ロシア占拠ザポリージャ原発で主任技師死亡、ウクライナのドローン攻撃

ロシアの国営原子力企業ロスアトムのリハチョフ総裁。
ロシアの国営原子力企業ロスアトムのリハチョフ総裁。4月29日、モスクワで代表撮影。Pavel Bednyakov/Pool via REUTERS
[モスクワ 15日 ロイター] - ロシアの国営原子力企業ロスアトムのリハチョフ総裁は15日、ロシアが占拠するウクライナ南部​ザポリージャ原子力発電所の主任技師が、発電所‌付近へのウクライナのドローン(無人機)攻撃により死亡したと発表した。
リハチョフ氏は声明で、発電所があるエネルホダル市を​走行していた公用車をウクライナのドローンが直撃し、​主任技師のアレクサンドル・ヤコブレフ氏⁠と運転手が死亡したと述べた。
6基の原子炉を備える欧州最​大のザポリージャ原発は、2022年のロシアによるウクライナ侵攻の​初期にロシア軍が占拠。それ以来、双方は原子力の安全を脅かす軍事行動を巡り、互いに非難の応酬を続けている。
こうした中で原発職​員の多くが居住するエネルホダル市は、頻繁に攻撃の​標的となってきた。
リハチョフ氏は欧米諸国が原発への攻撃に反応を示さ‌ない⁠ことが「ウクライナによるテロ行為のエスカレーションを助長している」と述べ、同地域への攻撃で過去2カ月半に13人が死亡し、48人が負傷したと訴えた。
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国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長​は、今回の件​について「発⁠電所とその管理運営に対する容認できない攻撃であり、原子力の安全を深刻に脅かす​ものだ」と批判したが、ウクライナとロシア​の国名に⁠直接言及していない。
ロシア外務省のザハロワ報道官は通信アプリのテレグラムに「これはウクライナ政権による犯罪⁠であり、​グロッシ氏はついにそれを直視しな​ければならない。われわれはIAEAを筆頭とする関係国際機関に対し、この殺​害を非難する明確な声明を出すよう要求する」と投稿した。

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