西日本シティ銀行の新本店ビルが全面開業、JR博多駅と直結…商業ゾーンに「シェイクシャック」出店
西日本シティ銀行の新本店が入る「西日本シティビル」が21日、福岡市のJR博多駅前で全面開業した。市の再開発促進策「博多コネクティッド」の中核となるビルで、低層階に入るカフェなどの商業ゾーンもオープンした。隣接地にある明治公園も市の再整備によって来月に開園する予定で、九州最大都市の玄関口に新たなにぎわい拠点が生まれる。 【地図】西日本シティビル
営業開始に合わせてビル前の広場で式典が行われ、西日本シティ銀の村上英之頭取が「博多駅周辺のさらなる活性化に寄与し、ハード、ソフト両面で多くの人に親しまれるランドマークとなることを願っている」とあいさつした。
旧本店を建て替えた西日本シティビルは地上14階・地下4階建てで、博多駅と地下通路で直結する。地上2階に入った銀行窓口のロビーには、ソファやキッズスペースなども用意した。平日の営業終了時間を従来の午後3時から同8時に延長し、土日も営業する。3時以降や土日は資産運用の相談など現金の扱いを伴わない業務について対応し、駅前の利便性を生かして仕事帰りの会社員や休日の買い物客らの利用を見込む。
1階と地下1階には、旧本店にはなかった商業ゾーンが設けられた。九州初進出の米ハンバーガー店「シェイクシャック」や、米国発のカフェ「ブルーボトルコーヒー」、ドーナツ専門店「アイムドーナツ」など、高い集客力が見込まれる人気店が並んだ。
地下には最大約400席のホールも備えており、コンサートやセミナー、伝統芸能などのイベントを開催してビルに呼び込む仕掛けをつくった。
一帯では、ビル西側に隣接する明治公園も、再整備で大きく景色が変わる。
民間企業の資金とノウハウを導入する「パークPFI」方式で不動産大手の東京建物が再整備を手がけ、8月7日にオープンする。昨年の大阪・関西万博で「大屋根リング」を設計した藤本壮介氏が監修し、植栽を中心に広場や通路を立体的に配した公園で、4階建ての店舗棟にはイタリア料理店やバー、都市型サウナが入り、夜の滞在も楽しめる施設になる。
オフィスが中心だった博多駅前に回遊できる施設ができることで今後、人の流れも変化していきそうだ。