【詩】鬼婆
【詩】鬼婆
鬼婆は
包丁を研いでいた
今日の晩ごはんは
娘らしい
梁から
逆さに吊るされた娘は
静かに揺れている
鬼婆は
歳を取りすぎた
昔のことは
覚えていても
昨日のことは思い出せない
娘は
鬼婆を見つめていた
自分を産んだ人とは
知らないまま
鬼婆もまた
自分が産んだ子とは
知らないまま
包丁は
よく研げた
母親とは思い出せなくなる
ことなのかもしれない
娘とは思い出してもらえない
ことなのかもしれない
鬼婆は
「いただきます」とだけ言った
鬼婆は
包丁を研いでいた
今日の晩ごはんは
娘らしい
梁から
逆さに吊るされた娘は
静かに揺れている
鬼婆は
歳を取りすぎた
昔のことは
覚えていても
昨日のことは思い出せない
娘は
鬼婆を見つめていた
自分を産んだ人とは
知らないまま
鬼婆もまた
自分が産んだ子とは
知らないまま
包丁は
よく研げた
母親とは思い出せなくなる
ことなのかもしれない
娘とは思い出してもらえない
ことなのかもしれない
鬼婆は
「いただきます」とだけ言った
ぼくは、鬼婆が気づいた後の苦しみを描いて欲しかったんだ。
うん、いいね。ぼくが想像したのとは大きく違うけどね🥰