炭酸飲料市場に「背徳系」という新機軸を持ち込み、発売1週間で出荷2000万本、SNS言及数は既存ブランドの20倍超という鮮烈なデビューを飾ったサントリー「ギルティ炭酸 NOPE」は、マーケティング業界で教科書的成功事例として称賛を集めた。だが、華々しい船出から3カ月が経過した今、その後の販売ランキングは意外な展開になっている。令和を代表する新炭酸ブランドとして定着するのか、それとも一時の熱狂だったのか。その後の「NOPE」と、サントリーが仕掛ける次の一手とは?

 2026年3月、サントリービバレッジ&フードが発売した炭酸飲料「ギルティ炭酸 NOPE(ノープ)」は、発売1週間で出荷2000万本、50日で5500万本を突破。SNSでの言及数はテレビCMを出稿している同社の既存ブランド比で20倍超に達し、メディアはこぞって成功事例として取り上げた。「健康志向に真っ向から逆行する背徳系炭酸」というコンセプト、「やみつきになる罪(ギルティ)な味。」というキャッチコピー、黒とマゼンタの強烈なパッケージ、一般的な炭酸飲料を上回る糖度設計などが「語りたくなる要素」として機能し、試しに手に取った消費者がこぞって情報を拡散した。マーケティング業界では、限られた予算で「話題をつくる」、教科書的事例として称賛する声が絶えない。では、その後も「NOPE」は引き続き絶好調なのか?

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