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映画『聖地には蜘蛛が巣を張る』より
映画『聖地には蜘蛛が巣を張る』より

これは日本にも当てはまるのではないだろうか。生理用品は紙袋に隠され、性教育はタブー視される。子どもの送り迎えをする母親たちは同じような服装をし、手の込んだお弁当や手作りバッグを作ることが期待される。
その一方で、電車の中での痴漢は日常茶飯事で、性風俗店は駅前にもあり、未成年者を性的消費する広告も規制されていない。妻や母には細々とした厳しいジェンダーロールが存在する反面、日本人女性は過剰に性的商品化されている。

イランで起きたフェミサイドに着想を得た映画だが、根底にあるミソジニーは非常に普遍的だ。加えて、本作が非常に興味深いのは、“ミソジニーの継承”まで描いている点である。その様子はぜひ映画で見てほしいが、ゾっとする描写だった。

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「子どもの世界にミソジニーなんてないわけですよ。サイードは彼の子どもたちにとっては尊敬する存在で、彼が正義。ミソジニーと知らずに子どもたちは父の正義を継承する。ミソジニーの自覚がないまま次世代に受け継がれるのは、非常に怖いですよね」

『聖地には蜘蛛が巣を張る』より
聖地には蜘蛛が巣を張る』は4月14日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、TOHOシネマズシャンテ他にて全国順次公開
配給:ギャガ  
(C)Profile Pictures / One Two Films

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