南米ベネズエラの連続大地震で、ベネズエラのロドリゲス国会議長は5日、地震による死者は3342人、負傷者は1万6740人になったと発表した。行方不明者の数については明らかにしていない。専門家からは、政府が犠牲者数を過少発表している疑いがあり「実際の死者数はもっと多い」との声も上がっている。
ベネズエラは独裁的な左派政権が続き厳しい情報統制が敷かれている。連絡が取れなくなっている人は約3万人との情報もある。市民の間には災害への備えや対応が不十分との不満が募る。政府が政権批判につながることを恐れ情報を操作しているのか、対応が追い付かないのかは不明だ。
被災地で活動する法医学者が米CNNテレビに匿名で語った話によると、被害の大きな北部ラグアイラ州の遺体安置所には1日約400人の遺体が運ばれるが、腐敗や損傷が激しく身元確認が困難になっている。法医学者は「発表死者数は実際の数の3分の1にも届かない」と話した。(共同)