なぜ「土用の丑の日」にウナギを食べるのか? ウナギ以外にも食べるべきものとは #エキスパートトピ
2026年の夏の「土用の丑の日」は、7月26日(日)。土用の丑の日とは、土用の期間中の丑の日を指し、土用とは、立春、立夏、立秋、立冬それぞれの直前の約18日間のことを言います。その中でも夏の土用の丑の日は古くからウナギを食べる習慣があり、専門店や飲食店、スーパーなどにはウナギを求める人が殺到します。
今年は価格下落もあって、手に取りやすくなっているウナギですが、なぜ土用の丑の日にウナギを食べるようになったのでしょうか。ウナギ以外にも食べるべきものはあるのでしょうか。土用の丑の日と食の関係を解説します。
ココがポイント
夏の土用の丑の日は「う」の付く食材を食べると夏バテしない
出典:Weathernews, Inc. 2025/7/19(土)
土用の丑の日には、頭に「う」のつく栄養価の高い食べ物を
出典:ヨムーノ 2021/5/13(木)
うなぎを食べるだけじゃない!? 夏の「土用丑の日」の過ごし方
出典:@Living アットリビング 2021/7/24(土)
「土用の丑の日」に鰻を食べる理由とは
出典:山路力也 2025/7/19(土)
エキスパートの補足・見解
古くは奈良時代から夏の暑い時期を乗り切るために、栄養価の高いウナギが食べられていたという記述も残っていますが、「土用の丑の日」にウナギを食べるという習慣は、一説には夏に売上が伸び悩むウナギ屋からの相談を受けて、江戸時代の蘭学者平賀源内が「本日丑の日」と書いた看板を出すよう提案したところ、大繁盛したことがきっかけとされています。
もともと「丑の日」には「う」のつく食べ物を食べると夏バテを防げるという言い伝えもあり、ウナギ以外にも、梅干し、うどん、瓜などが挙げられます。また土用の期間には「土用餅」「土用しじみ」「土用卵」などを食べる地域や習慣もあります。ウナギが特別視されるようになったのは、栄養価の高さも理由の一つです。たんぱく質やビタミン類などを含み、暑さで体力を消耗しやすい夏に、滋養のある食材として重宝されてきました。
土用の丑の日は単にウナギを食べる日ではなく、暑い夏を乗り切るための食文化が、商業的な仕掛けや栄養への知恵と結びつきながら定着していったものと言えそうです。今年の土用の丑の日は、ウナギだけでなく「う」のつく食べ物や旬の食材も取り入れながら、夏ならではの食文化を楽しんでみてはどうでしょうか。