New York Times記事の件でいち早く日本の国際政治学者の方々が、「ロシアのスパイを摘発せよ!」の雄たけびを上げているようだが、ロシアの兵器に日本製部品等が使われていることは、以前からよく知られている。私が2023年春にキーウに最初に行った時から取材して、その様子はSNSにもあげたような記憶があるけど。たとえば、ウクライナ国防省情報総局(GUR)のデータベース
war-sanctions.gur.gov.ua/en/components では、回収・解析されたロシアおよび同盟国の兵器に含まれる外国製部品を、製造国、メーカー、型番、搭載兵器ごとに検索できるので、簡単に使用されている日本製部品がわかる(Foreign components in weapons⇒Manufacturer’s headquarters country⇒Japan)。Renesas ElectronicsROHM SemiconductorFujitsuEpsonCanonFutabaHirose ElectricIcomElnaHitachi Semiconductor部品の型番、刻印、写真、搭載されていたミサイルや無人機も確認できる。多くは汎用品・デュアルユース品で、正規代理店、中古市場、第三国、完成品への組込みを経てロシアに入ったと思われる。「Instruments of War」データベースでは、ロシアの軍需工場で使用されている外国製工作機械・製造装置を掲載している。日本企業・ブランドとしては、FANUCDMG Mori SeikiSodickMakinoOkumaCitizen MachineryMatsuura MachineryNakamura-TomeKeyenceJTEKTMitsubishiNippon Avionicsなど。Japan Times/New York Timesの記事が提示した「日本製品がロシア兵器に使われている」という現象は、新しい発見とは言えない。記事の新規性は、日本で調達活動にあたっているのが、ロシアの情報機関の職員ではないか、という点にあるようだが、仮にそうであっても、そのこと自体が「スパイ」活動と呼べるのかは、よくわからない。
返信先: @ShinodaHideakiさん
先生!前から怪しいと思ってましたが先生はロシアのスパイですね!このポストのように、世界に名だたるインフルエンサーやブロガーがロシアのスパイを告発してます!先生がもしスパイでなければ「勝ち馬」に乗ったぜ「なめんなよ」と言うべきです!さもないと「ロシアの思う壺」です!口の利き方だな。