まぁ、これは俺の個人的な考え方なので別に賛同してもらわなくて構わない。
診療所建てて、自宅建てて、投資用のアパート買って、買い進めて、法人化して、事務所のマンション買って...と不動産の売買には結構関わってきました。
最初の診療所を建てるときに、引き渡しが終わった際に金融機関の人に「これで先生の土地になりましたね」って言われたのだが、「全然、俺の土地じゃないですよ」と答えた。
それはローンがガッツリ残っているからという訳では無い。20年経って去年でローンの支払いが終わったけど、それでもまだ「自分の土地」だなんて思っていない。
俺が買ったのは「土地を自由に使える権利」だと思ってる。それだって国の法規制の範囲内での話。地主さんがよく「先祖代々の土地...」みたいな言い方するけど、それだって土地を引き継いだわけではなく、「権利」を引き継いだって話だと思う。
嘘だと思うなら固定資産税を払わないといい。きっと、本当の持ち主が持って行く。国だ。「権利」には「義務」がつきまとう。義務を全うしなければ権利を失う。当然のことである。で、権利のある人は、権利を有効に活用しないといけない。土地を有効に活用しないと本当の持ち主が怒る。増税であり、相続税である。
地主さんが相続の度に土地を失うのは(失わない人もいるけど)有効に活用しなかったからだと思う。「じゃ、別の人に託してみますね」って国に言われているのだ。「先祖代々の土地」に固執して有効に使わなければ取り上げられるみたいなことは、何も土地だけでなく現金でも他の資産でも同じ事。
「有効に使わないと罰がある」っていうのは資産すべてに言えることで、「有効」が何かといえば「国が思うところ」ってことなんだけど、「家を買った」だとか「マンション買った」だとか言う人のほとんどは、その感覚がない。割と本気で自分のものだと思っている。
投資家として、土地の売買には何度か関わってきましたが、「俺が買った」なんて思ったことは一度もない。「俺のビジネス」が買ったのである。売買した人は本人の自覚のあるなしに関係なくビジネスに関わっている。
相続税や固定資産税で苦労している人、「あなたの土地が!」と言われて「俺の土地が!」って言ってる人を見る度に「わかってないなぁ...」思うし、間違っている同士の人の会話を聞くと、不毛だなぁ...と思うのだが、聞かれてもないのに教えるほどお節介な性格でもないので思うだけで終わりにしてます。
俺が価値があると思うものに関しては、双方が疲れ果てた後に顔をだすかもしれません。ほとんどないと思うけど。