生成AIサービス開発の18ヶ月間をふりかえる
こんにちは!AIキャラ・イラスト生成サービス「Akuma.ai」を開発している福山です。
Akumaは2023年2月に、オンラインで誰でも簡単にキャラクターAIが作れるサービスとしてスタートしました。気づけばもう老舗サービスですね…。
ちょうど新名称「Anirole」への変更を発表したこともあり、一つの区切りとして、サービス開始からの18か月をふりかえります。
目次
AIリリースが追い風だった18か月
GPU代が高い!
モデルとの付き合い方
プロンプトを書かせるな
Akuma.aiのこれまで
2023年2月、Akumaは誰でも簡単にAIキャラクターが作れるサービスとしてリリースされました。
誰でもキャラクターAIが作れるサービスを開発しました。
— Anirole - AIロールプレイ (@anirole_jp) February 26, 2023
属性・声などをテキスト入力するだけで、誰もが簡単にオリジナルのキャラAIを生成できます。#AIart #AIVtuber #AItuber pic.twitter.com/6hQCAV1HmZ
AIキャラ設定はもちろん、好きなキャラ画像をアップロードするだけで、2Dアニメーション付きのキャラが作れました。ChatGPT誕生から3か月というタイミングで、想像以上の反響をいただきました。
当時のLLMのクオリティはまだまだでした。まずは画像からと。キャラクターを中心としたコンテンツ作りで最も満足度の高かった画像生成からフォーカスすることになります。
Akumaが生まれ変わりました🦑
— Anirole - AIロールプレイ (@anirole_jp) June 12, 2024
完全リニューアルした姿で、「簡単・すぐに思い通りの画像が生成できる」を実現していきます! pic.twitter.com/hcZMXgwQEw
その後は「思い通りのイラストが簡単に生成できる」ことをコアバリューに、様々なAI機能をリリースし画像生成サービスとしての認知を広めていきます。
リアルタイム生成という新しい生成体験。
0.1秒のリアルタイム生成🎨 pic.twitter.com/MhfosamL4w
— Anirole - AIロールプレイ (@anirole_jp) December 13, 2023
誰でも簡単に、キャラやスタイルを学習したAIを作れる機能。
誰でも簡単に、キャラクターやスタイルを学習したAIを作れるようになりました。
— Anirole - AIロールプレイ (@anirole_jp) September 4, 2024
画像を複数枚用意するだけ。
色々なシチュエーションの画像を一貫して生成することができます。 pic.twitter.com/ehP6bUf3MZ
画像生成だけでなく、対話型AIロールプレイでキャラとの物語を紡ぐ機能。
誰でも簡単に、AIビジュアルノベルが作れるようになりました。
— Anirole - AIロールプレイ (@anirole_jp) April 22, 2025
🌸キャラ設定するだけ・全キャラ対応
🌸会話が進むたびにシーン画像を自動生成
🌸完全自由な展開を楽しめるノベルゲーム pic.twitter.com/EdixSNbKiy
ふりかえり
AIリリースが追い風だった18か月
2023年から約1年半は、AIサービスなら何を出しても話題になれる時期でした。毎週のように新しいAIニュースがあり、そのAIニュースで更にタイムラインが盛り上がるお祭り状態。
特に影響力のなかった自分たちがここまで成長できたのも、このいっときの盛り上がりのおかげです。
界隈でよく「AI驚き屋」という言葉を聞きますが、自分たちは「AI頑張り屋」として、ひたすら面白いリリースを毎週することを心がけていました。
今似たようなサービスをリリースをしても、当時ほどの反応は得られません。AIへの期待値も上がり、訪れてくれたユーザーを満足させるハードルも上がっているように思います。
GPU代が高い!
GPU代が売上を上回る時期がしばらく続きました。
ユーザーが増えてから多少改善はしましたが、今でも負担は大きいです。
(一般的なインターネットサービスならサーバー費は売上の5%前後のイメージですが、それを大きく超えます)
ちなみに外部APIモデル(FLUXやgpt-image-1など)はさらに原価が高く、利益は多分ないです。海外のクラウド・モデルプロバイダーへの送金マシンになってしまいます。
モデルとの付き合い方
当初は「画像生成は好みが人それぞれ」「小さいモデルが多数共存するロングテールになる」と考えていました。実際、Stable Diffusionをベースにしたモデルは今も多数存在し、Akumaも「どんなモデルでもクラウド上で使える」を売りにしていました。
しかし、多様なモデルを扱いつつ、ユーザー体験をシンプルに保つのは難題です。
それぞれモデルアーキテクチャや必要なGPU要件、設定項目が異なり、その上にLoRAやAdapterという存在もあったりする。結果的に仕様はぐちゃぐちゃになります。
正直、作りたい画風や構図のためにモデルをいちいち切り替えるような体験はどうしても嫌でした。これが数年後の当たり前になるとは思えなくなりました。
結局MidjourneyやChatGPTのように「1つの大きなモデルがありとあらゆる画風を作れる」方が体験としては優勝していると感じます。
プロンプトを書かせるな
「プロンプトを入力してください」というだけのUI/UXをAI1.0型と呼んでいます。Akuma.aiもその王道パターンでした。
しかし、ユーザーの行動を18ヶ月観察してきましたが、正直「失敗し続けている」ように見えました。生成画像のクオリティがなかなか上がらず、プロンプトの書き方をユーザーに習得してもらうことはできないと判断しています。
じゃあプロンプト不要のボタンポチポチUXが正解かというと、それも違う気がします。生成AIのよさは「ジェネラルさ」にあります。それを失わずに、曖昧な指示を拡張してくれる体験が理想です。
いずれにせよ、「ユーザーは絶対に間違っていない」ので、課題はアプリケーション側にあります。コンテンツ生成のユーザー体験はソフトウェアによってまだまだよくできると思っています。
Akuma.aiのこれから
Akumaは「Anirole」に名前を変えます。
新名称「Anirole」は「Ani(アニメ)」と「Role(ロールプレイ)」を組み合わせた言葉です。
AIキャラ・イラスト生成にとどまらず、「対話型AIロールプレイのキャラやストーリーを創作・共有しあえるサービス」へ。キャラクターとの物語を中心に、多彩なコンテンツが生まれていく。そんな新しい体験に挑戦していきます。
これからも、Anirole(旧Akuma)を応援よろしくお願いします!
コアメンバー大募集中!
AIロールプレイアプリ「Anirole」を共に創り上げていくコアメンバーを大募集中です!AI二次元エンタメで世界をリードするプロダクトを作りませんか?
モバイルエンジニア、フルスタックエンジニア
マーケティング・コミュニティ担当【女性歓迎】


コメント