トイレで見つかったのは「下着を口に詰め込まれた」小2女児の遺体…【学校のトイレを「男女別々」に変えた】ある殺人事件(昭和29年の事件)
かつて日本の学校のトイレは「男女共用」で誰でも出入り可能だった。そんな無防備な環境下の昭和29年の東京で、小2女児がトイレで暴行・殺害される凄惨な事件が起きる。学校の安全対策を根本から変えた惨劇とは。鉄人社の文庫新刊『 戦後まもない日本で起きた30の怖い事件 』よりお届けする。(全2回の1回目/ 続きを読む ) 【写真】この記事の写真を見る(2枚) ◆◆◆
学校のトイレはなぜ「男女別々」なのか?
学校のトイレが男女別々であることは言うまでもない。が、実は昭和20年代後半まで日本の学校のトイレは男女共用で、特に小学校は公衆トイレの役割を担い、誰でも出入り可能だった。そんな社会の仕組みを背景に1954年(昭和29年)、東京で惨劇が起きた。
消えた7歳児童
1954年4月19日午前11時ごろ、文京区本郷の区立元町小学校の2年A組で、2時限目の国語の授業が行われていた。3時限目との間には20分の休み時間があり、担任の女性教師は絵日記を書き上げた者から外に出て良いと生徒に告げる。それを聞いた細田鏡子ちゃん(当時7歳)は早々に日記を書き終わり、他の児童より先に校庭へ出る。 まもなくクラスメイトたちも姿を現し一緒に遊んでいたところ、鏡子ちゃんが「お便所に行ってくるわ」と言い校舎に戻った。 3時限目は理科の授業だった。しかし、なぜか鏡子ちゃんの姿がない。
変わり果てた姿の彼女が⋯
教師はさほど気に留めなかった。というのも、鏡子ちゃんの自宅は学校のすぐ目の前。忘れ物でも取りに行ったのだろうと考えていたそうだ。が、それから2時間が経過しても鏡子ちゃんは姿を現さない。さすがにおかしいと、教職員と生徒が総出で彼女を探し回る。このとき、偶然にも学校の前を通りかかった鏡子ちゃんの母親も騒ぎを聞きつけ捜索に加わった。 そして、校舎へ入ってすぐの正面ホール横にあるトイレの中で、1つだけ閉まり切ったままの個室が発見される。その個室はすりガラス窓越しに内部を確認できるようになっていて、覗き込んでみると鏡子ちゃんが着ていた赤いカーディガンが確認できた。 外から呼びかけても返事はない。教師が内側から施錠されていた鍵を壊し戸を開けると、そこに変わり果てた鏡子ちゃんの姿があった。無残にも何者かに暴行された挙げ句、首を絞められて殺され、その口に本人が着用していた下着が詰め込まれていたのだ。 亡くなった娘を見た母親は半狂乱、いたずらされた痕跡も⋯7歳児童をトイレで殺害した【犯人の正体】(昭和29年の事件) へ続く
鉄人ノンフィクション編集部/Webオリジナル(外部転載)
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