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帰国して気づいた、日本の異常性

筆者は10代から30代をアメリカで過ごし、15年前に帰国したが、女性が性的モノ化された表象であふれている日本を異常に感じ、子どもたちに悪影響を与えるのではないかと心配している。

テレビをつけると、年配の男性が若い女性のタレントやアナウンサーに囲まれている。胸とお尻が極端に大きくデフォルメされた美少女キャラが公共のポスターになる。野球場に行けばミニスカートやショーツを穿いた若い女性のビアガールが中年男性にお酒を注ぐ(野球の本場アメリカにはビアガールはいない。重いビアサーバーを担ぐのは力の強そうな中年男性たちだ)。渋谷の街には性風俗の求人を掲げた広告カーが走り回っている。

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このような国で育つと、「女性の一番の価値は性的魅力」「女性は性的モノ化されて当たり前」「男性は女性にケアされて当たり前」という価値観が刷り込まれてもおかしくはない。そういった価値観は、男性だけでなく、女性をも加害者にする

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DJ SODAさんの事件でも、加害者のうちのひとりは女性だった。そしてその女性が一番強く彼女の胸を触ったことが投稿の中で明かされている。日本の深夜番組では女性の出演者が男性出演者の“代わり”に胸の大きな女性タレントの胸などを触り、男性出演者や男性視聴者の欲望を満たす行為がエンタメとして消費されてきた。「女性が女性を触るなら性加害にならない」という意識があるからこその演出だろうが、そうした番組を目にしてきた女性視聴者たちにも同様の意識が刷り込まれることは想像に難くない。

しかし当然ながら、性別にかかわらず、他人の身体に触れる行為は性加害になり得る。

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  • 此花 わか

    ジャーナリスト

    此花 わか

    社会・文化を取材するジャーナリスト。ハリウッドスターから宇宙飛行士やCEOまで様々なジャンルの人々に取材を行い、日本語と英語で発信している。

    Twitter:@sakuya_kono
    Instagram:@wakakonohana

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