リクエストありがとうございます🫶
前のお話よりかは短くなっちゃうかもだけど書きます!
それでは本編へどうぞ
ー仁人sideー
宮城公演の前日。
いつもと違う会場、いつもと違う音の響き方。
リハーサルが始まって、曲が流れた瞬間に少しだけ違和感があった。
(……今日、ちょっと強いかも)
イヤモニ越しでもわかるくらい、音が近い。
刺さる、ってほどじゃない。
でも、じわじわと耳の奥に残る感じがする。
—
「はい、次いきます!」
スタッフの声に、軽く頷く。
言おうと思えば言えた。
「少し音下げてもらえますか」って。
でも、
(本番前日だし…これくらいで止めるのもな)
そう思って、そのまま飲み込んだ。
—
何曲か通していくうちに、
少しずつ余裕がなくなっていく。
音楽だけじゃなくて、
スタッフの声、足音、機材の擦れる音、
全部が重なって、頭の中で大きくなる。
—
イヤモニの位置を直す。
少しでもマシになるように。
(大丈夫、まだいける)
自分に言い聞かせる。
—
ふと視線を上げると、勇斗と少し目が合った。
(…気づかれてないよな)
すぐに逸らす。
いつも通りでいれば、大丈夫。
—
休憩が入る。
正直、少しほっとした。
—
ステージ上ではマイクの調整をしてる声が聞こえる。
「すみません、これで大丈夫ですかー?」
新人っぽい声。
少し緊張してるのがわかる。
—
その次の瞬間。
キィィィィィンッ
会場にハウリング音が響いた。
—
頭の中が真っ白になる。
—
「っ……!」
変なところだけど一旦切ります!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。