偉大な男がこの世を去った。04年「アテネ五輪」自転車トラック競技チームスプリントの銀メダリストで、競輪選手としても2度の「KEIRINグランプリ」制覇、GI4Vの伏見俊昭さん(享年50)がレース中の事故により、救急搬送されていた病院で19日午前10時15分、息を引き取った。
現役時代、伏見さんと「先行日本一」の称号をかけて戦ったライバル・村上義弘氏(スポーツ報知評論家)も追悼コメントを寄せた。
突然の訃報を受け止められず、言葉が見つかりません。ご遺族の皆様の深い悲しみを思うと、胸が張り裂けそうな思いです。
私の競輪人生を語る上で、伏見俊昭君の存在は絶対に欠かすことができません。彼は同世代の中でも早くから頭角を現し、私にとっては大きな壁でした。私自身、彼に対して人一倍強いライバル心を燃やし、レースでは何度も激しいモガキ合いをしたことを昨日のことのように思い出します。
当時はお互いに若く、とがっていたこともあり、競輪場で顔を合わせてもほとんど口をきくことはありませんでした。
しかし、私が引退してから競輪場で再会した時には、彼の方から「いつか一緒にお酒でも飲みましょう」と声をかけてくれました。あの時の約束が叶わなくなってしまったのが残念で、悔しくてなりません。
今となっては、ただ故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
安らかにお眠りに下さい。