ソフトバンクが今季最多の26安打22得点で大勝…栗原陵矢が5打席連続安打、打点
ソフトバンク22―2オリックス(22日)――ソフトバンクが今季最多の26安打22得点で大勝した。栗原が一回の勝ち越し打など5打席連続安打、打点を記録。スチュワートは今季最長の7回を投げて6勝目。 【写真】2回1死、栗原がソロを放つ
誰もが認める打撃技術を誇るソフトバンクの近藤が今季、口にしてきた言葉がある。「僕らが打たないと勝てない」。あえて「僕ら」と表現して尻をたたく相手は、同じ左打者で3学年下の栗原だ。互いを認め合う3、4番が記録的な猛攻を呼び込んだ。
一回は近藤が適時打で同点とすると、栗原も左翼フェンス直撃の勝ち越し二塁打を放ち、先発の片山を13球で降板に追い込んだ。続く二回、近藤の2ランを次打者席で見た栗原は「自分も続いて追加点を」と奮い立ったという。負けじと左中間へソロ本塁打。その後も近藤とともに安打を記録し続けた。
栗原は元気印。ただ、チーム関係者によればメンタル面の浮き沈みが激しく、昨季までは納得いかないプレーに対して感情が表に出ることもあったという。だが、今季は泰然自若としている。「近藤さんは、とてつもなくすごいバッター。何か一つ勝てるように」。選手会長になってこれまで以上の重圧と戦う中、近藤の背中を追いかけることでたくましさを増してきた。
試合後のお立ち台で、リーグ打点トップを争う2人は笑顔でじゃれ合った。近藤が「(栗原は自分を)相当、意識しているみたい」と言えば、栗原は「初回の二塁打で(三塁でストップした走者の近藤は本塁に)かえってこられたと思う。(自分を)意識している」と返した。2005年にソフトバンクになってから1試合26安打は最多、22得点は最多タイ。このライバル関係が続く限り、打線の勢いにかげりはなさそうだ。(財津翔)
ソフトバンク・小久保監督「初回から猛攻で、その後もアピールしないといけない選手たちが集中してやった結果がこの安打数につながった」