中国からのインバウンド激減が、日本の観光産業と経済効果の両面を「むしろ強靱化する」と言える根拠
昔はそれほど自然をアピールしていなかったので、冬の訪日は少なかったですが、スキーの成功によって、冬のインバウンドは順調です。中国人観光客が減るとなると、夏が課題となるので、夏のキャンペーンは極めて重要で、目下全力で取り組まれています。 ■日本人観光客にも恩恵が及ぶ 日本のインバウンドの成功は、円安によってもたらされたわけではありません。インフラ投資と情報発信による政府の戦略の結果です。 また、インバウンド戦略の結果として整備された観光地を、日本人観光客も大いに楽しんでいます。事実、日本人観光客の単価も大きく上がって、観光産業の相乗効果は確認されています。
中国人観光客の依存度を下げても、夏の課題にしっかり取り組み、3000円になった国際観光旅客税を観光産業の設備投資に徹底的に充てることによって、私は30年の6000万人、外貨収入15兆円、経済波及効果30兆円の目標を達成できると考えています。
デービッド・アトキンソン :小西美術工藝社社長