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この作品「アイスはキスの味」は「二次創作」「名探偵プリキュア!」等のタグがつけられた作品です。
アイスはキスの味/スポンジキシバの小説

アイスはキスの味

1,079文字2分

はなまる健全な話です。

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キュアっと探偵事務所 帆羽くれあの部屋

「るるか♪」

ツンツン♪

私は肩をつつかれて振り向く。すると、目の前に微笑んだくれあの顔があって、そのまま彼女は私の唇に唇を重ねてキスをしてきた。

「んっ………///」

私の初めてのキスはくれあによって奪われた。キスはレモンの味がすると言うけれど、くれあとのキスは、アイスの味がした。具体的なフレーバーで例えられるようなアイスの味ではない。最初は冷たかったはずなのに、徐々に熱を帯びて溶けていくような感覚。それをアイスの味だと錯覚させてしまうくれあのキス。

ぷはぁ……

「ふふっ、るるかったら、いきなりキスされて顔赤く染めちゃってる。可愛いなぁ。」

「は……初めてだったのに……。」

私は思わず口元を隠してしまう。あまりにも嬉しかったから。変な表情をしてくれあを困惑させないようにするためにも。

「へ~そうだったんだ。」

ぺろり……

「私がるるかのファーストキス、奪っちゃったんだ……♪嬉しいかも。」

「か、からかわないでよくれあ!!」

「あははは!!ごめんごめん!!」

あの時は楽しかった……楽しかったのに……

パティスリーチュチュ 初来店の日

くれあ……どこにいるの……?

「いらっしゃいませー。」

「あの……」

く……

「くれあ!!」

「はい?あの……すみません、どちら様ですか?」

「あっ……」

そうだ、くれあは記憶を失っているんだ……。

「ご、ごめんなさい……。アイスをください……。」

「かしこまりました。店内で召し上がりますか?」

「いえ……テイクアウトで……。」

店内で食べようと思っていた。くれあの顔を、たとえ彼女が記憶を失っていたとしても、私はくれあのことを覚えていなくちゃ。しっかりと目に焼き付けておかなければ。そう思っていたのに、私はずっと、外でアイスを食べていた。アイスを食べていると落ち着く。くれあとキスをしたあの感覚を思い出すことができるから。元々アイスは、くれあが手作りで作ってくれていたから好きで食べていたけれど……アイスを食べれば食べるほど、くれあと共に過ごした日々を思い返すことができる。

くれあ……

「キュアアルカナ・シャドウ!!これが欲しいのなら、今度こそ、マコトジュエルを確実に手に入れてくるのだな!!」

……

「ライライサー!!」

くっ……!!

「ライライサー……。」

大丈夫。くれあのためなら、私はなんだってできる。たとえそれで、私が私で無くなったとしても、くれあの失ったものに比べれば……!!


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