いじめ児童のノートに学校側が「花丸」 児童側の請求棄却 「担任が励ましの言葉をかけるなど具体的な行動をとっていた」 奈良地裁
奈良市の小学校で、いじめを受けた女子児童と両親が、市に対して慰謝料などを求めた裁判で、16日、奈良地裁は児童らの訴えを退けました。
訴状などによりますと、奈良市立の小学校に通っていた女子児童は、3年生だった2021年から2022年にかけ、同級生に蹴られて全治1週間のけがをするなど12件のいじめを受けました。
さらに、学校側はいじめを放置し、担任は、女子児童が「わたしは死ねばいいのに」と書いて提出したノートに「花丸」をつけていました。
女子児童と両親は2024年、「学校や教育委員会がいじめを防止する措置を怠った」などとして、奈良市に対し、約250万円の慰謝料などを求める訴えを起こしていました。
16日の判決で奈良地裁は、「担任はノートの記載を見た後、励ましの言葉をかけたり、他の教諭にも相談すると伝えたりするなど具体的な行動をとっていた。職務上の法的義務に違反する行為があったとは認められない」などとして訴えを退けました。
児童らの代理人弁護士は、「今後の対応については原告と考えていく」としています。