浅田彰、あれだけの早熟の天才が結局まとまった仕事をほぼ残さずに晩年を迎えており、明確にキャリア形成失敗と言っていいと思う。どうしたらあの才能を活かし切れてたのだろうか。氏は高コミュ力の「交通」の人で、自分1人ではまとまったアウトプットが出せない高知能ADHDの極北のような人なので、誰か補完できる相手と組んで仕事をするのが良かったんだろうね。
そういう意味では、90年代に柄谷行人と組んで批評空間をやってたのはよかった。柄谷-浅田ペアは明らかに補完的だったし。ただ、組んでた90年代は柄谷がメンタルおかしくして低迷してた時期で全盛期ではなかったのが不幸だった。あと、柄谷浅田は15歳差で年齢が離れすぎていたのもネックだった。彼らがもし同世代として出会っていれば…というのは日本現代思想界最大のifだと思う。