久々に山の中の道を歩きました。
散歩をしていて脇道を見たら入らずにはいられなくなったのです。
しばらく歩くとまた脇道がありました。
今度はまさに山道という様相で、やはり入らずにはいられませんでした。
アスファルトで覆われた道から山道に足を踏み入れる時に、なぜか一瞬だけ厳かな気持ちになります。
生まれ育った田舎で山道に入る時にそうであったように、己の本能に触れるような緊張感があるのです。
そして道はいよいよ、獣道のようになります。
気が付けば辺りは木々で見通しが利かず、人工的な建造物は一切見当たりません。
突き進むに連れ、鼓動が高鳴っていくのが解ります。
神妙な気持ちになり大自然に圧倒され、ちっぽけな自分を思い出す……
見えるのは自然の成せる気色ばかり
見回せば見回すほど逆に視線を感じる山の恐怖を久しぶりに思い出しました。
ふと見ると、伐採された枝から青々とした新芽が出ています。
健気に見えるその新芽をみていたら家族が恋しくなりました。
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