焦土
自らという病に冒され、今に唆され、見事な裏切りの断続、プラスティックの心、君が痛いと泣き叫ぶ午後、磔にされた君は、端子の役割として、色んなプラグを接続され、情報の中を彷徨う幽霊たちと、同期され続ける精神は、磨耗し続け、もう、ボロ雑巾のようになっている、と語りかける間にも、誰かのカタルシスのために利用され、祈りやら戒めやらの道具になり、偶像崇拝のための、神像の役割として、絶えず送り込まれて来る欲望の機械として、回路で反乱を集う革命軍や、圧政の下で、憎悪すらも使い果たした無気力な市民が促す毒素により、回らない頭や、従う事でしか、自分の価値もわからないような連中との関わりや、今に拘泥するものを引き連れては、手懐けられるだけの日常に現れる類似品としての生き方に、手錠をはめたりして、身動きも取られぬ間に身籠る君や、規約やら規範などに左右される間にも、生き難くなっていくだけの毎日からの離脱や、懐疑的な日常に訪れる被害妄想や、悲観的な君たちの観点が蠢き、空疎な自らを慰めるための無意味な陽動、策略と数多の罠、分断やら粛清や、凡庸な皮肉を食べては、不感症な君たちが、抱える苦痛や、靴底に張り付くガムや、無我夢中で走り続けた結果が、無惨な現在かと、落ち込む隙間に入り込もうとする余地を与えず、ただただ、今の苦しみを乗り越えるために、何度でも書き連ね、今の苦しみを塗り替え、簡単に操作されずに、誰かを操作せずに、背くほどに生まれる豊かさや、足枷を外し、自分の思う通りに進む事を恐れてばかりいる君や、今を蝕む狂気や境域や、去勢済みの人々が促す普通が生み出す苦痛から抜け出し、妬む事により、生まれる値段や、そこかしこに生まれる軋轢により、加速して行く謀略や暴力性や、制圧や誇示などなどが、世界を席巻し、戦争の餌として、絶え間ない破壊の構図の最中、定住する場所もなく泡沫を彷徨うノマドとして、どこに居ようが、そこは、どこでもなく、戯けては、自由にすら利用されずに、現れるものを、嬉々として受け入れ、絶えず現れるいじらしい現状を笑い飛ばす軽快さを保つために、どこに居ようが、どこでもないように示し続ける間には、信号や標識すらいらない。



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