チュンチュンチュンチュンチュン……♪
「あれ?もう朝…」
ガサッ……
「ん?私裸……それにこれは……なんだろう?ゴムなのかなぁ。なんでこんなに散乱してるの……?ここはどこ?私は一体何をして……」
モミュ……
「あっ……❤」
「ひぃ!?」
ガサゴソガサゴソ……
「んんっ………///あら甘織、おはよう。昨夜はお楽しみだったわね。」
「はいぃ!?」
沙月さんちょっと待ってください!!そのワードは……あ、あの!!ドラゴンクエストの有名な台詞!!それを沙月さんが言うってことは……私沙月さんになにかしちゃったんだ!!何をした!?何をしたのれな子ぉ!!
「もしかして、昨日のこと覚えていないの……?ふふっ、あなたって本当に物覚えが悪いのね。あんなに激しく私を求めていたくせに、いけない人♪」
「ふ、ふぇ~!?」
普段のクールな沙月さんからは想像できない甘ったるい声と人妻に似た面妖さが醸し出されてるぅ!!えー!!どうしよう!!沙月さんも私と同じ裸だから沙月さんの身体を見てるとなんか、その、下品なんだけどすごくエッチな気分になっちゃうんですけど~どういうことなのこれは~!!あーでもこんなに沢山ゴムが落ちているのはなんでなんだろう?タプタプしてて、なんか濁ってる?
「あのー沙月さん、ゴムの中に入ってるこの液体なんですかね?」
「……!!馬鹿!!言わせないで甘織……あなたって本当に意地悪ね……。自分で出したものを妻に言わせるなんて……。」
私が出したァ!?何を!?何を出したって言うんですか私がァ!!……思い出せ!!思い出せ甘織れな子!!昨日のことを思い出すんだ!!
「でも、これを見れば理解してくれると思うわ。」
ボロっ……
「さ、ささささ沙月さぁん!?なんですかそのお腹はァ!?スイカでも入っているんですか!?」
うえええええ!!沙月さんのお腹が妊婦みたいに大きくなってる~!!……うん、似合ってるし可愛い。じゃないんだよ私!!
「このお腹の中にはね、私とあなたの赤ちゃんがいるのよ。」
「はいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!?」
「触ってみなさい甘織。」
ガシッ!!サワッ……
ドゴンッ!!
「えっ!?」
「あっ……赤ちゃんにお腹を蹴られたわね。けど、甘織の子供らしくて安心するわ。」
嘘だ……嘘だよこれ、私を騙そうとしてる。なんで沙月さんのお腹に赤ちゃんがいるの?なんで!?
「沙月さん、嘘ですよね!!」
「嘘じゃないわ……」
「嘘です!!赤ちゃんはそんな簡単に出来ません!!トリックがあるんでしょう!?」
「……はぁ。甘織のことだからこのまま流されるものだと思っていたけど、そうはいかないみたいね。ご名答よ。これは真唯に作ってもらった擬似妊娠装置よ。ゴムの中に入っているのもただの白く濁った液体よ。甘織には薬は盛っていないわ。」
沙月さんがスイッチを押すと、お腹が元に戻っていった。
「やっぱり……でも良かったー。私が沙月さんを襲ったりなんて出来ませんからねー!!なんかよく分かりませんけど、私を試してたんですよね沙月さん。」
「まぁ、そんな感じね。」
「いやー驚きましたよー!!さぁさぁ!!早く朝ごはんを食べて学校に行きましょう沙月さん!!」
「えぇ、そうね。」
サスサス……
昨日
学校 屋上
【実験で使っていたものだが、君に渡しておこう。れな子が何をするかは分からないが、試してみるといい。命を宿せるようになる薬だ。】
そして現在
ドクンッ……ドクンッ……ドクンッ……
「ちゃんと大きくなるのよ、私と甘織の赤ちゃん……❤」
これがあの、iPS細胞っちゅうもんか…