは可能なことは分かっていたが、もしかしたら実際に実行したのは生まれて初めてかもしれない。

 

同人サークルめたなぎの収支

 

かかった費用のことから。

何よりもまず、サークル参加費(出展料)が4,800円。これはVプリカで2月の時点で支払った。

以下はVプリカの2026年2月の利用履歴。2026年7月18日深夜のスクショ。

Vプリカの2026年2月の履歴
Vプリカの2026年2月の利用履歴

今回のZINEフェスと直接的には関係ないが、164円の支払いはPatreonでのResoniteの毎月1ドルのプランだ。479円は同じくPatreonでの Poly Haven の毎月3ドルのプランである。

ZINEフェスはおでライと違って当日のパンフレット購入などはない。出展にかかる費用はこの4,800円だけである。

ちなみに4,800円なのは告知ありプランだからである。3回の告知義務がある。その3回は以下。
https://x.com/metanagi/status/2019730141648486657
https://x.com/metanagi/status/2057897085568168214
https://x.com/metanagi/status/2066163788160946280

次に本の印刷費用について。

前回のおでライ沖縄 では『めたなぎZINE』Vol.1 の15部を注文し、イベント当日に頒布したのは10部だが、残りの5部はこちらから人に差し上げたりした分であり、残りがあるわけではない。

今回注文したのはこのZINEの第1版第2刷を35部。A6サイズ134ページ上質55kg表紙レザック。8営業日コースの注文で、10,740円だった。

小説単行本については初版(第1版)を7部。A5サイズ222ページ淡クリームキンマリ90kg表紙レザック。6営業日コースの注文で、6,640円。

ちょ古っ都製本工房のわたくしの注文履歴のスクショ、2026年6月入稿の分
ちょ古っ都製本工房のわたくしの注文履歴のスクショ、2026年6月入稿の分

シーズンオフだったこともあってか、ZINEも小説単行本も想定していたよりずっと早く到着した。ZINEは6月13日到着、小説単行本は6月17日到着。

6月5日が入稿期限だった注文は、小説単行本の校正刷りのために5月12日のうちに注文しておいたものだ。でも文芸アンソロ企画『intro-』vol.3 への寄稿の原稿が5月中に仕上がらなかったこともあり、6月5日なんてとても間に合わないということでこの注文はキャンセルした。これをキャンセルしたおかげで、小説単行本は校正刷りなしの一発勝負になった。

まとめ。

売り上げについては、1,500円の本が6部で計9,000円。

主な支出は以下。

  • サークル参加費(出展料) …… 4,800円

  • 無料配布ZINE印刷 …… 10,740円

  • 小説単行本印刷 …… 6,640円

つまり支出は計22,180円。

というわけで、トータルとしては13,180円の赤字。

小説単行本は売れ残った1冊を次回に売ることはできる。でもおそらくそうしない。次回は第1版第2刷あるいは第2版を売る予定。

 

同人サークルめたなぎの新刊

 

新刊の小説単行本は『ダグラス・ジェネルベフトと7人の暗殺者』。

2021年春〜2024年夏にかけて執筆した一次創作小説だ。

実験小説としての側面があり、なろうで流行しているものからはほど遠い内容ではあるが、先になろうで公開(連載)した小説である。

11万字超えであり、このボリュームの小説としては、生まれて初めて完結まで導くことが出来た。

「小説家になろう」で公開済みのわたくしの小説の一覧は以下。
https://mypage.syosetu.com/1940328/

とにかくわたくしは新しい小説のプロットをすぐに思いついてしまうのだが、完成まで持っていくことが難しい。今回はほとんど奇跡のようなものといえるかもしれない。

わたくしのような人間にとって、書くことには内圧が必要である。でも内圧があったからといって完成までたどりつけるとは限らない。内圧が高まってきたというそのタイミングで時間的余裕や静寂があるかどうかも重要になってくる。

たとえ部分的にでも実際に書いてしまうことは、減圧につながる。場合によっては、アイディアの簡単なメモを書きつけるだけでも減圧につながることがある。

ちなみに2024年7月の執筆再開にあたっては、執筆を再開するということをnote記事にて宣言をして自分を追い込むということもやった。でもこういうものを公開するのは不毛に終わることもある。今回はたまたまうまくいっただけだ。

2024年2月には別の短編小説「蛇と椅子」のプロットが突然浮かんで、このアイディアが刺激になって『ダグラス……』も完成させないとなあ、とぼんやり考えていた。ふだんは小説について話す機会が皆無だが、2024年6月には珍しく複数のリアル知人から小説について聞かれた。

また、2024年6月はVRChat内でlain展(WEIRD展)があったこともあり、アニメ『serial experiments lain』を観返したりした。自分の10代のころについていろいろ考えていた。

未完成の「土曜日」の回にいきなり手を付けるのではなく、まずは公開済みのエピソードについて細々とした修正だけをした。この修正が2024年7月3日夜から7月4日朝にかけて。

7月4日の宣言によってムリヤリ内圧をつくるということではなく、内圧が十分に高まってきたところで宣言をしたというのが実際のところだ。

完成後は以下のnote記事を書いた。

いったん飽きたものを完成させるのはとても難しい。盲目性(浅田彰あさだあきらの言う大いなる盲目)と明晰性の両方が必要な気がする。

小説ではないが、2018年には「ずっと変わらないでいてほしい」という4万字超えのエッセイを完成させた。これは2018年6月あたりでほとんど完成していたが仕上げ作業の途中で完全に飽きて放置状態になり、9月後半か10月前半あたりになってから仕上げを再開して完成させた。

この「ずっと変わらないでいてほしい」を完成させることができたという事実は、わたくしの人生にとって大きかったかもしれない。いったん飽きてしまったものを完成に導いたことはそれまで一度もなかったからだ。

ちなみに「ずっと変わらないでいてほしい」の終盤には意識の定義をめぐる話が出てくる。AIが進歩して、AIに意識はあるのかということが2023年あたりからよく話題にのぼるようになった。この2018年のエッセイの中で意識について書いた箇所については現在もわたくしの考えは変わっていない。

小説に限らず、終盤に重要なことが書かれているのに仕上げで飽きてしまって放置状態、というものが複数ある。重要なところだけ箇条書きにして先に発表してしまおうかと思うこともある。

で、『ダグラス……』のほうだが。小説の完成後は特に何かをするわけでもなく再び放置状態になり、2026年に入ってからようやく本気で紙の本にする構想を練り始めた。この長編小説を紙の本にするにあたって、本文の入稿データについてはVivliostyleを使用した。手でちまちまとCSSをいじった。GIMPやInkscapeなどのOSSも使用している。

この『ダグラス・ジェネルベフトと7人の暗殺者』のタイトルについては、「7」ではなく「七」という表記でもかまわない。

小説の構想の段階から横書きを前提にしていたこともあって、正式なタイトルとしては「7」のつもりである。

ところで、このタイトル。いつごろ気づいたのかは忘れたが、ハヤカワ文庫に『七人の暗殺者』という翻訳の小説があるのだ。おそらく2021年の夏の時点ではこの小説の存在に気づいていた。この小説がどんな内容なのかは2026年現在でも知らず、パロディ的な要素やオマージュとしての何かを意図的に込めたりはしていない。

1955年公開の日本映画『六人の暗殺者』については、構想の時点で存在は知っていた。だがこちらも内容については知らない。

ハヤカワ文庫『七人の暗殺者』については原題が『Seven Demons』のようだ。わたくしの『ダグラス・ジェネルベフトと7人の暗殺者』は「暗殺」であるというのが重要で、直訳っぽい英語の題にするならそこは「Assassin」が妥当なのではないかと思う。依頼された暗殺とは限らないから、「Hit-man」でもない。

ちなみに、わたくしはたいてい小説やエッセイについてはテキストエディタでテキストファイルに書いていく。この小説に関連することのファイル名やフォルダ名では「ykdg」を入れて、CD-Rにバックアップを焼いたりする時は表面に「YKDG」とマジックで書いたりしていた。

ふとした時に「あっそういや、YKDGのあそこ……」と頭の中で自然と「YKDG」が浮かぶこともあった。

そういうわけで、英語の題では「YKDG」の略す前の文言でもいいのかもしれない。英語版を出す計画があるわけではないけど。

この「YKDG」というのが一体どういうことなのかは、ぜひ小説を読んで確認してみてほしいと思う。

この『ダグラス……』の主要登場人物たちについては、明確なモデルというのは存在しないことは強調しておきたい。

ところで、コロナ禍になった直後の2020年前半あたりからずっと構想を練っているサーガ的な小説のシリーズがある。そのシリーズの小説で完成したものはまだ一作もないが、長編一作目については7万字以上書いて未完のまま放置状態である。

その一作目には、「アユカワ」という登場人物がいる。この「アユカワ」にモデルがいるのかはかなり微妙だが、いるとみなしたとしても5人以上は混ざっている。

そして一作目では主人公が夢を見るシーンがある。サメが登場する夢である。主人公はそのサメと「アユカワ」を同一視する。夢の中でそのサメはノイズ付加によって能力を拡張する。ノイズによってサメがより遠くのプランクトンを発見できたりするとされる、確率共鳴という現象がある。主人公はこの確率共鳴についてのサメを使った研究を知っているわけだ。

このサーガの一作目については全面的にリライトする可能性があり、この夢のシーンはなくなってしまうかもしれない。

もともと『ダグラス……』はこのサーガの番外編的な位置づけのものとして構想を開始した。そして上記のサーガ一作目の夢のシーンは、この『ダグラス……』の全体のプロットが固まるきっかけの一つとなった。

でも、最終的にはどのシリーズとも関係がないものになった。

この『ダグラス・ジェネルベフトと7人の暗殺者』は、わたくしの他の作品とは直接的には関係のない、独立したものなのである。

そして最後に強調しておきたい。重要なキーワードとして実験小説というのは確かにある。そして、わたくしがふだん考えている様々なテーマが込められているのもまた事実。娯楽性の強いラノベに慣れた人が読んでも面白いとは思わないのも分かっている。でもこの小説は青春小説であるということは間違いない。

事前知識がなければ楽しめないものだとは、自分では思っていない。それはやはり、この小説が青春小説だからというのもあるのだ。

これが青春小説でなかったら、いったい何が青春小説になるのだというつもりなのである。

というより、生まれて初めて、この本によって青春というものを定義することに成功したというつもりなのである。これを超えるような定義はもう、わたくしには不可能だろう。

 

新刊の表紙とナフサ不足のこと

 

2020年からのコロナ禍での同人イベントがどのようだったのか、実際に足を運んでいないのでわたくしにはよく分からない。2020年以降で実際に物理的に会場に行った即売会系イベントは、2026年1月のZINEフェス沖縄が初めてのはずである。

今回の2026年6月のZINEフェス沖縄というのは、ナフサ不足下での即売会イベントだったといえるのかもしれない。

2026年4月から、米イラン戦争の影響によるナフサの不足がよく報道されるようになった。カルビーのポテトチップスのパッケージが白黒になるということも大きな話題になった。

この『ダグラス……』の表紙については最初は白黒にするつもりはなく、何らかの形でカラーの写真を使ったものにするつもりだった。複数のパターンを考えていて、具体的に誰に依頼するかという候補をしぼったりしていた。その後ナフサのことが話題になって、5月半ばあたりからちょうど良い機会だと思って『ダグラス……』の表紙も白黒にしてもいいかもしれない、と思うようになった。この頃には、依頼するためのお金が用意できない可能性が濃厚になっていた。

最終的に表紙は以下のようになったわけだ。

『ダグラス・ジェネルベフトと7人の暗殺者』表紙
『ダグラス・ジェネルベフトと7人の暗殺者』表紙

表紙の用紙はレザックなので、実際にはシワがある。そしてデコボコの存在により、ところどころインクが乗っていない箇所がある。デコボコはランダム性があり、ほんのり一点モノとしての性質がある。

ほとんどの人にとって、液晶の画面上で見るものと実際の本の表紙は印象がかなり異なるものになっているはずである。

結局、この表紙については、Sketchfabというサイトで公開されているCC0のライセンスの3Dモデルを利用した。

Sketchfabにはビューワーの機能がある。ブラウザ上でぐりぐり回転させたり拡大・縮小させたりできる。そうやっていじくり回しながら「ここだ」というタイミングでスクショを撮って、それをGIMPで加工した。

高精細な画像が必要ならば、3Dモデルをいったんダウンロードしてから専用のソフトウェアで読み込むというのが一般的なはずだが、今回はそうせずにブラウザに表示されているものをそのまま利用したわけだ。そのほうがDIY的でいいかな、と。

そのへんについて書いた6月20日午前4時ごろのポストが以下。
https://x.com/metanagi/status/2068044904052437171

そして以下は6月20日の20時台のポスト。


https://x.com/metanagi/status/2068299414402392479

無料配布の #めたなぎZINE Vol.1(A6サイズ134ページ縦書き2段組)と、1,500円の小説単行本(A5サイズ222ページ横書き)の比較画像。 紙の厚さや色なども違います。 本文の入稿データは両方とも、VivliostyleでCSSを手でちまちまいじって作成しました

https://x.com/metanagi/status/2068299414402392479
https://x.com/metanagi/status/2068299414402392479 の画像 1of3
https://x.com/metanagi/status/2068299414402392479 の画像 1of3
https://x.com/metanagi/status/2068299414402392479 の画像 2of3
https://x.com/metanagi/status/2068299414402392479 の画像 2of3
https://x.com/metanagi/status/2068299414402392479 の画像 3of3
https://x.com/metanagi/status/2068299414402392479 の画像 3of3

以下は埋め込みによる表示。

これら3枚の写真で本を載せている台は、イベント当日に設営で使ったものと同じである。ちなみにメインの板は5月1日にメイクマン浦添本店で購入したリュウキュウマツである。

『めたなぎZINE』Vol.1 の本文用紙は上質55kg。薄いので裏移り(裏抜け)する。まあ無料配布で頒布するものだし。コストカットである。本文の文字サイズも6.5ptで、かなり詰め込んだ。

『ダグラス……』本文用紙は淡クリームキンマリ90kg。小説に適したうっすらクリーム色の紙だし分厚いし、それなりにリッチな感じ。本文の文字サイズは8.5pt。

以下の2つのポストが、この『ダグラス……』の表紙についてAI(GrokやChatGPT)に考察させてみたことについて。
https://x.com/metanagi/status/2068161603833626724
https://x.com/metanagi/status/2068163632664617009

AIとのやり取りへの直リンクは以下。
https://x.com/i/grok/share/74bb1068a3504434b7f3fbfcfedbf8ec
https://chatgpt.com/s/t_6a35c450d64c8191b332dc860161bd4e

どの3Dモデルなのかの特定はできていないが、考察についてはわりといい線いってるような箇所もある。

念のために強調しておくが、アイディア出しや壁打ちのようなものを含めて、小説やエッセイの執筆にAIを使っているわけではない。表紙の作成やアイディア出しにもAIは関与させていない。上記のAIとのやり取りは、表紙が確定して印刷も完了してからのものである。

どの3Dモデルなのかということについては、本の奥付に記載しておいた。先に答えを見ずにSketchfab内を探索してみるのも面白いかもしれない。

ところで、最初は写真を使った表紙を構想していて、その後CC0の3Dモデルを利用するようにしたことについては、それなりに意味がある。

実はこの小説の場合、絵画やイラストを避けたい理由がある。それはこの小説の中のある登場人物がやっている営みをどう考えるか、ということにつながる。表紙によって「これがオフィシャルで提示される設定だ」という誤解を与えるようなことは避けたいのだ。そこは読んだ人の想像に任せたいのである。どういうことなのかは、ぜひ読んで確かめてほしい。

ちなみにわたくしはこういうことを考えるのが好きである。字書きの中には編集者的な視点をあまり持たない人も多いが、わたくしの場合は違う。

ちなみに今回、表紙はレザックの「ゆき」にした。実際に印刷されたものを見て、思いのほか透けることに気づいた。このため、第2刷からは遊び紙を入れてもいいかもしれないと思っている。遊び紙を入れると、ほんの少し背幅が大きくなる。

透けるのもそれはそれで味だとみなすなら、それは第1版第1刷のいわば初回特典のようなもの、ということになるかもしれない。

ところで、白黒についてのSNSでの言説については、少し違和感があった。

まず同人誌の表紙で白黒というのは、それ自体にはたいしたメッセージがないことが多い。BOOTHで販売されている同人誌は表紙が凝ったものが多いが、もともと同人誌で表紙が白黒というのはごく一般的なことである。

有名サークルといえるのかどうかは分からないが、名前が印象的な「へにゃらぽっちぽー」というサークルさんの文フリでの設営は以下のような感じである。
https://x.com/Henyarapottipo/status/2079026463698047201

また、食品における白黒のパッケージというのは、ここ数年ずっと注目されていたはずのものだ。

例えば2018年発売の「バターのいとこ」もそうだ。今回、箱が名刺入れに便利だと気づいたけどその箱を持っていくのを忘れた、「バターのいとこ」のパッケージのことである。

2025年6月にはドン・キホーテの「本格ラガービール」も話題になった。

こういった潮流というのは米イラン戦争よりずっと前からあったわけだ。カルビーの上層部でもこの動きが話題にのぼっていたはずなのである。

「バターのいとこ」やドンキのビールの場合はゼロからのブランド構築だから大胆なことができるという事情もありそうだが、カルビーの場合はすでに歴史のあるブランドで、しかも主力商品でそれをやったという違いはあるのかもしれない。それはそれで勇気のある決断だったといえそうだ。

そういえば、米イラン戦争に関連してパキスタンの存在感が増した。このタイミングについては、なかなかに宿命的なものを感じる。『ダグラス……』にはパキスタンがちらっとだけ登場するのである。どういうことなのかはぜひ小説を読んで確認してみてほしい(しつこい)。

ちなみにパキスタンは2019年あたりから格ゲーの世界でも存在感を増しているようだ。特に『鉄拳』シリーズで強豪国とされている。「イスラム圏」と「格ゲーが強い」がどうしても結びつかないという人が多く、2026年現在でも多くの日本人を困惑させ続けている。

 

極度の疲労

 

それにしても。当日および翌日はなんとも形容しがたい疲労。

夕方まで何も食べなかったというのもあるかもしれない。

お釣りとして500円玉を7枚用意していたのだが、朝に1枚を使って何か食べるものを買っておくべきだったのかもしれない。

ちなみに以下は6月18日のポスト。


https://x.com/metanagi/status/2067376284276330947

今回、初めて有料の本(1,500円)を扱うことになる。
3日後とかだけど、お釣りは千円札を用意することがおそらく無理。
でもせめて500円玉は用意しとこう
#ZINEフェス沖縄

https://x.com/metanagi/status/2067376284276330947
画像
https://x.com/metanagi/status/2067376284276330947 の画像 1of1

以下は埋め込みによる表示。

実際はこんなにお釣りを用意する必要はなかった。1,500円ジャストの支払いが多く、お釣りを渡したのは2回だけ。

つまり、1,500円ジャストが4回と2,000円が2回。だから500円玉は2枚増えて、終了直後は9枚になったわけだ。

増えた500円玉、2026年6月21日撮影
増えた500円玉、2026年6月21日撮影

でも、疲れたのは食べ物がなかったというだけではないかもしれない。

とにかく今回はずっと緊張があった。

そして、5時間という開催時間がすごく長く感じた。

前回のおでライ沖縄 のレポートで撤収早すぎ問題について書いたが、シンプルに長く会場にいると疲れるというのもあったりするのだろうか。

わたくしも早期撤収をやってみたほうがいいのかもしれない。

以下の記事にあるように、2026年1月のZINEフェス沖縄では、出展者さんによる会場の片付けがあったようだ。

だから今回も終了後に片付けがあったりするのかと思ったが、それもなかった。

イベント開催中は11時ジャストと14:43の2回のポストをしただけで、そこから翌日19:12まで何もポストしなかった。

で、その翌日(6月22日)の19:12のポストというのが以下。
https://x.com/metanagi/status/2069000585077244357

あかんマジで疲れた。
まる一日ずっと家で死んでた。
ていうか次の #ZINEフェス沖縄 って土曜日なんだな

ZINEフェス沖縄・2027年2月20日(土)案内ページ|BOOK CULTURE CLUB(シェア型本屋・無人本屋・リソスタジオを運営)
https://note.com/bookcultureclub/n/n399901fb69e1

https://x.com/metanagi/status/2069000585077244357

 

麻婆丼に強い恨み?

 

食事に関しては、午前11時になる前の会場のアナウンスではおにぎりなどが推奨されていた気がする。匂いの強いものはなるべく避けるように、とも。

匂いの強い食べ物の例として繰り返し繰り返し何かが提示されていた。どの食べ物だったかうろ覚えではあるのだが、確か麻婆丼だった気がする。

以下、麻婆丼だったと仮定して話を進める。

要するに、設営の準備をしているその真っ最中に、何度も何度も麻婆丼をやめろというアナウンスが流れてくるわけだ。

「あっまたこのアナウンス……来るで……来るで……麻婆丼くるで……ほらきた」という感じだったわけだ。

だからZINEフェスの運営は麻婆丼に何か強い恨みでもあるのか、などと思ったものだった。

もちろん、これは単に例示だった可能性もある。

 

当日夕方のこと、その後のこと

 

イベント終了後に会場のすぐ近くにある仲島の大石(なかしまのうふいし)に行こうと思っていたのだが、すっかり忘れていた。

次回(2027年2月)のZINEフェス沖縄で、ZINEフェスのためだけに沖縄に来てすぐ帰るという人がもしいるなら、ぜひ仲島の大石を見て帰ってほしいと思う。本当に会場のすぐ近くなので。

大規模開発が続く中、よくこれを残せたなあという感じなのである。あるいは、これを動かせないことを前提に開発が進んでいったのだろうか。

仲島の大石は葛飾北斎かつしかほくさいが(想像で)描いたことでも有名である。また、文筆峰(ぶんぴつほう)と呼ばれることもあったらしい。絵描きにとっても字書きにとっても、いわくのある場所といえるかもしれない。

わたくしはこの周辺にはよく来る。なぜなら沖縄県立図書館があり、ダイソーもあるからである。

ちなみに沖縄県立図書館はおでライ沖縄にサークル参加したことがあり、設営完了ポストもある。
https://x.com/OkinawaPrefLib/status/1348455595037257728
https://x.com/OkinawaPrefLib/status/1348547150469206017
https://x.com/metanagi/status/2057638465651749035

ところで、沖縄では6月1日前後に台風が来て、沖縄市のガジュマルの木が倒れたりもした。

この台風の前後のわたくしのポスト。
https://x.com/metanagi/status/2060778698014593197
https://x.com/metanagi/status/2060952565593067524
https://x.com/metanagi/status/2061706047707103660
https://x.com/metanagi/status/2062235280577597586

6月2日夕方には以下のポストを「いいね」&リポストしたりもした。
https://x.com/AMabayuki/status/2061070351875141657
『海獣の子供』原作における台風についてのレクチャーのシーン。

ZINEフェス沖縄の当日は、夕方に国際通りでエイサーの演舞があった。

国際通りのエイサーの演舞、2026年6月21日夕方撮影
国際通りのエイサーの演舞、2026年6月21日夕方撮影
国際通りのエイサーの演舞、2026年6月21日夕方撮影

日曜日の国際通りは18時まで歩行者天国になり、こういうパフォーマンスをやっていることもある。ちなみに次回(2027年2月)のZINEフェスは土曜日である。

このエイサーの演舞を数分だけ眺めてから、スシロー那覇国際通り店へ。

前掲の500円玉が9枚写っている写真はスシロー店内で撮ったものだ。

この日のスシロー、おひとりさまで3,000円近く食べた。

おひとりさまのスシロー、2026年6月21日撮影
おひとりさまのスシロー、2026年6月21日撮影
おひとりさまのスシロー、2026年6月21日撮影

テーブル席でのおひとりさまなので、混んでくる前にさっさと退散。すべてを500円玉で支払った。

おひとりさまのスシローのレシート

これまで、このスシロー国際通り店では、お金を使いすぎないように気をつけていた。「今日は○○円以内にしよう」と言い聞かせたり、あらかじめお菓子を食べてお腹を膨らませてから入店したりすることが多かった。

今回は空腹状態で入り、いかなる制約も自分に課さずに注文した。

 

戦利品報告が……今回はなかった

 

今回は、戦利品報告としてめたなぎの本が見つからなかった。

前回(5月3日)のおでライ沖縄 は頒布したのがたった10部だが、少なくとも2件の戦利品報告があった。

計36部を頒布したにも関わらず今回は戦利品報告がゼロだった。もちろん、わたくしが見逃しているだけの可能性もあるけど。

とりあえず、めたなぎの本があるかどうかに関わらず、今回のZINEフェス沖縄の戦利品報告としての性質があるXのポストとnoteの記事を拾ってみる。

https://x.com/shimabook_akane/status/2068514244652581350
https://x.com/santesaga/status/2068550124276703630
https://x.com/koromo_oichii/status/2068576273451130910
https://x.com/urabe_rocinante/status/2068590882249736620
https://x.com/akiratorimoto/status/2068591537181929691
https://x.com/1x6/status/2068601986866692448
https://x.com/hideh_1231/status/2068639623916773714
https://x.com/_KINO_COSMO_/status/2068644775293817187
https://x.com/_KINO_COSMO_/status/2068876333338509447
https://x.com/_KINO_COSMO_/status/2068877305339088931
https://x.com/_KINO_COSMO_/status/2068878968628056391
https://x.com/_KINO_COSMO_/status/2068880969109811663
https://x.com/_KINO_COSMO_/status/2068883762700771424
https://x.com/tamakilog_ouo/status/2068655414519218301
https://x.com/sfchinsuko/status/2068673107989352940
https://x.com/gisu_michi/status/2068694865597305015
https://x.com/cajyu/status/2068702802344616189
https://x.com/cajyu/status/2068714046619332807
https://x.com/tsumugi_writer/status/2068897612045119673
https://x.com/designvivianu/status/2068903821825499340
https://x.com/monicasa21/status/2068907907752808693
https://x.com/wuVKRiKhmwXzGfz/status/2069041204843659337
https://x.com/wuVKRiKhmwXzGfz/status/2069049979726143851
https://x.com/yoshi_creature/status/2069045689016049831
https://x.com/Kamitopia_jp/status/2069256095332491294
https://x.com/a_medium_/status/2069575491221332113
https://x.com/siozamami/status/2069709904978538506

前述のようにnoteでのZINEフェス沖縄への言及のすべてをチェックしたりはしていないが、例えば以下は戦利品報告としての性質がある。

ところで、沖縄ということもあって「戦利品」という言い方を使いたくない人はいたりするのだろうか。でも「お迎え」などのキーワードによる検索でたくさん出てくるかというと、そうでもないのである。

「戦利品」という言葉については、noteに以下のような記事がある。

 

次のZINEフェス沖縄の申し込みでミスった

 

ふだんなら、毎月後半はお金がない。

でも今回は違う。直後にスシローでいきなり3,000円を使ってしまったとはいえ、売り上げが9,000円あったのだ。

1月のZINEフェス沖縄では、終了後すぐに6月(つまり今回)のZINEフェスの告知ページができて、申し込みも可能な状態になった。

だから今回も終了後すぐに次回の申し込みが可能な状態になることは十分ありうると思っていた。そして実際にそうなった。

売り上げがまだ残ってるし、まあ数日以内に申し込んでもええなあ、と悠長にかまえていた。

前述のように6月22日はとにかく疲れていたこともあり、申し込みはしなかった。

そして、次の日の6月23日の朝。わたくしは寝ぼけていた。

なんとなくSTORESのサイトを見て、次回(2027年2月)ではなく今回(2026年6月)のZINEフェス沖縄のページを開いてしまった。そしてほとんどが「SOLD OUT」で、告知なし5,800円のプランだけが残り1つになっていると誤認してしまった。

冷静に考えれば、沖縄開催でしかも8ヶ月も先のイベントがそんなに早く埋まるわけがないのだ。でもこの日のわたくしは「なぜこんな早く!寝てる間に何かが……何かが起きやがった!」と確信してしまった。

そしてVプリカチャージのためにコンビニへと急いだ。目が覚めてからも、自分が次回ではなく過去のページを見ていたという可能性は一切考慮せず、申し込みが殺到した要因をあれこれ推測していた。

なぜ注文確定が可能な状態だったのか、ということについては今でも少し謎ではある。今回(2026年6月)のZINEフェス沖縄についてはキャンセルが出たために直前にも募集をしていたはずだが、それが売れ残ったためにイベント開催中もずっと残り1つの状態になっていたのかもしれない。そしてイベント終了後もそのまま注文確定が可能な状態で放置されていたという可能性はある。

そういうわけでわたくしは、6月23日時点ではすでに過去のイベントであるはずの、6月21日のZINEフェス沖縄に申し込みをしてしまったのだ。

まあこれはすぐにキャンセルとなり、数分後にはVプリカ残高に全額が戻った。何らかの自動キャンセル的なものか、あるいは運営が手動でキャンセル処理をしたのかは知らない。

残高が戻ってすぐに2027年2月のZINEフェス沖縄で申し込んだ。これ、たしかに未来の日付だよな?間違いないよな?と思いながら。

あとになって気づいたが、運営からのキャンセルのメールも来ていた。出展者の都合によるキャンセルでは「お支払い後の返金は行いません」とあるが、さすがにこういうキャンセルの場合には返金はあるようだ。

Vプリカの利用履歴では3日ほどずれて返金処理があったことになっているが、実際にはすぐに残高は戻った。以下は2026年6月の利用履歴。2026年7月18日深夜のスクショ。

Vプリカの2026年6月の利用履歴

3回チャージしているが、最初の2回は実際は6月22日の夜に購入して登録せず放置していた分である。4,800円の告知ありプランが「SOLD OUT」で5,800円の告知なしプランが「残り1」だったから、さらに追加で2,000円チャージしたわけだ。

即売会に最適化されているわけではないSTORESというプラットフォームを利用したものである以上、こういうことはありうるのだと思っておいたほうがいいのかもしれない。

それにしても、よくこんなミスをしたなあ、と思う。いつもと違う精神状態だったからだろうか。もともとケアレスミスは多いほうではあるかもしれない。長文の文章であれば何度も何度も推敲して誤字脱字も潰していけるが、慌てていると変なことをやる。

自分の書いた小説で売り上げがあったばかりという特異な状態では、いろんなことを考えることになるのは確かだ。それは必ずしもポジティブなものだけではない。これまでの自分の人生における小説との関わりのことを考えてしまう。

よりによって、この小説を利用して現金獲得という生々しい行為をしてしまったのか、などと思うこともあった。

この『ダグラス・ジェネルベフトと7人の暗殺者』については、「月曜日」の回からラストの「日曜日」の回まで、7つの回それぞれがものすごくナイーブな理想が反映されたものになっている。この小説については、本文のほんの一部が視界に入っただけで、書いていた当時のナイーブな感覚が一気に蘇って苦しくなってしまうこともあるような、そんな小説なのだ。

思考を喚起するという意味では、イベント終了直後の特異な状態がもたらす新鮮さというのは重要だとはいえるのだろう。ただし、実際的なことについての判断は狂いやすいといえるかもしれない。

 

割り切りで成り立つZINEフェス

 

イベントにナンバリングがないということも含めて、ZINEフェスは同人イベントとは毛色が違う。

同人誌の場合、ISDN(国際標準同人誌番号)などの存在が典型的といえるが、企業による規格品という存在をパロディ化・相対化する意識があることが多い。

ISDNについては7月13日に以下の3つのポストを「いいね」&リポストした。
https://x.com/yellowmover/status/2075869269267804486
https://x.com/ISDN_JP/status/2076296497013084499
https://x.com/s_hitachi_651/status/2076092323327570192

その直後、わたくしは以下をポストした。
https://x.com/metanagi/status/2076516650820755559

その後さらに、『サイバーパンク2077』にあるらしい「目に映る全てのものは企業のものだ」というセリフについての以下のポストを「いいね」&リポストした。
https://x.com/youneednotweet/status/2076345742546067581

ちなみに『サイバーパンク2077』のリリースは2020年12月で、『ダグラス……』の執筆は2021年春〜2024年夏。小説執筆の時点では、わたくしはこのゲームの内容はほとんど知らないし、上記のようなセリフがあるということも知らなかった。

で、ZINEフェスなのだが。

ZINEフェスは同人誌カルチャーに比べると手紙に親和的であるような気がする。当然、手紙というのは規格品の対極にある。英語の「letter」は日本語の「手紙」よりも広い意味を含むかもしれない。ここで考えているのはあくまでも日本語の「手紙」。

例えば以下のような短歌の出展も、おでライなどには少なそうだ。
https://x.com/koromo_oichii/status/2068576273451130910

最近の同人イベントはハンドメイド・アクセサリー系が多いため、同人イベント全体というより同人誌カルチャーと言ったほうがいいかもしれない。

日本の同人誌カルチャーの場合は、1990年代以降は特にパソコンユーザーを前提に発展してきたということもありそうだ。パソコンを使わないということがほとんどありえないという雰囲気がある。

ZINEカルチャーの場合、少なくとも日本国内でZINEという言い方が浸透し始めたのは、コンビニでのネットプリント系サービスやスマホ入稿が当たり前の存在になってからである。

ちなみにわたくしの場合は、濃厚な同人誌的発想のものを意図的に「ZINE」と銘打っている。

たとえパロディ的であっても意図的な規格品への同化があったりするような同人誌カルチャーに比べて、手紙に親和的なZINEフェスはよりウェットだといえるかもしれない。

ではイベント全体の性質として、ZINEフェスはウェットだといえるのだろうか。

ことはそう単純でもないかもしれない。

今回わたくしが参加したZINEフェスは ZINE FARM TOKYO(BOOK CULTURE CLUB)によるZINEフェスなのだが、自社サイトは持たず、すべて既存のプラットフォームに依存している。

「ZINE FARM TOKYO」や「BOOK CULTURE CLUB」で検索しても、独自ドメインらしきものは見当たらない。重要な告知などはnoteの記事。連絡は共有スプレッドシートで。

例えば今回のZINEフェス沖縄についてのnote記事は以下。
https://note.com/bookcultureclub/n/n1b55194a83ee

出展の申し込みはSTORESを利用。例えば今回のページは以下。
https://bookcultureclub.stores.jp/items/6985303e1d3bd929001ea23b

出展料もこのSTORESを通じて支払うため、振り込みの確認なども発生しないわけだ。STORESにおける決済が完了したかどうかが重要となる。

自社サイトを持たないということについては、実は社内向けの何かがあったりするのか、そのあたりは知らない。あくまでもお金を払って出展側として参加する立場においては、彼らの自社サイト的なものにアクセスする機会はない。

共有スプレッドシートについては、以下にも説明がある。

ちなみにこのスプレッドシートへの質問や要望などの入力については、活動名(サークル名)ではなくオーダー番号で入力する。STORESの決済が完了した時に確定するオーダー番号である。当然、イベントごとにオーダー番号は違う。だから他の出展者が見ても誰なのかは分からない。

ZINEフェス運営による各種プラットフォームの利用のあり方については、ベンダーロックインになるような状況を避けているように見えなくもない。

これは定説ではなく元プログラマーとしてのわたくしの個人的見解にすぎないが、ベンダーロックインは悪意によってもたらされるのではなく、純粋な情や思いやりによって生じることが多い。

参加する前から「もしかしてそうかも」と思っていたことがある。このZINEフェスの運営、振る舞いがT型っぽく見えるのである。

T型というのは、MBTIおよびその影響下にある性格分類のTF指標(T型とF型の対比)のT型のことである。

ZINEフェスはイベントとしてはそれなりに多くのF型を惹きつけているはずだが、運営のあり方がT型に親和的なのである。あえてそうしているというだけかもしれず、運営サイドにT型の人間が多いはずだと言いたいわけではない。全体としての振る舞いがT型に親和的というだけだ。また初期から参加していた人は違う印象を持つかもしれない。徐々にそうなったかもしれないからだ。

T型は状況を対象化するのが基本的な構えで、F型は状況と一体化するのが基本的な構えだ。このこともあってか、F型は状況と情報を分離するのが苦手であるように見えることがある。逆に、T型は常に状況と情報を分離したがる。

「この状況にはAという性質がある」と宣言すること。これはつまり、「状況」と「A」が分離されることでもあり、「A」という性質を持たない別の状況がありうるということが暗に示されることになる。F型にとって、これは痛みをともなうことがある。

質問や要望がメールや電話ではなく共有されたスプレッドシートへの入力になるということは、どんなに複雑で微妙な事情もすべてが対象化され、比較されることが前提となる。あらゆる状況は対象化されるのだ。しかも、識別はオーダー番号という一意の数字。

そこには格上とか格下とかそういうものが発生する余地がなく、「なんとなく分かるよね?」という暗黙的な前提が少ない。

T型とF型がイメージしにくければ、ドライかどうかでもいい。

要するにZINEフェスは、出展者の出しているものはウェットなのに、イベント運営側はドライであるように見えるのだ。

ちなみに「厳しい」と「ドライ」は違う。「厳しい」というのは、格上・格下の意識に基づく場合もある。非常に密着的・粘着的な執念に基づく厳しさもある。「ドライ」は良くも悪くも平等で、意図的に距離をつくる。

また、結果としてこのスタイルはASDフレンドリーなものになっているともいえそうだ。

ある種の理想主義は、長期的な運用においてはASDの傾向がある人やスキゾタイパルの傾向がある人を排除することによってしか成り立たない。

何かを明文化することは「言わなきゃ分からない人がいる」ということを認めることでもある。

「言わなくても分かる」はある意味では美しいが、何度も開催されたものになると、参加の歴が長いほうがより有利となる。先輩・後輩、格上・格下という意識が生まれやすい。

また、ASDの人が排除されるとアンタッチャブルな領域が生まれやすい。そして聖域というものは、権力志向の強い人を惹きつけてしまう。最初はナイーブな理想だったものが、いつの間にか権力志向の強い人間に支配されることになる。

ところで、男性にはT型が多く、女性にはF型が多いとされる。

2003年ごろ、創作活動に関連して「女性同士のグループはすぐ崩壊する」という主旨の主張を複数の方面から聞いて、確かにそうかもしれないと思った。グループについては「3人以上」に限定してもいいかもしれない。

2008年〜2012年春ごろは大阪市内という大都市に住んでいながら、ほぼ完全に世間から隔絶されていた。だからこのころのわたくしは女性同士のグループについて見聞きする機会がなかった。

2012年春から沖縄に来て、再びいろんな話がちらほら耳に入るようになった。

やはり女性同士のグループは崩壊しやすい。これは勘違いではなく、また崩壊のあり方には共通点がある。

もしかすると、長期間うまくいっているイベントについて「なんでこんなにドライなの?」と疑問に思う人がそれなりにいて、「もっとぬくもりのある、人間味のあるイベント運営が可能なはずだ」という高い理想を持って、仲の良いグループで新しいイベントを立ち上げる女性も多いのかもしれない。

それは短期的にはうまくいくかもしれない。でもその理想は長期的にはまずいかもしれないのだ。特に、多数の創作者を扱うようなイベントを長期的に運営するのは、ウェットな感覚とは相容れないかもしれないのだ。

創作活動に関連することでは結果的に男性が運営するものが残りやすいが、必ずしも社会的に男性が強いからだけではない。男性が女性のグループを潰してまわっているわけでもない。

これは「おでライによって個人イベントが潰された」という主張を考えるうえでも参考になるかもしれない。

最終的にとどめを刺したのがおでライだったとしても、ウェットな高い理想によるイベントは必然的に自滅に向かう運命にあるとしたら。

おそらく、F型(特にxSFxつまりS型かつF型)の感覚は、家族や子育てなどの利害関係を超越した営みにおいては有利に作用する。

創作活動というのは個人主義的であり、時には超俗的色彩があったりもする活動だ。イベントのあり方によっては、そこにさらに利害関係が鋭く交錯するようになる。こういうものが、家族的・子育て的なものとは本質的に相性が悪いとしたら。

別に性格をT型に変える必要はない。T型のコスプレでいいのである。多数の創作者を扱うイベントの運営というのは非常に特殊な活動であると割り切ったほうがいいのではないか、ということである。

心理的安全性についての議論も参考になるかもしれない。「心理的安全性」という文字の並びを見るだけではわけが分からないが、これはいかにしてT型のコスプレを組織内に浸透させるかという話でもあるかもしれない。

実際にはT型の女性もそれなりにいるが、女性同士の集まりでは異端子されやすい。IxTx、つまりI型かつT型の女性は特にそうだ。単純に考えるならT型の女性がリーダーとして引っ張っていけばよさそうではあるが、それを阻む要因があったりするのかもしれない。

4人ぐらいの女性のみのグループの場合だと、最低2人はT型でないとまずいという事情があったりするかもしれない。

うまくいっているように見える女性同士のグループでは、表に出ないブレーンとして男性が強く関与し、T型成分を男性に押し付けることによって安定しているケースも多そうだ。

こういうわたくしの語り口も、T型に親和的といえる。でもわたくしが本当にT型なのかはよく分からない。書いていて自分で笑ってしまうこともある。結局はT型のコスプレでしかないのではないかと思うことがあるのだ。わたくしは大学に行かずに18歳のころにプログラマーとして仕事をしていた時期がある。この時に自然とT型のコスプレを身に着けた可能性がある。

ちなみにZINEフェスで出展されているものがウェットだからといって、その出展者がF型だとは限らない。単に表現のスタイルとしてそうしているだけという場合もあるかもしれない。F型のコスプレをしているT型ということもあるかもしれない。

女性参加者の中にF型のコスプレをするT型がそれなりにいる可能性や、xNTx(N型かつT型)とxSFx(S型かつF型)の対比について考えていたころの6月23日から6月25日に以下のようなポストをした。
https://x.com/metanagi/status/2069429343617728991
https://x.com/metanagi/status/2069431490669367402
https://x.com/metanagi/status/2069856326248022344

非xNTxの男性であってもxNTxに親和的な表現に傾き、非xSFxの女性であってもxSFxに親和的な表現に傾くという可能性を前提にしているわけだ。

ZINEフェス参加直後だったのでXのポストではZINEフェスだけを名指ししたが、他の即売会系イベントに比べて特別にZINEフェスがその傾向が強いと言いたいわけではない。ZINEフェスではコミケの評論島や文フリに比べて殺伐とした議論を展開する男性の書き手による評論が少ないため、むしろ男女差は小さいとすらいえるかもしれない。

評論というのは、それ自体xNTxに親和的である。

また、一般的な職場というのはExxJが目立ちやすいが、即売会系イベントに出展側で参加する人はIxxPの比率がやや高くなりそうである。そういうわけで、たいていの即売会系イベントにおいて、男性参加者にINTPが目立ち、女性参加者にISFPが目立つようになる、という可能性はありそうだ。

ちなみにわたくしはINTPを自認している。でも実はINFPかもしれないと思うこともある。

ところでスキゾタイパルについては、わたくしの人生のテーマともいえる。

「暗黙の前提とか言われても」というASDと、あまりにも濃厚な前提によって他人の前提あるいは世界の前提を勝手に上書きしてしまうスキゾタイパル。

ZINEフェスがスキゾタイパルフレンドリーといえるかどうかはよく分からない。一般論としては、ASDフレンドリーであることは結果としてスキゾタイパルフレンドリーにもなりやすい、とはいえる。ASDに世間の注目が集まることで、結果的に恩恵を受けているスキゾタイパルも多いはずである。SNSでASDグレーゾーンを自認する人の中には、実際にはスキゾタイパルであるようなケースもありそうだ。

ASDについてはなんともいえないが、スキゾタイパルについては小説の執筆と親和的だとわたくしは考えている。

「小説とか書いてまして」という控えめな表明があった場合でも、実際には「とてつもないプロットを思いついた」とか「このアイディアは神がもたらしたとしか思えない」とか、密かに思い続けているようなケースがある。彼らは大いなる秘密とともに生きている。

あるいは、小説についての究極の理論を独自に構築していて、この理論に基づく究極の小説を書こうとしている場合もある。

当然ながら、この2つは両立することもある。究極の理論はただの理論でしかなく凡人がその理論を知ってもすごい小説が書けるわけではないのだが、自分はその理論を自力で思いついただけではなく、その理論と見事に合致するようなとてつもないアイディアを思いつくことができ、地球に小惑星を衝突させるようなつもりで人類にこの小説を投下するタイミングを虎視眈々こしたんたんと狙っているのだ、というような。

小説には内圧が必要で、長編小説の場合は特にそうだ。逆に言うと、内圧が自然発生的に生じないなら、長編小説を自力で書くのは無理かもしれないと思ったほうがいい。内圧は訓練によって生じるものではない。

当然ながら、大いなる秘密とともに生きることは、内圧をうまくキープすることになりやすい。

スキゾタイパルの傾向がある人のほとんどは、何らかの形で異様な人生を生きている。なんとなく都合よく解釈する人のおかげでそれが目立たないこともある。

あまり大人数が集まるような場所には出てこないことが多いかもしれない。出てくるとしても、わたくしのように宇宙的な逡巡しゅんじゅんのすえにようやく出てくる、ということになりやすい。

スキゾタイパルはT型に多いのかというと、よく分からない。スキゾタイパル概念の成立過程においては、ややT型に偏っていたかもしれない。でも少なくとも日本の都市部においては、うっすらスキゾタイパルの傾向がある女性の場合はF型であることがそれなりに多い気がする。そして、その大部分はINFx(I型かつN型かつF型)である。

日本語での「魔術的思考」「呪術的思考」という硬質な印象のある言葉から連想されるのはT型のスキゾタイパルで、F型のスキゾタイパルは「ほんのりスピリチュアル」という感じである。でもスキゾタイパルはこだわりが強いので「スピリチュアル」という言葉を嫌うことも多いかもしれない。

 

受け答えで頭がフリーズ

 

ところで、わたくしは自分自身がスキゾタイパルの傾向があるのではないかと思っている。医者にはっきりそう言われたことがあるわけではないが。

わたくしは社会に適応しようとしてイベントに参加しているわけではなく、社会に適応しなくてもいいようにイベントに参加している。

わたくしは情報過多の世界を生きており、スムーズなやり取りが難しいこともある。

ものすごくリラックスした状態で、相手と前提が共有できている場合はそれなりに会話がはずむことがある。でももう10年以上、そういう機会がない気がする。気持ちよくしゃべっていても、気づいたら演説や講義のようになっていて、会話にはなっていないよねえということもある。

短期的・局所的にスムーズに見えても、長期的・大局的にはちぐはぐな印象を与えていたらしい、ということも多いかもしれない。

今回は 前回のおでライ沖縄 よりも緊張が強かった。理由は分からないし、あまり特定しようとしても不毛に終わることが多い。こういうのはランダム性が強いのだ。このムラがあるということとスキゾタイパルも関係があるかもしれない。

今回のZINEフェスでは、「なぜ無料配布?」という質問に対して、思わず絶句してしまったことがあった。絶句とはいっても、強い感情がともなうものではない。なんと答えようか迷っているうちに、時間が経過してしまい、無視するような形になってしまった。

「なぜ無料配布?」の言い方が独り言っぽくもあったので、こちらが答えないことによって強制的に独り言だったことにされてしまった質問があった、といえるかもしれない。

あらためて思うが、やはりこの「なぜ無料配布?」の質問は難しい。

まあなんというか、無料配布なんて、いろんなサークルさんもやってることでもあるし……

要するに無料配布の理由を問うというのは、実際には「無料配布にしてはページが多すぎない?」という質問なわけだ。

A6サイズで134ページ。

もちろん、「無料配布にしてはページが多すぎたかな?」という自問は 前回のおでライ沖縄 に出る直前から思っていたことではある。

無料配布の『めたなぎZINE』の経緯としては、まず短編小説「蛇と椅子」の構想があり、その内圧がかなり高まってきたころに同時に『めたなぎZINE』の構想も練っていた。2026年2月時点では、「蛇と椅子」は18,000字〜38,000字になる予定だった。でも実際に完成してみると、7万字超えだった。

7万字を超えたために前編だけをZINEに載せるということも考えたが、いろいろ迷ったすえに全文を載せることにした。

結果的に、「蛇と椅子」だけで約100ページ。

ページ数が多い理由としてはこういうことだ。

ところで、わたくしはAPDの傾向もあるのではないかと思う。音は聞こえているのに、頭の中で言葉にならない。だから実際は聞き取れていないのに「たぶんこういう質問だろう」と勝手に判断して答えてしまったり、笑ってごまかしたりすることがよくある。

今回も、少なくとも一回、これをやってしまった。

質問内容がよく聞き取れなかったが「沖縄」という単語については聞き取れたために、おそらくわたくしが沖縄在住かどうか知りたいのだろうと考えて「いまは沖縄ですねえ」みたいに答えたのだ。

でも質問は『ダグラス……』の小説を手にとった状態でなされたものだ。実際の質問内容は「この小説の舞台って沖縄ですか?」だった可能性もあることに、数分後に気づいた。

まあこんな調子で、せっかく物理的に質問を受け付ける状態であっても、受け答えがおかしい場合がある。

APDのことやスキゾタイパルのことは、拙作のエッセイ「関わりたい人がいないということ」でもいろいろ書いた。対話的なやり取りや非同期コミュニケーションやIxTxについてもいろいろ書いた。

これはエッセイであると同時に自己紹介であると同時にマニフェストともなっている。これをエッセイ単行本として出してもいいかもしれないと思い始めている。

実際に出展側で参加してみて分かったが、即売会系イベントの良いところは、「○年前からあなたの書いたものを熟読してます」という人と「○秒前にあなたの存在を知ったばかりです」という人が、ともに目立たないということである。

だからこそ、すでにわたくしを知っている人であれば絶対に出てこない質問も、あらかじめ熟読していないと絶対に出てこないような質問も、ともに大歓迎である。

せっかく本人が眼の前にいるのだし。

わたくしのことを知ったうえでイベントに来られるお方はどうか、わたくしがフリーズしたとしても「こんな質問って迷惑だっただろうか?」などとは思わないでほしいなあと思う。

思わず絶句する、みたいな質問は、思うことがたくさんあることも多いのだ。何から話していいのか分からないのだ。

日常的なことより、専門的で突っ込んだ内容のほうがかえってスラスラと答えやすいということもあるかもしれない。わたくしの書いたものの中ではいろいろと独自概念を提出しているということもある。

もちろん、わたくしの回答が学術的に妥当なものとなっているかどうかは慎重になってほしい。わたくしはあくまでも在野であり野生である。最終学歴としては中卒なのである。

学術論文からは得られないような思考のトリガーになればいいとは思っている。

あるいは反面教師でもかまわない。大学で教員サイドの人だったりすると、わたくしについて「うわっこいつマジで終わってるな……ウチの学生からこういうヤツが出てこないようにするにはどうしたらええんやろ……」と思ったりすることもあるのかもしれないが、そういうことについて考察するための素材としてわたくしの存在を活用していただくのも大歓迎である。

また、今回のZINEフェスのレポートのように、質問したことについて時間差で回答があるということもあるかもしれない。

時間差があることは、必ずしも悪いことではないと思っている。濃厚な非同期コミュニケーション。

場合によっては質問された10年後や20年後に作品という形で回答することもあるかもしれない。

INFxの言葉は特製スープである、とするXのポストを見かけた。
https://x.com/analyze_mbti/status/2078268016023023884

もしS型の言葉がカップ麺でINFxの言葉が特製スープだとするなら、INTxの言葉は調理器具のようなものといえると思った。そのことを7月20日にポストした。
https://x.com/metanagi/status/2078886308815233225

ちなみに今回のレポート、しばらくの間はまったく進まなかった。でも7月15日午前2時台から急に筆が進み始め、いくらでも書けそうという状態になった。

まあ、内圧に依存した字書きというのはだいたいそんな感じだと思う。

 

初体験だったこと、未経験なこと

 

今回が初体験だったことのまとめ。

  • 有料本を扱う

  • お釣りを扱う

  • 増刷したものを頒布

  • 本の補充

  • 他の出展者さんからのサークル布を貸そうという提案

  • 他の出展者さんとお互いの無料配布を交換

  • 物理的に会ったことのあるお方が出展者として会場にいる

  • 物理的に会ったことのあるお方が一般来場者として会場に来る

  • 過去のイベントへの電撃的な出展申し込み

未経験なことのまとめ。

  • 有料本の完売

  • 無料配布が余る

  • 他の出展者さんのブースで何かを買う

  • 手搬入以外での搬入

  • サークル布の使用

  • 列整理

  • 2スペース確保

  • 売り子の依頼

  • 早期撤収

  • イベント後のアフター

 

初めて有料の本が売れたことについて

 

わたくしは法律上可能なら「cleemy desu wayo」を本名にしてもいいと思っている。

これはただのペンネームではないのだ。

でも、cleemy desu wayo としての活動がまともにお金になったことはほとんどなかった。

プログラミング関連では、バグ報告で賞金をもらったりしたことはあった。でも文章を書くという活動において、実際に売り上げにつながったのは今回のZINEフェス沖縄が初めてなのではないかと思う。

今回、実際に9,000円の売り上げがあったのだ。cleemy desu wayo としての活動かどうかとは無関係に、2022年11月以降ではわたくしの初めてのまともな収入といえる。

まだコロナ禍が終わりそうで終わらないころ、2022年の1月か2月にプログラマーとしての求人に応募したことがあった。2件応募し、1件はオンライン面接までこぎつけた。

このオンライン面接まで行ったほうの会社については、求人の文言を熟読してはっきりと「呼ばれた」と思った。一字一句が、わたくしに向けられていると思った。これは単に、そう思えるくらいフィットしたという話ではない。この会社ではほぼ全員がわたくしのことを知っていて、「なぜうちの会社の求人に応募してこないんだ!」と怒りを感じる人すらいる、そのように確信したのだ。

それは強烈な確信だったし、文言の一部については「思考を読み取られている」とか「意識が連動している」というような感覚もあった。

だから「フィットした」ということではなく、「すいませんすいません、呼ばれてることに気づきませんでした」という、そういうつもりで応募したのである。

実際にオンライン面接までこぎつけて、あまりのギャップに驚いた。面接官は技術者ではなく人事の人だった。てっきりわたくしの熱狂的なファンがオンライン面接に応じることになると思っていたのだが、想像していたものとはまるで違っていた。

お祈りメール(お祈りメッセージ)も形式的なものだった。

しばらくの間、何が起こったのか分からなかった。

前述のように、わたくしにはスキゾタイパルの傾向があると自分で思っている。そのことを強く自覚しているつもりでも、いざという時の強力な主観に支配された状態では、冷静に判断することができない。

あとになって求人の文言をじっくり読み返してみると、わたくしのことを意識しているとは限らないということがよく分かる。また、「思考を読み取られている」と感じるなら精神状態がヤバいかもしれないことを自覚すべきだった。

もしかしたら、「この人は何者だろう?」みたいに社内で話題になった可能性もある。でもそれはわたくしが応募したからなのであって、応募する前から熱狂的なファンが社内にいたわけではないと考えるのが妥当だ。

ある程度時間が経たないと分からない。リアルタイムでは分からないのである。

このことがあり、わたくしは普通に会社に応募するというのは無理かもしれないと思った。もちろん、未経験でもできるような仕事の場合はまた別だ。

未経験でもできる仕事に実際に未経験で飛び込むことは、新鮮さを感じながら取り組むことができるという明確なメリットがある。どんな仕事も、必ず飽きるタイミングがやってくる。

だが2022年10月あたりから左脇腹の痛みが強くなり、それどころではなくなった。

まあそれはいい。

とにかく今回、売り上げができたのだ。

500円とか1,000円とかではない。9,000円だ。

一次創作小説によってお金をつくることができたのもよかった。

そしてこの小説が依頼原稿ではないということもわたくしにとってはよかった。誰かに頼まれたわけではないのだ。非常に広い意味での依頼ということなら、人類全体とか宇宙とか神とか、そういう話になってくる。

前述のように、今回はあえて設営には凝らないことにした。

なるべく前回のものを再利用するという方針。

前回のおでライ沖縄 のレポートにもいろいろ書いたが、沖縄でのZINEフェスならば、あまりアピールをしなくても必ず1冊は売れるはずという確信があった。

それを証明したくて、あえて新刊であるというアピールを控えめにしたわけだ。前掲の写真でも、どこにも「新刊」と書かれていないのが分かるはずだ。

「新刊」という言葉を使わないのは、ZINEフェスに出展側で参加するのは初めてだったこともあるし、同人誌カルチャーに比べてあまり新刊という言い方をしない人が多いような気がする、ということもある。

また、表紙などを含めて、小説の内容が推測しにくいようにした。もちろん、これは不親切という見方もできるだろう。実際にブースに来られたお方からの質問で、小説の内容について質問されたこともあった。正確なニュアンスは忘れたが、「一番重要な要素はなんですか?」だったか「キーワードを一つ挙げるとすればなんですか?」だったか、こちらが単語一つで答えやすいような質問だった。わたくしは少し迷って「実験小説」と答えた。

次回(2026年9月)のおでライ沖縄では、キーワードを羅列して「このキーワードにピンと来る人はぜひ!」みたいなポップを掲げてもいいかと思っている。どうせそれらのキーワードは、以下のなろうの作品情報ページの「キーワード」の欄に書かれているのだ。

ちなみに「R15」は最近のなろうのことを考えて念のために入れたもので、単行本にした時にもR15だとは考えていない。基本的には全年齢だ。

ゲンロンの人文ウォッチがやっている「同人誌インデックス」というサービスがあり、ここにめたなぎの本も登録しているのだが、ここでもキーワードの指定が可能になっている。でもこちらでは「R15」などは入れていない。これは意図的なものだ。
https://watch.genron.co.jp/zine/302

ISDN(国際標準同人誌番号)データベースでは「その他の情報」が実質的に自由入力欄だが、2026年7月時点ではキーワードは登録していない。
https://isdn.jp/2784864488027

まあとにかく、ZINEフェスではアピール控えめでも200ページ超え小説が売れることもあるのだという、その事実がほしかった。可能な限りそっけなくして、それでいて、800円や1,000円ではなく1,500円という価格で売るという、それが重要だった。そういう意味で、今回は成功だったといえる。

ちなみに、そっけないとはいえ、途中から値札の横に「こちらは小説です.」と書かれたものを提示することはした。さすがに小説であることが分からないのはまずいかもしれないと思ったのだ。これについては「同人サークルめたなぎの設営」のセクションでも触れた。

現金獲得という生々しい行為については、特に翌日になってから複雑な気分にはなった。

ちなみに7月になってから、pixivFANBOXのページを刷新した。
https://cleemy-desu-wayo.fanbox.cc

長々と文字で書いていた情報をバッサリ削除して簡潔にした。

わたくし(cleemy desu wayo)のpixivFANBOXのページ、2026年7月14日時点

今はもう、リトリンに情報を集約させている。詳細は「リトリンを見てね」でいいと思ったわけだ。

pixivFANBOXのページ、変更前のアーカイブは以下。

リトリンについては、例えば、めたなぎの本の情報を以下のように載せている。

わたくしのリトリン https://lit.link/cleemy での紙の本の情報、2026年7月時点のスクショ
わたくしのリトリン https://lit.link/cleemy での紙の本の情報、2026年7月時点のスクショ

リトリンのURLのQRコードは名刺にも載せている。

今回、Patreonの自己紹介ページについても同様に簡潔にした。
https://www.patreon.com/cleemy_desu_wayo/about

ちなみにpixivFANBOXやPatreonでは、2026年7月21日時点ではまだ支援してくれる人はゼロだ。

そういえば、無言でウロウロしていた人は何なのだろう、と思う。同人イベント当日の話ではなく、普段のわたくしに物理的に接近してきて、でも話しかけてくるわけではないという人々のことである。今年になってから減った気はするのだが。

ファンだというなら、まずはpixivFANBOXかPatreonのどちらかに入ってほしいと思う。Vプリカのアカウントさえあれば入れるのだ。

結局、わたくしにはまだファンはいないということなのだろう。

無言でウロウロしているだけの人については、本人がどういうつもりであったとしても、わたくしを疲弊ひへいさせる存在であることは間違いない。そのつもりがなかったとしても、タイミングによっては嫌がらせであり妨害工作として機能しているという側面もある。理由や目的が分からない状況では、どのように機能しているかが重要だ。

イベント当日であろうとなかろうと、無言でウロウロしているだけの人にわたくしが声をかけることはないということはあらためて明言しておきたい。一度でもそれをやってしまうと、「声をかけてくれた」という話が広まってしまい、自分も無言でウロウロしてみようかと思う人が出てくる可能性もあるからだ。

同人イベントでは明確に話しかけられるまで無言ということを何度か強調しているが、こういう背景もあるのだ。

これはあくまでも物理的に接近する人の話であり、VRChatでのことについて何か言いたいことがあるわけではない。

ところで、人によっては「何だこいつ同人誌売りさばいて儲けやがって」みたいなことを思う場合もあるのかもしれない。

「儲けやがって」とは思わなかったとしても、「本当にお金に困っているなら同人イベントには出ないはず」みたいに単純に考えてしまう人もいるかもしれない。

東京在住で東京のイベントにしか出ないような場合は別として、遠征の場合は移動や宿泊にお金がかかる。わたくしは来年(2027年)の2月には文フリ京都11に出る予定で、今からお金の計算を何度も何度もやり直している。

また、基本的に同人誌で黒字になっているのは漫画やイラストの人が多いはずだ。そして一次創作よりも二次創作のほうが多いはず。

本を刷るのにお金はかかるが、わたくしは誰かと飲みに行ったりするような交際費というものが完全にゼロだ。パチンコや競馬などの狭義のギャンブルも一切やらない。スパチャなどに使うこともない。

矛盾しているように見えるかもしれないが、「お金に困っているから同人イベントに出ているんです」というのが正直なところである。潜在的なパトロンに認知してもらうためにも、まずはこういう活動を続ける必要があると思ったわけだ。

ちなみに英語の patron という言葉は単に「常連」や「お得意さん」のようなニュアンスで使われることもあるようだ。

即売会系のイベントでは「残り全部ください」みたいなムーブはご法度とされる。その日のために遠くからやってきた他の人が買えなくなるかもしれないからだ。終了間際の場合はまた別かもしれないが、売れ残ったものをBOOTHに出す予定だったという場合もある。

わたくしは2010年ごろから、真剣にパトロンを探したほうがいいのかもしれないと思い始めた。そのころはPatreonのようなサービスはなかった。「あの人がパトロンになってくれたらいいのに」みたいな幻想的な期待を持ってしまったことも複数回ある。時間が経過するとよく分かるのだ。あの人がわたくしのパトロンになるわけがないということが。

より切実にパトロンという存在を意識し始めたのは、コロナ禍になってからだ。

「なぜ無料配布?」の回答として、「パトロンになってもらうため」というのもあるかもしれない。この世のどこかにいる、潜在的なパトロンにわたくしの存在を知ってもらうため。

別にその潜在的なパトロン本人が会場に来なくてもいいのかもしれない。どんな風にわたくしのことを知るのか、それはいろんなパスがありうる。

パトロンを重視する背景として、交換ではない何かに期待しているというのもある。交換というものについての複雑な感情については、わたくしが「ジェネシスブロック記事」と読んでいる以下の記事でも少し触れた。

これは2023年夏に書いたものだ。あれからもう3年。交換についての箇所は、「なぜ無料配布?」に対する思想的回答ともいえるかもしれない。

だが思想云々の前に、シンプルな思惑というか願望というか、そういうものもある。

上記のジェネシスブロック記事にもあるように、100円カンパしてくれる人が 1,000人いれば月に10万円の売り上げとなる。

Patreonのほうでは、1ドルパトロンと100ドルパトロンの2種類を用意している。この3年で円安はさらに進んだ。100ドルパトロンが10人いれば月に約16万円の売り上げとなる。

まあ実際は手数料が引かれるけど。

現実には、pixivFANBOXやPatreon経由でパトロンになってくれた人はまだいない。

こういうサイトを一度も利用したことがない人にとって、どういうハードルがあるのかはよく知らない。Vプリカが利用可能ということを知らない人も多いのかもしれない。

ちなみに2026年7月現在、わたくしは支援する側としてpixivFANBOXで毎月100円の支援対象が6人いる。つまり月に計600円。わたくしが認識している範囲内では、6人とも物理的には会ったことのない人である。また、PatreonではResoniteの毎月1ドルのプランに入っている。

前述のように、一時期はPatreonで Poly Haven の毎月3ドルのプランにも入っていたのだが、こちらは中断している。

 

前回のリストバンドの存否

 

以下は、2026年1月31日のZINEフェス沖縄に一般来場者として行った時に会場内で撮影した写真。この時はまだデジカメが生きていた。

2026年1月のZINEフェス沖縄のリストバンド、当日の様子

写真は以下のポストにあるものと同じである。
https://x.com/metanagi/status/2017490474064613877

そして以下が2026年3月16日に撮影したもの。少し色が落ちている。

2026年1月のZINEフェス沖縄のリストバンド、2026年3月16日撮影

こちらの写真は以下のポストにあるものと同じ。
https://x.com/metanagi/status/2048038001436176455

何人かにはこのリストバンドのことを話していた。でも6月のZINEフェスの当日は完全に忘れてしまっていた。

毎日毎日、視界には入っているのだ。イベント当日の朝も視界に入っていたはずだ。

確かに視界には入っているはずなのに、それが意味を持ったものとはならない。

こういうことについて、どう考えればいいのだろう。

そういえば、わたくしの部屋には同じ場所にザトウクジラ展のチラシがずっと鎮座していて、3年以上も経ってしまった。

わたくし(cleemy desu wayo)の自室のザトウクジラ展のチラシ、2026年7月22日撮影
わたくし(cleemy desu wayo)の自室のザトウクジラ展のチラシ、2026年7月22日撮影

こうなってしまったことにはなにか重大な意味があるかもしれない。

ザトウクジラ展が開催されていた2022年12月から翌年2月というのは、久々に「書くために読む」ではなく「読むために読む」という時間をつくることができた時期だった。ほんの少しだけ余裕ができたのだ。『ダグラス……』の完結をどうするかということをうっすら考えながらではあるが、じっくりいろんな本を読んだ。

他にも見やすいところで固定したまま放置状態だったものがある。例えば、2021年5月〜6月の沖縄県立図書館のイベントのカレンダー。

2021年5月〜6月の沖縄県立図書館のイベントのカレンダー、2026年7月22日朝撮影

2021年5月〜6月というのは、『ダグラス……』の「土曜日」の回を書いていたころだ。2024年7月になって気合を入れ直して仕上げたが、クライマックスを含めて「土曜日」の回の大部分はこの時期に書いたものである。

いろいろあって『ダグラス……』は完結させることができたし、本にして売ることもできた。

わたくしが6年以上住んだ場所については、もう建物の解体が決まっている。少しずつ荷物を運び出すことになるだろうが、ザトウクジラ展のチラシや図書館イベントカレンダーは最後に持っていく予定だ。

ちなみにザトウクジラ展のチラシについては、前述の「ジェネシスブロック記事」にも書いてある。

上記の記事では「小説家になろう」についてもいろいろ書いた。まだ同人誌を一冊も刷っていない段階だったので、紙の本という存在を今後どうするかについての迷いについてもいろんなことを書いた。

ひとまず2026年6月で、なろうにアップした3つの小説はすべて紙の本になったわけだ。そういうわけで、ZINEフェス沖縄が終わることによって一段落ついてしまったような感もある。

単に体が疲れただけではない。ある種の放心状態といえるかもしれない。

でも小説もエッセイも、まだまだ書きたいものは大量にある。書きかけのものも多い。プロットだけ固まって放置状態のものも多い。技術同人誌も何冊か構想がある。

『ダグラス・ジェネルベフトと7人の暗殺者』はBOOTHでも販売する日が来るかもしれない。とりあえずショップのURLは確定している。
https://metanagi.booth.pm

次の同人イベント参加はおそらく2026年9月のおでライ沖縄になるだろう。引っ越しに関連して余計な出費もあるしバタバタしているだろうから、新刊は用意できないかもしれない。

ちなみに2026年6月21日朝の時点のサークルのXアカウント( @metanagi )のフォロワー数は、118だった。
https://archive.is/2zs59

それにしても、今回のレポートがこんなに長くなるとは想定していなかった。多少膨らんでも8,000字くらいかなあ、などと思っていた。でも7月15日あたりから急にノリノリで筆が進んでしまった。

愚鈍さや大いなる盲目がなければこうはならない。

今後も毎回こうするということではない。いっそのこと写真だけの回などもあってもいいのかもしれない。

でも2026年3月あたりだったかにデジカメが壊れてしまい、最近はずっとスマホで撮影している。ほとんどスマホをまともに使ってこなかったので、カメラの使い方もまだよく分かっていない。そのうち中古のデジカメを買い直して、古いデジカメでいろいろ撮るようにしようか迷っている。

ちなみに以下がリストバンドの現在。2026年7月22日朝撮影。

2026年1月のZINEフェス沖縄のリストバンド、2026年7月22日朝撮影

1月のZINEフェスのほうは少しずつ色が落ちていき、真っ白になった。

 


 

めたなぎとしての活動に限らず、わたくし(cleemy desu wayo)への質問・要望・なりすまし報告・情報提供・誤りの指摘などあれば、note質問箱からお気軽にどうぞ。ログイン不要。
https://note.com/qa/cleemy

今後のイベント参加予定や紙の本の一覧などはリトリンを参照。
https://lit.link/cleemy

2026年7月現在、LINE、インスタ、TikTok、Facebookなどにはアカウントはありません。

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Hi! I'm cleemy desu wayo. 同人イベント参加の予定および紙の本の情報は https://lit.link/cleemy LINE、インスタ、TikTok、Facebookなどにはアカウントはありません
【めたなぎ】ZINEフェス沖縄(2026年6月)に参加した|cleemy desu wayo
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