冷笑系あるある19選(解説付き)
冷笑系の生態についてそれなりに真剣に考えてみました。
便利な言葉ゆえに定義が曖昧になっている冷笑ですが
個人的には行為そのものを定義することはかなり無意味ではないかと、そう考えています。
というのも、冷笑は生き様、スタンスだと自分は考えているからです。
さっそくですが、冷笑系の生き様19連発どうぞ。
学生編(あなたの冷笑はどこから?私はここから)
1.文化祭、体育祭で頑張るのはダサい
解説:解説不要。原点にして頂点。
なんなら、部活動の大会も初戦で負けた方が練習少なくて楽とか言い出す。
ただし、真面目な部員にそんなこと言って嫌われるのは怖いので
大会に関係のないクラスメイトなどに言うようにしている。
2.定期テストはさっさと解き終わって寝ることがカッコいい
解説:点数が悪いとただのバカだと思われてしまうので、それなりの点数を取って寝るのが肝心。オイオイ見直しするなんて必死必死ww、たかがテストだろ?
3.就活を早くから始めるのはダサい
解説:自己分析、ガクチカとか言ってるのを聞くと寒気がするぜ。
つい1ヶ月前まで激イタ飲み会やってたクセに。
所詮は嘘で塗り固めた経歴だろ、ボランティア行ってた皆さんのことですよ〜。
ふーんバイトリーダーやったり学園祭の実行委員やってたりもしてたんだ
はいはい、強い強い。
で、俺はこの4年間一体何をしてきたっていうんだ?
4.友情なんて信じない
解説:平成生まれ平成育ちの諸君「ズッ友」という言葉を冷笑してはいなかっただろうか?
「いつまでも友達とか無理だろ、クラス替えあるし」と冷めたスタンスを取ってはいなかっただろうか?
5.卒業式
解説:「泣いたりしちゃってさ、寒いわぁ」
「予行練習多すぎィ、本番の意味ww」と思うのは当然のこと。
筆者は小学校の卒業式当日にニンテンドーDSを持ち込んで、空き時間に教室でポケモンしていたことを鮮明に覚えている。
中高一貫校だったため中学校の時の卒業式は無いに等しく、高校の卒業式もコロナの影響で校内放送で執り行われた。
大学の学位授与式には遅刻し、後から慌てて学生証と卒業証書を交換する始末。
やれやれ。
生態編
6.容姿はイケメンでも不細工でもない中くらいという自己認識
解説:冷笑は相対主義のもとで成立するため、自身が平均値を取ることで、チー牛を下に見て、所詮顔整いは「苦労知らずの親ガチャ成功2世」だと罵るスタンスを取ることができる。
何かと話題になりやすいブスとイケメンを避け、第三者として周りから冷ややかに見つめていると言う構図が冷笑系としてはしっくり来るのだ。
7.「俺はチー牛だからな」とあくまで弱者男性側に寄り添う姿勢を見せる
解説:とはいえ実際にチー牛扱いを受けると、自己認識とのズレから傷つく。
しかし、焦ってはいけないので、ショックをおくびにも出さないよう努力する
8.ファッションはシンプルで低価格
解説:ファッションニキや、ハイブランドニキを「成金乙ww」「ボロボロじゃなくてヴィンテージって言うんだww」「たかが布切れに4万円ww」と言って嘲笑しないといけないし、
お母さんに買ってもらった服を着る奴らのことも「この歳でねぇ(クソデカため息)」「実家暮らし確定で草ですねェ」
「大学生?親に買ってもらった?妙だな?」と嗜めないといけない。
そのため、可も不可も無いシンプルファッションを好む。
9.髪型にもあまり凝ってはいけない
解説:パーマをかけたり髪を染めるなんて論外。
当然「大学デビュー乙ww」「髪型、顔から浮いてて草」
「セットに2時間かけてきた?笑笑」しないといけない。
ファッション同様、お金と時間をかけすぎないことが大事。
1000円カットでも変わらない、美容師なんて所詮雰囲気。という心意気を重視。
ただし、美容院行ったことない人たちのことを社会性のない奴らだと嘲笑しないといけないためヒソヒソとホットペッパービューティーで3000円くらいの美容院を探す。
10.「変わってるね」と言われると嬉しい、のジレンマ
解説:実際、冷笑系は小さい頃からそう言われてきた人が多数ではないだろうか。
幼少期からの刷り込みで「俺は周囲とはどうやら違うらしい」という自己認識が
生み出され、それが成長の過程で「人と違うのに何も達成していない」という焦燥感へと転じることになる。その時に努力や、自分探しに向かえば良いのだが
冷笑という安易なルートを踏むのが冷笑系なのである。
今でも「変わってるね」の一言は何だかんだ嬉しいのだが、本当にそれでいいのだろうか?
インターネット編
11.ポリコレを嫌う
解説:保守的な思想を持っているからではなく「ポリコレって結局は資本主義の先鋭がもたらしたものなんだよね。ロックミュージックという反体制が最終的に商業主義に引き込まれたのと同じだよ」みたいなスタンスのもとで嫌っている。
要するに、意識高い系の活動は全て有識者ぶって否定したいのである。
12.やらない善よりやる偽善
解説:寄付したり、ボランティアに参加したりする奴らを見ると
自己満のための偽善に過ぎないこと確認しておきたいんだ。
そんな事を言うと、鋼の錬金術師の「やらない善よりやる偽善」の画像を貼り付けてくる奴らが多数出現するが、それは冷笑系の思うツボである。
真面目くん達の一致団結したユーモアセンスの無さにも俺たちは、やれやれしている。
12.ノンポリを気どり、選挙には懐疑的
解説:解説不要。王道オブ王道。
ただし、近年の傾向の変化には注意。
投票に行く人間を「必死じゃんwww」することへの風向きは年々、強まっている。
そこで冷笑系が新たに目をつけたのが、若者が投票済証明書を「選挙行ってきた」のコメントと共にインスタにあげる文化だ。
この文化のおかげで「自己顕示欲のための投票ってのもねぇ」と投票に行く奴らをスムーズに嘲笑することが可能になった。
従来までは冷笑するためには選挙に行かないという行動を取ることが肝要であったが、現在では「選挙に行くけど証明書を受け取らない(自己顕示欲の薄めな)僕・私」というスタンスが冷笑系の新潮流と言えるかもしれない。
13.冷笑系であることを自虐
解説:近年よく見られる傾向。冷笑系が一つのジャンルになってしまったことにより、生存戦略として自分が冷笑系ということを自虐ネタに
使うことが流行している。
これによって冷笑系というジャンルすらメタ的に冷笑することに成功した。
14.SNSに写真は載せない
解説:何をどう足掻いても、写真と承認欲求を切り離して考えることができない。
インスタのために食事の写真を撮る行為には呆れないといけないし、
花火大会で動画を撮る人には、写真じゃなくて今起きてる現象に感動しなよ、と伝えなきゃだし、インスタのストーリーにラーメンの写真を載せ続ける男は全員話がつまらないと思っている。
結論、そもそも写真なんて一枚も持ってない。
15.ディズニーランドとの距離感ムズい
解説:ディズニーランドに頻繁に行く人間は当然見下すのに値するのだが
かと言って、ディズニーランドそのものを否定する陰キャのステレオタイプにもハマりたくはない。ロジャーラビットのカートゥンスピンが一番好きなんだよねみたいな"浅い”尖りもダサい。
やれやれ「ビッグ・サンダー・マウンテンって乗っても全然怖くないよね。スポンサーに第一生命ついてるから事故るわけ無いしww」くらいで抑えておいてやるか。
その他の項目
16.メインカルチャーも嫌い、サブカルも嫌い
解説:メインカルチャーは、流行に流されているみたいでダサいし
サブカルチャーは斜に構えている感じでダサい。
ただ目の前に出されたものを純粋な気持ちで楽しむことなんて
とてもじゃ無いけど冷笑系にはできない。
冷笑における相対主義の弊害はかなり根強いのだ。
17.若者言葉、楽しんでますよーっと
解説:「ぴえん」「ぱおん」「マジ卍」「厳しさの中にある」
などの若者言葉を馬鹿馬鹿しいと一蹴しておいた上で
一周回って若者言葉にも順応しているというスタンスを取る。
馬鹿らしさの強調のために、時折あえて一昔前の流行語を使ってみたりもする。
この手の細やかなムーブは一般人には伝わりにくい。
18.将来の夢?公務員ですけど何か?
解説:小さい頃の夢と言えば、サッカー選手、パティシエ、今時ならYouTuber
辺りが相場と言ったところだろうか。
揃いも揃って叶いもしない夢ばかり語って、現実見たらどうだい?
で、俺は公務員に決めたけど、お前は?
19.やれやれ系主人公へのお気持ち表明
解説:同族嫌悪というか、やれやれ系の主人公を見ると共感性羞恥を感じたりする。とは言え結局のところ、やれやれ系の主人公の「やれやれ」は自らの能力に対する揺るぎない自信が根底にあるところから出発しているので、我々のような自らの自信の無さからの逃避では無い点に共感ができない。
全体の総括
お分かりいただけた通り、冷笑系は自らが何らかのジャンルにレッテル貼りされることを嫌う気がしている。なんだか脱構築みたいだね。
ここまで読んでいただき、ありがたき幸せです。
読んでくださった方々の中にも、あるある知ってるよって方いらしたら
ぜひ教えてください。
今後もあるあるネタみたいなの思いつき次第、投稿しようと思うのでよろしくどうぞ。次はサブカル系のあるある偏見とかやろうかな。



コメント
2「なんだか脱構築みたいだね」←ここ怖すぎて笑った(←冷笑系あるあるの文体)
こうして見ると冷笑系ってとても受動的なんですね。
冷笑系あるある…「自分が冷笑されるのはめちゃくちゃ嫌」とか?