友達作りに効率を求める(男の友達考003)
大人の男性は友達と遊ばないのだろうか。
自分の話をすれば、記憶がない。大人になってから友達と遊んだ記憶がないのだ。それは「飲みに行く」以外ということだ。大人になると「遊ぶ=飲み」になる、という話は以前に書いた。飲み以外がないのだ。
これは私だけではなく、周りに話を聞くと、大抵は同じ現象が起きている。夕方から遊びに行く、つまり飲み行くのだ。子供の頃の友達との遊びでは考えられないことだ。夕方には家に帰らなければならない。でも、大人は違う。夕方から遊ぶのだ、飲みに行くのだ。
飲み以外も当然存在する。
それは同じ趣味を持った人たちの集まりだ。登山が趣味の人たちと集まり山に登る。サイクリングが趣味の人で集まり、一緒に自転車を走らせる。旧車が好きな人で集まり、旧車のイベントに出かける。
もちろんこれも友達だ。
非常に大人的友達と言えるのではないだろうか。友達になり得るカテゴリーが子供の頃とは異なる。子供の頃の友達とは、カテゴリーで言えば、学校が一緒や近所、同世代などで、実は趣味や嗜好は重要視なれないことが多かった。
子供の頃の友達とは、特定の遊びではなく、様々な遊びをしたことがその根拠となる。ゲームもしたし、サッカーもしたし、かくれんぼもしたし、釣りにも行ったし、虫取りにも行った。カテゴリーが趣味に依存しないために、遊びの種類が豊富だったと言える。
では、なぜ友達になれたのか。
それは同じ学校、近所ということで、共通する認識は多かったためだ。特定の先生を互いに知っていたり、近所のなのでお互いの隣人を知っていたりする。このような共通認識があるからこそ、趣味や嗜好が異なっていても友達になれ、遊ぶことができた。共通の話題がある、ということだ。
大人になるとそれが難しい。
もちろん会社内で友達はできるかもしれない。ただ以前書いたように、同期はあくまで同期、という考え方もある。友達ではないのだ。休日まで仕事の人と会いたくない、とういうのもあるかもしれない。近所もあくまで近所という考え方で友達にはなり得ないように思える。
そうなると共通の認識が乏しくなる。そこで登場するのが趣味というカテゴリーだ。趣味という共通の認識があるため、話題ができるし、何して遊ぶ? という子供の頃のようなワンクッションがなくなり、登山ならどの山に登る? のような効率の良さが生まれる。
効率を重視するのかもしれない。
マッチングアプリを見ても、趣味が共通などがあり、話題の一本化を図る取り組みが行われている。友達の作り方、マッチングアプリは恋人ということになるが、子供の頃とは異なり、大人は趣味が友達作りの基礎となっているのではないだろうか。そのために、大人の男の友達は、飲み以外は、趣味の友達が多いことになる。
ポイントは私が求める友達が趣味の外であることだ。子供の頃にように今日何して遊ぶ? という友達が欲しいのだ。それが大人になると難しくなる、という現状がここまでで書いたことでわかったと思う。
飲みに行くか、趣味しかないのが現状。そんなことはない、という意見もあると思うけれど、そのような問題を抱えている人は多いように思える。それは大人になり効率を求めるし、気を使いたくもない、という考えから来るものだ。
大人の男性に友達を作ることはできるのだろうか。



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